MIDIインターフェイスを作ってみました | スイッチ工作室

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意思伝達装置に使うスイッチのあれこれ

スイッチ1つで電子楽器の演奏をするために、MIDIインターフェイスを作ってみました。

MIDIインターフェイス


電子楽器にMIDI端子のあるものであれば、このMIDIインターフェイスを接続して本体に付いているスイッチか、外部につないだスイッチのいずれかで、あらかじめ登録してある曲を演奏することができます。

青いケーブルのMIDIプラグをキーボードのMIDI-IN端子へ、赤いケーブルのMIDIプラグをキーボードのMIDI-OUT端子へつなぎます。

MIDIコネクター MIDI端子に接続


キーボードで演奏したい楽器を選択し、MIDIインターフェイスのボタンを押すごとに、あらかじめ登録されている曲の最初から1音ずつ音が出ます。音の長さはボタンを押して放すまでの時間になります。曲の最後まで演奏すると、曲の最初に戻ります。

MIDIインターフェイスで演奏


複数の人で同じ曲の異なるパートを演奏すると多重奏も可能です。

ここからは作り方です。

まずは電子部品を回路図に合わせて並べてハンダ付けします。

基板の部品面 基板の裏面


次にケースを加工します。

小さな穴はドリルで1回で開けられますが、大きな穴は円周に沿ってドリルでたくさんの穴を開けてから、ニッパーで穴の間を切っていきます。

ドリルでたくさん穴を開ける ニッパーで穴をつなぐ


仕上げに彫刻刀でバリを取って切り口を滑らかにします。

切り口を滑らかに


基板をケースに固定し、MIDI信号のケーブルとスイッチ類の結線をします。

MIDIケーブルの結線 スイッチの結線


MIDIプラグの結線をします。

MIDIプラグの結線


最後に基板上のマイコンにプログラムと曲のデータを書き込み、キーボードにつないで曲が演奏できることを確認して、完成です。

プログラムと曲データの書き込み