小原営農センター
  • 12May
  • 03Apr
  • 14Mar
  • 13Mar
    • 百姓便り 2021年 2月

      35年ぶりの大雪での大混乱で注目を浴びた新年10日目富山でのコロナ新規感染者報道も影が薄れるくらいの大騒ぎでした。たかが100cmほどの積雪で‥‥と豪雪地帯の方に笑われそうですが、短時間での降雪の多さに除雪作業が間に合わず、道路の雪を流水で消す融雪装置も凍結し役立たず。街中の路地ではでこぼこの雪でスタックした車が立ち往生し、いつもなら30分足らずで帰宅できるのに2時間、もう少し先へ帰る人は5時間かかり、帰宅が午前様の友人も。完全にマヒした交通網で関西、関東に集荷予定の有機百姓納豆は大量に手元に残り、冷凍しておいてスタッフで食べようかという話も出ていました。出荷が断たれているということは、富山へ向かう商品配送のトラックも入れない状況で、陸の孤島のようになった富山のスーパーマーケットの商品棚は空っぽになり、こんな時に威力を見せるのが地元の製造者さんたちです。大手の食パンは品切れが続いていたので、地元の焼きたてパンのお店は焼いても焼いてもすぐに売り切れだったようです。私たちの百姓とうふや納豆も、いつもの方たちだけでなく初めて手に取って下さった方々にたくさん味わっていただけた機会になった大雪騒動でした。通常に戻るのに1週間程かかり、通学路の除雪が間に合わず臨時休校になった子供たちは、ふかふかの雪に飛び込んだり、除雪機が作っていった雪の山でそり遊び、穴を掘ってかまくらを作ったり、大きな雪玉を転がし雪だるま作り 最近はアナと雪の女王のオラフも登場しています。‟雪って楽しいんだよ!”と 雪を満喫していました。大雪に覆われた田畑は、気温が下がっている早朝は、スパンコールを散りばめたように凍った雪が朝日に照らされキラキラ輝いています。その雪を用水の水を引き入れ融かしながら身も凍る蓮田で貼るカイロを味方にレンコンの収穫をしています。 野菜たちは寒い時期でんぷんを糖に変えて生きようと身を守るので、甘みを増します。それを横取りということになりますが、感謝して頂いています。お待たせしました。12月に仕込んだ沢庵もうまく発酵が進み仕上がりました。私たちのお米の糠、塩、洗双糖、知り合いの干し柿農家の柿の皮、北海道の昆布が私たちの有機栽培し天日干しの大根をおいしい沢庵に仕上げてくれました。早速、東京有楽町のアンテナショップでも販売開始です。コロナ禍での塞ぎがちな気分が、食卓でのコリコリパリパリでご飯も進み、少しでも紛れたら幸いです。みうら よしこ

    • 百姓便り 2021年 1月

      小原営農センター   百姓便り   2021. 新春今年も‥‥        おいしくな~れ と 土を肥し おいしくな~れ と たねを蒔きおいしくな~れ と 足音聞かせおいしくな~れ と もうひと手間かけてとびっきりの美味しさを 富山の風に誘われるように集まったスタッフ14名がお届けいたします。お米や大豆たちの、そしてそれらの生育を手助けする百姓たちの奮闘をお楽しみに。今年もお付き合いよろしくお願い致します。 小原 百姓一同

    • 百姓便り 2020年 11月

      立山連峰 少しずつ白く染まってきました。その手前には、きれいに紅葉し黄色や赤に染まっている山々が続いています。本来その山に住むツキノワグマたちが、人里で餌を探し始めているようで、毎日のように目撃情報が報道されています。奥山では熊だけでなくリスやネズミたちの貴重な栄養源になるブナの実は2年続きで凶作とか。ミズナラ、コナラ、栗、オニグルミは不作か並作らしいのですが、食べ物探しに苦労している様子がうかがえます。これも温暖化の影響?という事は“人の欲”からの人災?人身事故こそまだありませんが、先月 我が家の隣のお寺の愛想良しの犬が吠えて威嚇しながら子熊に近づき鼻先をひっかかれた事故に続き 一昨日、昨日と2日続けてご近所の平飼い養鶏の鶏舎に進入、頑丈な戸を壊して入り、ニワトリ20、30羽を襲った! 今、入って来たばかりの情報なので詳細は分かりませんが、ニワトリを食べた? 小熊が追いかけて遊んだ? 米ぬかやトウモロコシの混ざったパサパサの餌を食べに入った? どちらも好んで食べるものではないでしょうに、やはり飢餓状態に陥っているのでしょうか。厄介ですが、どうにか生き延びてほしいものです。“熊撃ち”という熊の肝臓や掌、肉を売って生業にしていた猟師さんたちが少なくなり、人の気配=火薬=死 ということを親熊から教わらず育った熊たちが木の実の不作年に住みかを広げているのでしょうか。人はもちろん犬をも怖がらなくなった熊はちょっと厄介です。 顔をパンパンに腫らしていたお寺の愛想良しの犬は顔の傷跡も薄くなり元気に走り回っています。畑では、キャベツの収穫が始まりました。柔らかくて甘いと好評の“初秋”種まきから60日で収穫できる早生種で、今年も直売所の人気者です。大豆の収穫も終盤、いい出来とは言えない今年の大豆ですが、もうひと踏ん張り。今日は、突然の雨で撤収です。お米と違って この先の選別作業が長く続きます。虫食い、腐り、未熟の大豆を振り落としピカピカコロコロの豆たちが貯蔵庫に入るのは11月末です。その頃になると、お待ちかねの有機レンコンの収穫・・・天ぷら!楽しみです。11月は野良仕事から、屋内の加工仕事に移り変わる時期です。たくあん用の大根も日に日に背丈を伸ばしています。農閑期だけの有機百姓もちも搗き始めました。パッケージの変更をし、おしゃれなデザインに様変わり。 今までの8個入りから個包装6個入りになり数は減りましたが 冷蔵保存90日から 常温保存120日と保存には便利になりました。でも・・・便利になると、必ずついて来るゴミ問題。 プラとリサイクル紙と可燃ごみの3つのゴミ箱へ分別お願いします。                     みうらよしこ

  • 01Sep
    • 百姓便り 2020年9月

      コロナ禍‼ 酷暑‼ 息苦しい‼ 生き苦しい‼ 毎日です。外気温35℃にもなろうとする日差しの中での農作業で小麦色を通り越して茶色に日焼けした農作業組。一瞬で汗に流される日焼け止めは役立たずです。加工組は、お豆腐加工場の中の すり潰した大豆を煮る釜の蒸気とあげを揚げる油の熱で頭の先から足の先まで汗が流れずぶ濡れ状態。怖いもの見たさで油の槽の横に置いてみた温度計はぐんぐん上がり・・・42℃‼‼ 納豆製造の発酵温度は40℃ですので、わざわざ電気を使って納豆室を加温する必要ないかもね。なんて冗談言いながら、水分補給して塩飴を口に入れ再び煮釜と油の前へ。私たちの有機米、有機大豆や 暑い中でも食が進むと、冷たいお豆腐をたくさん求めて下さる方々に感謝しながら気持ちのいい汗を流しています。ウイルス感染防止ための不織布マスクは濡れると、鼻にペタッと張り付き息が通らないのでご注意下さい。少しずつ季節は移り替わろうとしています。日中の暑苦しいアブラゼミの声に変わりツクツクボウシも鳴き始め、夜の草むらでは鈴虫やコオロギが涼しげにお相手探しの演奏会でしょうか。田んぼの稲穂も、日に日に黄金色へと色を変え、充実した穂先を重そうに垂らし種の保存のために子供たち(たね)を地面に落とそうとしています。本来のお米たちの生き様に反して、土に落ちる前にごっそりと頂いてしまう人間の身勝手な振る舞いは、収穫した籾は次の春に土に下ろしますから許して下さい。稲刈りの依頼を受けたご近所の早生種てんたかくの刈り取りを終え、5日からいよいよ私たちの有機米コシヒカリの稲刈りが始まります。コンバインの整備も進んでいます。いつものように、葉っぱや稲穂が枯れてしまう“いもち病”に感染してしまったり、除草抑草がうまくいかなかった田んぼもありますが、まずまずの収穫量を見込めそうです。暑さが過ぎる頃 振り出す秋の長雨や台風など、この先の天候に恵まれますように願っています。                                            みうらよしこ

  • 01Aug
    • 百姓便り 2020年 8月

      暑中、そして新型コロナでの様々な自粛による暮らしにくさ お見舞い申し上げます。ようやく、青空が顔を出し、少しだけ気分が上がってきましたが、大豆にもお米にも、日照不足と湿気のせいで病気が見られます。心配は尽きません。有機黒豆の枝豆の収穫、出荷がピークです。天候不順でいつものおいしさをお届けできるかと心配しましたが、口に運ぶ手が止まらないのでひと安心です。夜の間に たっぷりと美味しさを蓄えた枝豆を早朝に収穫、枝から外し選別、小袋に詰め入れて地元の直売所やスーパーへ運びます。県外へは 関西、関東でオーガニック商品の宅配を展開してくださっている、ビオ・マーケットさんへ冷蔵便で向かいます。私たちの有機黒豆の枝豆を食卓へ迎えて下さった時は、いち早く、お塩を振りかけて蒸して美味しさが落ちないうちに召し上がって下さいね。食べ残ったのは冷蔵庫で冷やしておくと翌日でも美味しくいただけますよ。枝豆の作業をしている倉庫の屋根に、お猿の群れがやって来ました。お隣の無花果が狙われ飛び降りています。年々、群れの数が増え大勢の可愛い子ザルたちの遊ぶ様子は保育園の様です。親猿たちは子育ての為、容易く食べ物が手に入る畑を狙って引き連れてやって来ます。 人も驚く程の音がするエアーガンの威嚇にも、慣れてしまったのか効果なしです。私たちの畑はまだ無事ですが、お猿たちとの知恵比べのように、ご近所の自給用の畑はネットで囲われ、その中で野菜を育てていらっしゃいますが、四方と上部を囲い、人も入り辛い頑丈な柵以外は、お猿に軍配が上がっています。美味しいトマトやきゅうりだけでなく、辛いネギまでも抜いてかじっていくと頭を抱えていらっしゃいます。命がけで群れを守ろうとしているお猿に罪はないのですが 毎日、昼間の花火が打ち上がっています。お猿たちに見られていたかも・・・足をひきずりながら「ふたを開けっぱなしにしたのは誰じゃ!」と、田んぼの見回りから帰ってきた大御所百姓。 田んぼの排水の溜め枡の蓋が開いていて深さ150cm下へスポッと落ち、這い上がって来たとのこと。軽い打撲と筋ちがいで済んだものの、これは「労災か?」に、いや 「穴に気付かなかった 老災!(笑)」と突っ込まれ、ぶつけた膝にサポーターをして、出穂間近の田んぼへと再び向かって行きました。長い梅雨、明けるのはもう少し先の様です。こんな不順な天候の中、懸命に実ろうとしている有機米や有機大豆たちに見習い、様々な災いを乗り超えましょう。  くれぐれもご自愛ください。                                                      みうらよしこ

  • 01Jul
    • 百姓便り 2020年 7月

      6月15日 予定通り 約39ha 有機栽培認証済みの田んぼ全ての田植えを終えました。その後を追って抑草の為の、除草機も30日に終了。ご飯で頂くうるち米のコシヒカリ(中生品種)26ha 日本晴(晩生品種)2.8haもち米は、カグラモチ5.7ha 新大正糯3ha 酒米は、富の香0.4ha 黒米は、0.8ha 日毎、大きく育っています。先日、青田まわりを行いました。稲作初心者の管理する田んぼでは、葉っぱの色の悪さに稲作20年以上の先輩百姓が気付き、泥に中にすき込んだ緑肥が発酵してガスが沸いているため根が苦しんでいると、排水をしてのガス抜きの指示が出ました。その稲株を抜いてみるとやはり根の生育が悪かったそうです。担当者は生育が追い付いてくれるか心配そうに毎日足を運んでいます。この後稲刈りまでは、水の管理と稲の草色や分株を見ながらの追肥やスムーズな入水排水の為の溝切り作業になり、アオサギがゆっくり歩きおたまじゃくしを狙う静かな田んぼに戻ります。アオサギは稲を踏みつけるので歓迎はしないのですが大豆16haの種まきに手を焼いています。契約栽培分と、自家加工の豆腐製造と大粒納豆で使う“エンレイ”。小粒納豆で使う小つぶで可愛い“コスズ”。契約栽培分として出荷する“里のほほえみ”黒大豆は、夏の人気商品の黒豆枝豆用、冬のお餅に搗きこむ黒豆、そして青大豆は、直売所で人気の“さといらず”次々と播いていくのですが、土砂降りの雨に叩かれ発芽率が悪く蒔き直しを余儀なくされた畑があり四苦八苦しています。土砂降り雨に叩かれず上手く発芽した黒豆枝豆は順調に大きく育って7月中旬過ぎからの収穫を待つ常連さんからの問い合わせも入り始めています。今年のその他の作付けは、野菜2.4ha そば1.7ha 緑肥 2.7haシャクヤク 0.4ha その他(よもぎ餅用のよもぎ畑)0.4ha 合計約62haの有機栽培の圃場が活気づいています。シャクヤク、ようやく初収穫を迎えます。植え付けから4年間植えっぱなしで太く肥えた根を秋に掘り取ります。富山県の事業で栽培農家を募っての栽培の為、漢方薬の原料として集められ県外の薬屋さんへと出荷されるようです。ちょっとかじってみたい気もしますが、苦いのでしょうね。みうらよしこ

  • 08Jun
    • 百姓便り 2020年6月

      気持ちのいい青空が広がり、厄介なウイルスさえいなければ行楽日和です。まだまだ気は抜けませんね。抜いたらダメですよ。私たちは、いつものように有機栽培の田んぼ39haの田植えを進めています。ようやく3分の2を終え、あと半月、6月15日のカグラモチで終わる予定です。植え付けた小さな苗が有機肥料を餌に微生物たちが作ってくれた美味しい土に根っこをしっかり下ろす田植えの1週間後から除草機の出番です。草抑えの為に株間の泥をかき混ぜながら走っています。今年は、稲作初心者が3人います。担当の田んぼの水の調整に四苦八苦しているようです。田んぼ1枚1枚の土の状態が違い、水持ちの良し悪し、入水減水のタイミングも量も違うので、まずは“田んぼを知る”事からですね。稲の成長や天候によって水の量を調整することは稲刈り前まで続くので初心者3人は首をかしげながら足を運ぶことでしょう。先輩たちの経験から身に付いた技をいっぱい盗んで健康で丈夫な稲作を楽しんでください。稲が求めているものを探り見つけ、実りのサポートが適確に出来た時お米は必ず美味しさを届けてくれるでしょう。秋が楽しみです。あ~あ、今年もどうやら気に入られたようです。新しい葉っぱを広げ始めた蓮根の田に毎日やって来る野カモのカップルがいます。最近は雄がひとりでいるのをよく見かけますので、メスは抱卵中でしょうか。レンコンの葉っぱが大きくなり隠れることが出来る位になった頃、ヒナたちを連れて来るのでしょう。小さなヒナたちが泳ぐ姿は微笑ましくかわいいのですが、困ったことにレンコンの葉を食べはしないのですが、羽づくろいをしたり、休む為の安全な場所(水のない場所)をレンコンの葉っぱを踏みつけて作ってしまうのです。その辺りのレンコンはやはり小さく冷たい水に入っての収穫の際にガッカリです。ウイルスの恐怖のない生き物たちの姿に、今までにない程の気持ちのいい自由を感じるのですが、別の居場を探してくれないかしら。あっ!鳥インフルエンザを運ぶのは野生の鴨でしたね。どこも健康に生きるのはたいへんな時代になってしまいました。生き物の命を脅かすのは環境汚染だと思っていたのに・・・・・・食べ物や生活スタイルの変化も影響しているような気がしますがいつもは、部屋の中でお豆腐や納豆など加工ばかりしているスタッフが農閑期のお餅づくりの為のよもぎを摘みに、神通川を見下ろす富山平野のはしっこの畑へ向かいました。見渡すところ周囲には人影は無いのでマスクを外しての深呼吸が気持ちいい高台です。肥料や除草など一切手をかけられていないのに、立派に育ってくれたよもぎの柔らかい新芽のおいしそうな事。刈られた茎からもしつこく根を生やす厄介な雑草ですがこの時期だけそう感じてしまいます。香り良く茹であげ冷凍保存完了。11月によもぎ餅で登場します。お楽しみに。みうらよしこ

  • 04May
    • 百姓便り 2020年 5月

      ♫屋根より高~い こいのぼり♬を久しく見てませんが、皆さんのご近所では泳いでいますか? 我が家にも わんぱく三兄弟がいますが、ガレージの中で洗濯物と一緒に揺れている様な小さなこいのぼりです。学校、幼稚園は休み、家の中だけでは有り余るパワーを発散できない様で毎日、網を振り回し モンシロチョウを追いかけています。今日は、裏山でたけのこ掘り。ランドセルを背負って登校できる日はいつになるやら。ワクチン、特効薬と次々開発され処方されることになるでしょうが、今までの“日常”は様変わりし、暮らし方、人との接し方など改めることになるのでしょうね。今年のお米の苗たちは・・・・元気な小さな芽が並んでいます。困ったことにその根元にある種もみを狙って夜な夜な荒らしにやって来るネズミとの知恵比べが今年も始まっています。冬が暖かかったせいでしょうか、我が家のネコたちも毎晩仕留めては持ち帰ってくる数がいつもより多いような。山から下りてくる畑荒らしの猿の群れの数も年々増加しています。天敵がいないせいか子ザルたちがいっぱいいます。ご近所の畑の春先に植えて芽を出したばかりのジャガイモを掘り起こし種芋をかじったり、やっと結球し始めた玉葱も餌食です。畑は簡単に食べ物を手に入れられる格好の場所となり、威嚇の花火などには知らん顔です。山から人がいなくなり、共存していた環境が崩れた事による弊害でしょう。納豆加工部屋では・・・免疫力アップとやらで、納豆がバカ売れ状態。全ての行程が手作業の小さな納豆屋さんですので発注に追い付かず、おばさん達はてんてこ舞いしています。以前、夏休みの自由研究で納豆を作ったという小学生を私たちの納豆製造の見学を受け入れたことがあります。自由研究では、煮豆に市販の納豆を混ぜ加温してどうにか納豆になったと聞きました。昔の作り方で、殺虫殺菌していない藁が手に入るのならそこに住んでいるらしい天然納豆菌で本格的な納豆づくりに挑戦してみて下さい。暇を持て余している子供たちといっしょに挑戦してみてはいかがですか。どちらも試したことが無いので詳細はネットで検索して下さいね。目に見えない納豆菌が作り出す美味しさで、目に見えないウイルスに勝てればいいのですが。 皆さん くれぐれもお気を付けください。秋にはご一緒に新米をほおばれることを楽しみに。まだ田植えもしていないのに気が早いですねみうらよしこ

  • 05Apr
    • 百姓便り 2020年 4月

      早々と咲き始めた桜の花が、なごり雪に震えています。人の少ない静かな田舎の田んぼに囲まれた所で生活していると、危機感は緩くなってしまいますが、様々な配信で飛び交う情報に息苦しさを感じ、どこに居るのかわからない厄介な奴らの襲来をひやひやしながら過ごしています。今年のお米の種まきの準備が始まり、田んぼにトラクターを入れようとしている今、厄介な奴たちに入って来られると、1回きりの育苗のタイミングが崩れ、実りの秋を迎えることはできるのでしょうか。悪い方に考えるのは止めましょう。マスクに手洗いうがい ですね。さて、何か楽しい事を探してみましょう。日が暮れた今、外に出ると常時水の溜まっている蓮根の田がとても賑やかです。ケロケロ コロコロ お相手探しの大合唱は かわいい緑のアマガエルでしょうか、それともある地域では絶滅危惧種として稀少なトノサマガエル?この辺りはまだたくさんいますよ。田んぼに産み付けられた卵が、オタマジャクシになりカエルになるまでの環境が整っている田んぼは、今の大型機械でのお米作りでは、難しい状況にあります。田植え準備の前に田んぼの水たまりに産み付けられた卵は肥料と一緒にトラクターで土の中に漉き込まれてしまいます。生き残る確率の多いタイミングは田植えと同時に産み付けられ、田んぼの水を抜いて泥の中のガス抜きや、大きなコンバインが埋まらないように泥を締める稲作管理をするまでの1ヶ月余りの間です。美味しいお米が届くまでには、様々な生き物の姿があり、人の都合で生き場を失いそうになりながら、その後も鳥や獣の餌食にならず冬眠も無事終え、子孫を残す為、声高々と鳴く数少ないカエルたちの合唱♬です。ついに厄介な奴が富山にも・・・県境にバリケードなんて無いのですからね。今まで以上に気を引き締めて マスクに手洗いうがい‼逞しいカエルたちと今年もお米作りが出来ますように願っています。みうらよしこ

  • 02Mar
    • 百姓便り 2020年 3月

      ふきのとうも蕾が伸び花が咲き、梅の花も満開うぐいすのさえずりが聞こえて来そうな陽気に 早くも“春”? なんておかしな気候の事を忘れてしまう程の事態になってしまっていますね。小学校は休校になり、行動範囲が狭くなった子供たちはどこで誰と遊ぶのでしょうか。家の中で一人、夕方まで留守番を余儀なくされる家庭も多い事でしょう。この辺りは山や川に囲まれ、外に出れば学校生活にはない事を経験することが出来る環境にあるのですが、見守る大人にその余裕があるでしょうか少し前までは、体の中に入って来た健康を害する菌と戦ってくれる良い菌まで無くしてしまう 除菌・抗菌製品を避けていた私ですが、命と引き換えにはできないと考え方を変えないといけないかもしれませんね。今年の種まきの準備が始まります。嫌な奴たちに忍び寄って来られると、今年のお米作りにも大きく影響がでそうな、息苦しいこの事態が一日も早く治まりますように願うばかりです。                       みうらよしこ

  • 16Feb
    • 百姓便り 2020年 2月

      “雪国だった富山”で暮らし始めて30年余り はじめて雪のない冬を過ごしています。出かける前に、車の屋根にどっさり積もった雪を下ろし、エンジンをかけ凍ったフロントガラスの雪を融かす必要もなく動きやすいのですが、気持ちよく晴れる日は少なく、毎日どんよりとした曇り空です。下がらない気温と日照不足で自然界のゆがみが気になります。冬眠できず山をうろつく子熊の目撃情報があったり、裏山で元気にさえずる小鳥や草むらで仕留めたネズミを我が家のボンボン(猫)が得意げに持ち帰ったり、真冬にあり得ない事が既に起こっています。暖かいお陰で、いつもより楽そうなのは寒さに弱い里芋の保管と、腰まで冷たい水に入り掘り取る蓮根の収穫作業。お陰様で育てている者の特権!とばかり毎日のように食卓に登場するホクホクの里芋と蓮根を飽きるほど、いいえ飽きることなく頂いています。先日ピザに入れ焼いてみた蓮根が好評でしたよ。お試しください。毎年、大根を干し始めた頃、早々からお問い合わせいただく“たくあん”が今年もいい塩梅に漬け上がりました。有機栽培した沢庵用品種の大根を天日で干し、自分たちのお米の米ヌカ、天塩、洗双糖、北海道産昆布、畑で育てた唐辛子、知り合いの干し柿加工業者から頂いた柿の皮だけで漬け込み、約1か月半で出来上がりです。うま~い沢庵にご飯が進みます。製造数が少ないので富山での販売が主なのですが、2月中頃には東京有楽町の富山県のアンテナショップ「いきいき富山館」にも並びますので、お近くの方は是非召し上がってみて下さい。食べすぎにご注意ですよ。有機米の年間ご予約分の変更を承っております。たくさんのご注文を頂き、現在“増量”を受け付けることは不可能なのですが、キャンセル待ちの方がいらっしゃるので、“減量”の変更のみ承っています。ご希望ございましたらお早めにお知らせください。百姓たちの休みが始まります。たくさんのご注文を頂き予定より早く農閑期のお餅屋仕事も終わります。という事で時間に少し余裕のあるこの時期から春までの間に、残っている有給休暇を順に取っていきます。一年間、野良を走り続けた百姓たちの長い休暇のお土産話が楽しみです。ウイルスが強くなってきたのか、環境汚染や食べ物の変化で人の免疫力が衰えてきたのか。迫って来そうな深刻な事態にどう対処したらいいのか良い案は出て来ませんが美味しものを食べ、良く動き、良く休み、笑って過ごしましょう。でしょうか・・・どうかお気を付けください。                      みうらよしこ

  • 29Dec
    • 百姓便り 2019 年末の画像

      百姓便り 2019 年末

      新しい年を迎える為のお鏡、のし餅作りがピークに入っています。早朝から、大きな杵の音を田んぼや野山に響かせ、自分たちで大切に育てた有機もち米(新大正糯)を搗きあげています。地元はもちろん、全国各地からたくさんのご注文を頂き、年末の5日間で1.5tの有機もち米を搗きあげ、お届け出来る事を感謝いたします。迎春用の蓮根やキャベツの年内の収穫も一旦停止 お正月休みに入ります。これらの有機野菜や有機米、有機大豆を育てている60h以上の田畑は、ほとんどお借りしている田畑です。年末には地主さんに借地料(小作料)をお支払いします。その数80名です。私たちが耕作する何十年も前、いえ何百年の昔からでしょう、田んぼとして畑として、人の命の糧を栽培し守り続けて下さったおかげで、こうして皆さんの食卓へ迎えていただける農産物、加工品を作り続けることが出来ています。先人たちに心より感謝申し上げます。そしてこの先私たちは、人が心身ともに健全に命を繋ぐことが出来る糧を生み出す田畑を次の人たちへ渡していくことになります。その為の様々な挑戦を続けていきます。今年1年ありがとうございました。 新しい年もよろしくお願い致します。小原営農センター 百姓一同          

  • 03Dec
    • 百姓便り 2019年 師走

      もう、おしまいー!?と、過ぎ去ろうとしている 令和元年毎日毎日 空のご機嫌を伺いながらの、野良仕事。 なかなか思うように晴れてくれず、降ってくれずの 気まぐれな天候にも拘らず、お米(約100t)お豆たち(約16t)野菜たちも、立派に美味しく育ってくれました。 ありがとう慢性人材不足に、ひとり何役も忙しく動き回っている百姓たちです。“百姓”字の如く、作物の栽培だけでなく、加工・接客・営業・経理等の事務仕事・大きな機械の整備や修理・・・できる事は何でもしますよ事務所の蛍光灯の交換・帰宅するとどっさり待っている家事、子育て・・・・・1つでも“姓”を増やし“百個の姓”に近づく事を生きがいに、人生を楽しむ人たちだと思っていますが、やっぱり手は2本しかありません。今年残りの31日間  この2本の手で農閑期の加工が始まっています。有機加工の認定を持つ百姓もち 杵つきで大きな音を里山に響かせ搗いています。迎春用の予約も受け付け始めました。日差しと風のおかげできれいに干しあがった大根を自分たちのお米の糠、塩、唐辛子、北海道の昆布等シンプルな材料で、香り歯応えのいい沢庵が漬け上がるのは、来年の2月です。鴨のひなたちが育ち巣立ったれんこん田は、いつもより1ヶ月も掘り取りが遅れています。レンコンたちが、柔らかい泥の中で静かに今日か明日かと待っている事でしょう。腰まで泥に入り2本の手で1本ずつ探りながらの収穫です。節が4つも連なった立派な蓮根が次々と掘り上がってくる時は、寒さも忘れるほどの嬉しさが込み上がってくることでしょう。  百姓の特権!掘りたてをお先にいただきます。やっぱり天ぷらですね。想像するだけで、お腹が鳴ります。ラジオの天気予報から「所により雪」「曇り時々雪」と 聞こえてくる時期になりました。そろそろ、スタッドレスタイヤが倉庫の2階から下りて来る事でしょう。交換担当のスタッフに「温かいコーヒーをご馳走するよ!」と、順番を待つトラックたちの間に私の車もこっそり並べたいです。食べるものがなくて気の毒な山の熊たちが、永眠でなく無事に“冬眠”できますようにと願って山を見上げています。あと一息、悔いのないように過ごしましょう。                                               みうらよしこ

  • 13Nov
    • 季節のお野菜の画像

      季節のお野菜

      富山県富山市で有機農業に取りくむ (有)小原営農センター のブログです。お米や大豆・旬の野菜の栽培と、それらを原料にしたとうふ・納豆・おもち・漬物の加工製造をしています。∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞今年の冬はあちこちで暖冬予報を聞きますが、雪は嫌いではないので少し寂しい気持ちです。人間は暖かくて嬉しい反面、野菜の生育具合は多少変わってくるかもしれません。スタッフの意向や、経営面から野菜の作付けがやや減少ぎみです。心待ちにしてくれていた方には申し訳ありません。今栽培しているものは大切に出荷していきますので、ぜひご賞味ください。最新の情報は twitter へ。Instagram 長らく更新できていませんが、あります。フォローしてくれると嬉しいです。富山市の直売所での販売がメインとなっています。こちら をご覧ください。∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞    おはらえいのう(有)小原営農センターもっと知りたい方は・・・ HP へどうぞ他の記事もどうぞ・・・ blogトップ

  • 02Nov
    • 百姓便り 2019年 11月

      大きな台風による洪水で被害に遭われ泥に埋まった家屋や、田畑、果樹園の様子を映し出される画面を心苦しく拝見していました。心よりお見舞い申し上げます。お米をお届けさせて頂いている方や、百姓仲間のご住所を、被害地区と照らし合わせ心配することしかできませんでしたが、ご無事でしょうか。こちらは、稲刈り真っ最中でしたが、今回も立山連峰に守られ大きな被害はなく、有機米の刈り取りを終わらせることが出来ました。コシヒカリから始まり、新大正糯米、晩生品種の日本晴、酒米と続き、黒米まで 今年も約100tの有機米を収穫することが出来ました。 ひと息つく間もなく大豆の刈り取りに突入!したものの、すっきり晴れた日が続かず、莢の乾き具合も思うように進まず、収穫後の大豆の乾燥にも四苦八苦しました。 お米は刈り取ってから2~3日で乾燥選別が終わり出荷体制に入れるのですが、大豆は乾燥機で貯蔵可能な水分まで乾かし、風選で混ざっている葉っぱやゴミを吹き飛ばしたり、色彩選別機で病気や未熟で着色した豆を弾き飛ばします。その後、粒の大きさごとに選別機にかけられ、めでたく選ばれたきれいな大豆は検査を受け、品質に問題がなければ、出荷となります。様々な選別の行程で弾き出されたくず大豆は、自家製肥料の原料になり田畑に戻ります。 これからの時期は、時間のかかる大豆の選別を続けながら、たくあん用大根の収穫と天日干し、甘い冬キャベツの収穫、たくさんの実りを届けてくれた田畑に有機肥料を撒き、鋤き込む土作りの毎日です。そして、お待たせしました。 農閑期だけの加工仕事、有機百姓もちのお餅屋さんも開店です。自分たちで大切に育てた有機新大正糯米を搗きあげます。一番人気の玄米もち等 8種類の杵つき餅の中の、富山のお餅で欠かせない“昆布もち”には 味、香りのいい北海道紋別産の昆布を搗きこんでいたのですが、今年は収穫量が少ないよう手に入れるのは困難という事です。これも、海水温の変化等、温暖化に関係あるのでしょうか。 という事で、入荷可能な北海道産の昆布を色々取寄せ、搗きたての昆布もちをみんなで試食しました。どれも甲乙つけがたい香りと味で、満腹です。結果、その中でも好評だった“厚葉釧路昆布”に決定しました。お楽しみに。暑い暑いと汗を流していたのに、ゆっくり冬が近づいて来ているのを感じる朝夕の気温に冬服の出番もすぐですね。山には冬眠する為の栄養源のどんぐりがない為、民家近くに下りてきて食べ物を探す熊の目撃情報は毎日です。昨日は早朝に遭遇、幸い命に別条はなかったようですが新聞配達の方が手を噛まれたという事です。近所の猟友会の方の話では山深く入ると豚コレラで命絶えたイノシシの死臭がするとか。自然災害、山や海の野生の動物たちの現状、難しい問題が山積みです。みうらよしこ

  • 29Oct
    • 百姓便り 2019年 10月

      夏の酷暑に耐え、実ってくれた新米を収穫することができました。そして、たくさんの方々の食卓へお届け出来る事を、求めて下さる方々と稲が育つ田んぼの肥えた土を作り上げてくれた無数の生き物たちに心より感謝し、ご一緒にいただけることを嬉しく思います。稲刈り終盤を迎えるこの時期、集まってくるのが“田んぼ”来年は、出来ないと後継ぐ家族のいないお年寄りからの依頼です。何十年も大切に手を入れ足を運びお米を育ててこられた田んぼです。有機栽培での稲作の技術も確立した今、受け継がせて頂きたいのはやまやまですが、お米作りをしたいという“人”が集まって来ません。炎天下や雨の中で育つ作物を同じ状況下でサポートしながらの汗だくな作業もありますが、それらは作物たちの成長と求めて下さっている方がいる証(販売数によって報われています。慣行栽培に比べ有機栽培の私たちの作物や百姓シリーズの有機加工食品の価格は高いのですが、これでないと!と求めて下さる方々に支えられ、やりがいを感じることが出来ています。自分たちが手掛けたものをお金を出して求めて下さるなんて、この上ない喜びです。自分たちが育てたお米や豆を使っての加工品を始める前は、自分が作ったものを食べてくれるのは家族だけ、時にはこれ好きじゃない…なんて子供は遠慮なく言いますよね。 それが今、私たちが作るお米や加工品がご指名を受け全国各地へ届けられ、沢山の方に食べて頂けていると思うとワクワクします。人の命を健康に維持し支えるための食べ物を育て届ける魅力ある生業と思うのですが・・・・・集まれ若者たち!今年は、熊の目撃情報が毎日のように届きます。熊が冬眠するための栄養源としてのどんぐりが凶作とは聞いていましたが、あまりに多すぎます。我が家には、まだ青い柿の実を食べに来た痕跡(熊棚)もあります。青い柿ですよ・・その後、色づいた柿を美味しそうに食べていたのはお猿たち かわいいのですが、お年寄りにとって生きがいとなっている野菜作りが出来なくなり困りもんです。何年かお猿の好物を作らなければお山に戻るでしょうか有機栽培のれんこん田で野ガモが育ちました。暑い夏、子ガモたち7~8羽が大きなレンコンの葉の下を気持ちよさそうに泳いでいるのを見かけていました。レンコンの生育には影響ないと思うのですが17a程の小さなれんこん田ですので、餌があるのか、大きく育つのか心配でしたが、最近羽ばたいているのを見かけたのでそろそろ巣立ちでしょうか。よく育て上げたお母さんカモに拍手、そしてレンコンだけでなくたくさんの子ガモの餌になる生き物の住処になっている有機栽培のレンコン田の肥沃さを実感しました。えっ!オーガニック野ガモ? 美味しそう? (笑)10月末から掘り取る予定のレンコンをお楽しみに稲刈りが終わらないうちに、豆刈りが始まります。大豆は葉が落ち莢が乾き、豆が弾け落ちる直前が刈り取り適期です。その時に雨が続くと割れ始めた莢に雨が入り腐り出します。大風が吹くと吹き飛ばされてしまいます。お天気に恵まれますようにと願うばかりです。みうらよしこ