ひねしりあいの歌
で いばらのとげがたった
で にわとりがつついた
で さんしょのばらがき
で しじみの貝がはさんだ
で ごっとい虫がさした
つ 麦のいがじゃ
つ なまずのひげがついた
で はちがさした
で 栗のいがじゃ
で とんびのくちばし
とっびあがるくらい いたいぞ
* ひねしりあい とは、つねりあいのこと。
つねりっこをしながらあそぶ、かぞえうた。
阿波のわらべうた
出典 武田 明 編 『阿波の民話.第二集』 未来社