どっさり降り積もった雪の除雪仕事で汗をかきました。

昨年は、除雪用のスコップの必要がない程の雪でしたので、久しぶりに何もかも真っ白に染まった雪景色にうっとり。少しずつ融けた屋根の雪が真冬日の外気温で凍り、軒で光る大きな氷柱も見事です。もちろん、雪が止み除雪の必要がない時に暖かい部屋から眺める雪景色に限りますが、歩外へ出ると膝まで積もった雪に足を取られ、雪だるま状態の車の雪を下ろしエンジンを掛けて凍ったフロントガラスの雪を融かし、除雪車(ショベルカー)の残していった雪の壁を崩し、ようやく出かけることができます。っとり“は束の間です。

北陸の冬の晴天はとっても貴重で10日に1回位しかお日様に会うことができません。

スタッフそしてパートの方も太平洋側育ちが多いので、晴天の朝の挨拶は「気持ちいいねえ」ですが、そんな日は放射冷却で雪の上を沈まず歩けるほどバリッバリッに凍っています。

どんなに慌てても小走り厳禁です。 そんな朝、外付けの階段をそろりそろりと降りていた雪国育ちのアルバイトのHちゃんがドンドンドンドン… 目撃した私は、彼女に怪我のないことを確かめた後、頭を打つこともなく上手にしりもちをつく様におしりだけで滑り落ちた反射神経の良さに「お見事!」と拍手。一歩間違えば骨折、入院…もあり得ますものね。本当に良かったです。

雪は今、その後の雨や風そしてお日様のお陰で田んぼや道路脇に残るだけになっています。

 

雑菌の動きが弱いこの寒い時期にお味噌を手作りしよう。と予約を頂いていた有機大豆を次々と引き取りに来られます。個人の方以外に、子供たちの育つ環境を街中の幼稚園や保育所でなく、山や川、原っぱという自然の中でという方針の無認可の幼稚園、保育園からのご注文もありました。 いつも食べている物の製造工程を知り経験する事で、若いお母さんや子供たちが 本物の食物のおいしさ”に興味を持って下さることでしょう。

軟らかく煮た大豆をつぶし、麹と塩を混ぜたり捏ねたりまとめたりと子供たちにとっては泥団子遊びをしている様な楽しい時間になるでしょうね。美味しいお味噌にな~れ♡

 

お味噌づくりで、大失敗を経験したスタッフの話です。

私たちは、納豆を週に2回製造しています。納豆菌は80℃でも死滅せず他のどんな発酵菌より強力な菌です。味噌蔵、酒蔵、醤油蔵など発酵食品を製造する所への持ち込み厳禁!という事は知っていたのですが、寒の時期に仕込んだお味噌を、8,9ヶ月経ったのでそろそろだと楽しみに樽を開けて、お味噌汁を作って見ると ??? ほんのり納豆の匂いが…します。仕込んだ日は忘れたらしいけど、もしかしたら納豆製造した日だったかな? これから仕込まれる方はご注意くださいね。と言っても納豆を作っている人はいないですね。

 

伊豆の友人から、「梅の花の香りが漂っていますよ」と春の便りが届きました。

私たちは、もう少しの間 春の計画を立てながら冬“を楽しみます。   

みうらよしこ