~僕の気持ち~ | おはなしてーこのお話

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ふっと生まれたお話や感じたことを書いてます。

真っ暗な森の中に一人入っていく

その森は、一度はいると迷い、帰った者のいない森

それを分かって、僕はそこに足を踏み入れた。


僕には、尊敬し、大好きな方がいた。

そんな大好きな方を僕は、牢獄へと行かせてしまった。


その方は、小さな家に住み

その方を慕い訪れる者に話をし、皆の心を救っていた。


僕もたくさん救われた。

そして、皆と同じようにその方を尊敬していた。

何より大好きだった。


だから、その方の素晴らしさを話さずにいられなかった。

会う人、会う人に話していた。


それが、いけなかったと皆言う。

その方をよく思わない人たちの反感を大きくした、

だから密告され投獄されることになったのだと


何より、その方は、目立つことを望んでいなかったという皆の言葉が

僕の心に突き刺さった。


僕は大好きな人になんてことをしてしまったんだろうか

役に立つこともできず、苦しめることになってしまった。


そう思った時、僕は、何もかもの力を失ったようになった。

そして、こうして、この森に足を踏み入れていた。


それでも、僕は、その方を大好きだった。