ひるがえって渋谷駅の反対方面へ。

宮益坂下にも、わたしがときどき訪れる羽當(はとう)というスッテキな喫茶店があります。ここは店自体が美術館みたい。インテリアがクリムトとかの、世紀末芸術を思わせるあやしさと重厚感でして。

お値段がそれなりにするので、贅沢する余裕のあるときしか行けないけど、差し引いてあまりあるストーリーのあるお店です。カップが一つずつ違っていて、お客さんの雰囲気に合わせて選んでくれているみたい。この日の私には、アールデコみたいな無機質でシンプルな白黒のカップ。以前和服で行ったときは、和服の色に合わせてくれたような紺色のカニさんカップでした。


●茶亭 羽當


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●隠居生活の本出てます