続いて呉天賞さんが、1933年に発表した短編。
これは台湾の鹿港という古い町の隅で、隠遁生活を送る、龍という男の話。
なんでそんな生活を送っているかというと、早くに両親をなくし、幼い頃に両親が決めた許婚を見捨てたので、家族や町の人に非難されて家にいられなくなったから、なのでした。
許婚を捨てたのは、「どうしても好きになれなかったから」BL棚決定!!
ところが龍、最終的に泣きつかれて結婚しちゃうんだよな、、、BL棚取り下げかー。
そしたら間もなく海に身を投げた龍。やっぱりBL棚決定!!

あー楽しい!あらゆる小説から、芥子粒ほどのBL要素をほじくり出すの、まじ楽しい!!

えーと、何しに台湾に来たんだっけ。


参考文献「日本統治期台湾文学集成 台湾純文学集1」星名宏修編・緑陰書房