今日横浜は

日差しは強いものの

秋らしい

爽やかな風が

吹いています ピンク音符


さて

新しいメンバー

26名を迎え

後期音読講座が

スタートいたしました クラッカー

 

パチパチパチパチ 笑い

 

応募者多数のため今回は

定員20名とせず

座れるかぎりのマックスで

はじめさせていただきます バレエ

 

ちょっとギューギューですが

換気を十分しながら

すすめていきたいと

思います サーフィン

 

ご協力を

お願いいたします スノボ

 

では 始めましょうか スター



始まりはいつも

自己紹介をかねて

詩の暗唱をしています ハートのバルーン

 

 

「一秒の言葉」

 

小泉吉宏

 

『初めまして』

この一秒ほどの短い言葉に

一生のときめきを

感じることがある

 

『ありがとう』

この一秒ほどの短い言葉に

人の優しさを

知ることがある

 

『がんばって』

この一秒ほどの短い言葉で

勇気が

よみがえってくることがある

 

『おめでとう』

この一秒ほどの短い言葉で

幸せに

あふれることがある

 

『ごめんなさい』

この一秒ほどの短い言葉に

人の弱さを

見ることがある

 

『さようなら』

この一秒ほどの短い言葉が

一生の別れになることがある

 

一秒に喜び 一秒に泣く

一生懸命 一秒

 

 

この詩を知らない

方ばかりでしたので 

とても喜んでいただきましたスター


そして

詩の暗唱に限りませんが

選んだ作品と 声で

その人が

だいたいどんな人なのか

わかります ぽってりフラワー

 

ですから初対面の今日

もう私のほとんどを

皆さんに

知られてしまった

と思います

ので・・・

気負わず のんびり

半年間を進めればいいと

肩の荷をおろして

スタートです 笑

 

最初の作品は

滑舌練習をかねて・・・

 

「五十音」

 

北原白秋

 

あめんぼ あかいな

アイウエオ

浮き藻に こえびも

およいでる

 

かきのき くりのき

カキクケコ

きつつき こつこつ

かれけやき

 

ささげに すをかけ

サシスセソ

そのうお あさせで

さしました

 

たちましょ ラッパで

タチツテト

トテトテ タッタと

とびたった

 

なめくじ のろのろ

ナニヌネノ

納戸にぬめって

なにねばる

 

鳩ぽっぽ ホロホロ

ハヒフヘホ

日向の お部屋にゃ

笛を吹く

 

マイマイ ねじまき

マミムメモ

梅の実 落ちても

見もしまい

 

焼き栗 茹で栗

ヤイユエヨ

山田に 灯のつく

宵の家

 

雷鳥は 寒かろ

ラリルレロ

レンゲが咲いたら

瑠璃の鳥

 

わいわい わっしょい

ワイウエオ

植木屋 井戸がえ

お祭りだ

 

 

 

お口をしっかり開ける事を

意識してみましょう 飛び出すハート

 

口 舌 咽喉の筋肉を

鍛えることが

これからの人生を

明るくします 音符

 

話せて くちびる 

食べれて ナイフとフォーク 

飲める 生ビール

大事なことですよね 笑い

 

北原白秋さんは

大正の三大童謡詩人

と言われています 💛


あとの二人は

西条八十

野口雨情💚


明治18年熊本県で

生まれました 看板持ち

 

♪ あかいとりことり~

  あめあめふれふれ~

  この道はいつかきたみち~

  ゆりかごの歌が~

 

皆さんと口ずさんでみました カラオケ

 

「ちゃーんと歌えるのが

 凄いですね」

と言いましたら・・・

 

「昔覚えたことは

 忘れません

 最近のことは

 すぐ忘れちゃいますけど」

おっしゃる方ありで

皆さんと笑って

すぐ打ち解けた感あり リボン

 

どうやら

善きメンバーが

揃ったようです 合格

 

童謡や短歌以外にも

「ちゃッきり節」など

数々の傑作を

残しました キラキラ

 

それにしても

この「五十音」は

可愛くてよく考えられた

面白い作品ですね 流れ星



 

 


絵本にもなっています 🌿

 

お口の体操のあとは 音譜

 

「忘れた日本語を

 思い出しましょう~」アップ

 

テキストは

私が考えた

「いろはでことわざ」です ベル

 

語彙を増やして

豊かな会話生活を送りましょう 富士山

 

ことわざは

私たちの身の回りで起こる

さまざまな出来事が

基本になっていますので

いろいろな場面で使えるし

気持ちが伝えやすくなります 

 

何度も読んで覚えたら

会話に使ってみましょう ランニング


「ばあちゃん子の私は

 子供の頃 沢山の

 ことわざのなかで

 育った事を

 思い出しました

 懐かしいです」

という方あり 💝


記憶がよみがえる !

大切な事ですね キラキラ

 

 


 

 



 

 

休憩をはさんで

半年間ご一緒する

皆さんにも自己紹介

していただきました 

ありがとうございます 👣


最後に

秋の漢詩を詠みました 🌱


訳者も読み比べて

同じ作品でも

こんなに違うのねと

楽しみました 💖


一番人気は

井伏鱒二さんでした 💐


 

 



 

 

こんなふうに

まずは ゆっくり始めて

あっという間に

90分が過ぎました 走る人

 

お帰りに

「楽しかった」と

言いに来てくださった方

あり まじかるクラウン

 

嬉しいな バイバイ

 



 午後は

「親子わらべうた協会」の

岩田なほみさんによる

「聞く耳を育てるわらべうた」

の講座に参加 🏵️


素敵な歌の数々 🎵


私の音読講座にも

取り入れています 🎯


今日も佳き1日でした ♥️




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

今日は2022年4月より

月2回続いている

南センターでの

「音読の会」です

 

このメンバーさんは

長く続けてくださってる

ので

長文にも挑戦です

 

では 始めましょう クラッカー

 

テキストは

「たけくらべ」 恋の矢

 

 

 

樋口一葉を読むには

ちょっとコツがいります DASH!

 

隠れている言葉が

いっぱいあるからです 音譜

 

いつものことですが

わたしの訳は

作品を理解するものであって

テストで〇を

もらえるものではありません

ので

「勝手に訳す」と

させていただきます 飛び出すハート

 

 

「たけくらべ」

 

樋口一葉

 

廻れば大門の見返り柳

いと長けれど

 

ここから通りを廻っていくと

吉原遊郭の正面の大門にある

客が名残惜し気に

振り返るといわれる

見返り柳までは

随分遠いけれど

 

お歯ぐろ溝に燈火うつる

三階の騒ぎも手に取る如く

 

 

吉原を囲む

巾4メートルの

遊女が

お歯黒の残り 墨を

流して

真っ黒になったどぶ川には

芸者をあげて騒いでいる

三階の灯りが

手に取るように

映っている

 

明けくれなしの車の行来に

はかり知れぬ全盛をうらなひて

 

 

ひっきりなしに行き交う

金持ちの旦那を乗せた

人力車をみれば

はかりしれないほどの

吉原の繫盛ぶりが

想像できる

 

余談だが庶民は歩いていく 走る人走る人

 

1日の売り上げは

現在のお金に換算すると

1億3000万ほど

その12%は

幕府に吸い上げられた 札束キラキラ

 

 

大恩寺前と名は仏くさけれど

さりとは陽気の町と

住みたる人の申しき

 

 

地名は

大恩寺前と仏くさく陰気だが

ここは陽気な町だと

住んでいる人はいう

 

こんなふうに

行を変えて読むと

わかりすいですね ルンルン

 

ちょっと

「源氏物語」を

読むのと

似ていますね 雛人形

 

それから

この夜の景色は

葛飾北斎の娘 お栄の代表作

「吉原格子先之図」を思い出し

ドキドキしますね アップ

 

「たけくらべ」は当初

「雛鳥」という題でした 

 

お話を知ると頷けます ベル

 

それは何ぞと問うに

 

それは何ですかと尋ねると

 

知らずや

霜月酉の日

例の神社に

欲深様のかつぎたもう

これぞ熊手の

下ごしらえという

 

知らないのかい

十一月の酉の市で

商売の神様

大鳥神社で売られ

欲の深い参拝者が

ありがたがって

かついで帰る

その熊手の

下ごしらえだよという

 

南無や 大鳥大明神

買う人にさえ

大福をあたえたまえば

 

南無や大鳥大明神様

買っていく人に

大きな福を与えるならば

 

製造もとのわれら

万倍の利益をと

人ごとに言うめれど

 

それを作っている我らにこそ

万倍の利益をくださいと

熊手を作る人は言うけれど

 

さりとは

思いのほかなるもの

 

そうは言っても

思い通りにならないもの

 

このあたりに

大長者のうわさ聞かざりき

 

このあたりで

大金持ちになったという人の

うわさは聞かない

 

 

 

 

一葉は貧乏で苦労したが

小説が森鴎外などに

認められてからは

若い小説家たちに囲まれ

誰が一葉を射止めるか

話題になったほどだし  ハッ

 

初恋の相手の

半井桃水からは毎月

15円の援助もあり 目汗

 

桃水にはないしょで

久佐賀義孝にも

15円ずつ援助されてます 爆弾

 

当時10円あれば

親子三人

生活するのには

十分でした ビックリマーク

 

貧乏で

薄命の作家の印象ですが

ただの可愛らしい

お嬢さんではない ドキドキ

 

そんなしたたかさが

無ければ

この作品群は

生まれなかったと

思いますよね スター

 

花魁道中や

江戸長者番付の話などに

脱線しながら

90分は進みましたが

一章はまだ半分

「もっと聞きたい」と

言ってくださったので

次回に

続くことになりました ぽってりフラワー

 

お楽しみに おすましペガサス

 

 

このブログを

読んでくださった方も

お付き合い

ありがとうございます ゆめみる宝石

 

 

午後は恒例の

外国語による

絵本の読み聞かせの

打合せでした びっくりマーク

 

 

毎年5月と12月の

本番ですが

ちょっと早い打合せのわけは

日本語 英語

フランス語に加え

今回初めて

タガログ語も入れてとの

ご依頼があったからです

 

楽しみにしてくださいね ふんわりリボン

 

 

 

 

 

 

今日 ようやく 

咲き出した彼岸花 晴れ

 

 

 
金澤称名寺にて
 

 

 

実は 今日は

前期音読講座の最終日です ハートのバルーン

 

本日 参加は21名 びっくりマーク

お帰りには

修了証書が出ますよ ぽってりフラワー

 

楽しみですね 笑い

 

では早速はじめましょう ふんわりウイング

 

 

 

 

まず恒例の発声と

滑舌練習をしました ビックリマーク

 

半年間行って来たので

皆さん

覚えてしまいましたね 🌿

 

善き ベル 善き ベル

 

 あいうえお

  いうえおあ

   うえおあい

    えおあいう

     おあいうえ

 

 かきくけこ

  きくけこか

   くけこかき

    けこかきく

     こかきくけ

   

 さ

 た

 な

 は

 ま

 や

 ら

 わ

 

 

もう歩きながらでも

できますね 馬

 

さて今日のテキストは

「青砥稿花紅彩画」

河竹黙阿弥/作

 

鎌倉稲瀬川の場 恋の矢

 

え はてなマーク

何かって・・・音符

 

あおとぞうしはなのにしきえ

 

白波五人男ですね スター

 

日本駄エ門

弁天小僧菊之助

忠信利平

赤星十三郎

南郷力丸

 

問われて名乗るも

おこがましいが

生まれは遠州浜松在

十四の頃から親に放れ

身の生業も白波の

沖を越えたる夜稼ぎの

盗みはすれど

非道はせず

人に情けを掛川の

金谷を掛けて宿々で

義賊と噂高札に

廻る配布のたらい越し

危ねえその身の境界も

最早四十に人間の

定めは僅か五十年

六十余州に隠れのねえ

賊徒の張本日本駄エ門

 

さてその次は江ノ島の

岩本院の稚児あがり

普段着慣れし振袖から

髷も島田に由比ガ浜

打ち込む波にしっぽりと

女に化けて美人局

油断のならぬ小娘も

小袋坂に身の破れ

悪い浮名も龍の口

土の牢へも二度三度

段々超える鳥居数

八幡様の氏子にて

鎌倉無宿と肩書も

島に育ってその名せえ

弁天小僧菊之助

 

 

白波とは大陸を

騒がせた強盗団の名前なので

泥棒の隠語です 💦

 

おなかの底から

声を出してみましょう 🎯

 

疲れたら休み休みで

読んでもらいました 👄

 

「最後に これですか~」

と ヒーヒーしてる方ありで

皆さんとつられて

笑っちゃいましたね 🤣

 

そこで

私が読んでみました 👄💭

 

なんと

やんや やんやの

拍手いただきましーた 笑

 

江戸弁 炸裂 🎯

 

え?

どう読むかってはてなマーク

 

問われて名のるも

 おこがましいが

生まれは遠州浜松在

 

在を ぜーと言います


十四の時に親に放れ

身の生業も白波の

 

生業は なりうぇー


沖を越えたる夜稼ぎの

盗みはすれど非道はせず

 

盗みは ぬすみゃー


人に情けを掛川から

金谷をかけて宿々で

義賊と噂高札に

廻る配布のたらい越し

 

配布は へーふ

たらい越しは たれーごし


危ねえその身の境界も

 

境界は きょうげー

 

 

面白いでしょ 乙女のトキメキ

 

 

 

 

 

 

さらに・・・

旧暦3月27日

いまでいう

ゴールデンウイークの頃

音読講座で

松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に

出発した話をしましたが

そろそろ岐阜大垣に

近づいている話から

「芭蕉さん 健脚ですよね~」

と あらためて

松尾芭蕉の句を

音読してみました

 

閑さや

岩にしみ入る 蝉の声

 

夏草や

兵どもが 夢の跡

 

秋深き

隣は何を する人ぞ

 

古池や

蛙飛び込む 水の音

 

旅に病んで

夢は枯野を かけめぐる

 

 

 

 

 

 

半年間お疲れ様でした バレエ

 

皆さんがこの先

音読を良い習慣として

続けてくださいますことを

お祈りします 流れ星

 

最後にこの詩を

音読してみましょう

 

「習慣」

 

木村和夫

 

毎日が習慣づくり

学校をさぼるという習慣

勉強を真剣にやるという習慣

本を読まないという習慣

本を読むという習慣

字を丁寧に書くという習慣

字を乱雑に書くという習慣

小さな声で

ぼそぼそと言う習慣

はっきりした声で

しっかり言う習慣

毎日毎日が習慣づくり

挨拶しないという習慣

挨拶するという習慣

他の人の言葉に

耳を傾けないという習慣

耳を傾けるという習慣

人の悪い所を

見つけようとする習慣

人の良い所を

見つけようとする習慣

何気ない一回一回のこと

何気ない一日一日の積み重ね

その中で

今日のあなたは

作られてきたし

これからも

作られていくのです

どんな習慣を

自分のものにしていくのか

何気ない一回一回のこと

何気ない一日一日の積み重ね

その中にこそ

あなたがいるのです

 

また お会いしましょう ふんわりリボン