スイッチ1つで電子楽器の演奏をするために、MIDIインターフェイスを作ってみました。
電子楽器にMIDI端子のあるものであれば、このMIDIインターフェイスを接続して本体に付いているスイッチか、外部につないだスイッチのいずれかで、あらかじめ登録してある曲を演奏することができます。
青いケーブルのMIDIプラグをキーボードのMIDI-IN端子へ、赤いケーブルのMIDIプラグをキーボードのMIDI-OUT端子へつなぎます。
キーボードで演奏したい楽器を選択し、MIDIインターフェイスのボタンを押すごとに、あらかじめ登録されている曲の最初から1音ずつ音が出ます。音の長さはボタンを押して放すまでの時間になります。曲の最後まで演奏すると、曲の最初に戻ります。
複数の人で同じ曲の異なるパートを演奏すると多重奏も可能です。
ここからは作り方です。
まずは電子部品を回路図に合わせて並べてハンダ付けします。
次にケースを加工します。
小さな穴はドリルで1回で開けられますが、大きな穴は円周に沿ってドリルでたくさんの穴を開けてから、ニッパーで穴の間を切っていきます。
仕上げに彫刻刀でバリを取って切り口を滑らかにします。
基板をケースに固定し、MIDI信号のケーブルとスイッチ類の結線をします。
MIDIプラグの結線をします。
最後に基板上のマイコンにプログラムと曲のデータを書き込み、キーボードにつないで曲が演奏できることを確認して、完成です。