図書館で児童本にハマってから、最近よく読む偕成社のシリーズ『世界のともだち』。
今度発売されたエジプト版を、常見藤代さんが担当されていました!
ニュースとして何かを取り上げるとき、いちばんあとまわしにされてしまう市井の人々のようすがいきいき描かれています。
私は旅に出ると、観光地ではなくその土地の市場や寺院を見にいくのが好き。このエジプト版も、そこをしっかりカバーしていてうれしい。あとは一般家庭や学校のなかのようすまでわかるのがこのシリーズのいいところ。
同じイスラム圏でもパキスタンなんかはクルターとか民族衣装率が高いイメージだけど、エジプトは年配の人も洋装が多いですね。男の子なんてスポンジボブのTシャツ着てるし(笑)。カイロから北へ80キロの農村にも、アメリカの文化が…。もっと民族衣装着て欲しいな。
しかし。読めば読むほど外国では、人間の最低単位が「家族」であるということがよくわかります。東京みたいに人口の半分が単身世帯なんていう場所のほうがレアなのかも。私がエジプトに行って「隠居してまーす」なんつったら国民的に説教されそうです。
エジプト アフマド 毎日がもりだくさん! (世界のともだち) 1,944円Amazon