モーパッサンの小説ははじめて読んだけど、おもしろかった。

美貌はあるのに貧乏で、華やかな社交界にあこがれる婦人が主人公。

実直で働き者の旦那が、目の前で晩ご飯のフツーのシチューを喜んでくれてるのに、豪華な晩餐を夢見て不満がってるし、旦那が晩餐会の招待状を苦心してゲットしたのに「何を着ていけって言うの!」と逆ギレ。

こんないい旦那がいて感謝しろ、この心のブス!

と、はじめは毒づいていたのだが、晩餐会の帰りに起こった事件とその顛末を読んで、いくら心がブスだからってこんなオチはあんまりだ!と、一転してブスの味方に。

この割り切れなさが人生、、、