谷川俊太郎さんと宮藤官九郎さんと箭内道彦さんの鼎談本。

生きる伝説みたいな人になると、もう「会いたい」というより「目撃したい」くらいの感じだ。私も生の谷川俊太郎さんを、いちど目撃してみたい。会ってもたぶん何話していいのかわかんないだろうから、目撃ぐらいがいい。喫茶店の隣の席とかで、ずーっと会話を小耳にはさみ続けたい。

「人間は矛盾してなきゃおかしいと思ってます」というところがよかった。ここ最近の私の自己矛盾=表に出るの嫌いなのにたまに表に出る仕事をしている。ま、とりあえずこのままでいっか、と読みながら一息つけました。

巻末の『みみをすます』という詩も好き。