電池で動くおもちゃなどの電池と電池ホルダーの電極の間に入れて、外部からスイッチ操作できるようにするBDアダプターを作ってみました。市販のものはすぐにハンダ付け部分が断線して使えなくなってしまうとのことでしたので、ハンダ付け部分とケーブルを丈夫な構造にしています。
こんなふうにして使います。BDアダプターの先端を電池ホルダーと電池の間に挟んでBDアダプターの3.5mmジャックにスイッチを接続して、このスイッチで電源のON/OFFを行います。
ここからは作り方です。
BDアダプターの主要な部品は銅箔2枚と0.3mm厚のプラスチックの板を適当な大きさに切ったものです。銅箔は、低周波磁気シールド銅箔テープT-30Cというもので片面に粘着材が付いたものです。プラスチックの板は厚さ0.3mmのプラ=プレートOM-201-380というものを使いました。切り出したプラスチックの板は6mm×20mm程度にしましたが、利用環境に合わせて長さを決めます。銅箔は幅が30mmだったので、半分に切って使っているので15mm×6mmくらいにしています。ケーブルは断面積が0.3SQRの青白スピーカーコードを使いました。
銅箔とケーブルに予備ハンダをします。
銅箔をケーブルにハンダ付けします。この時銅箔の粘着材が付いた面が互いに向き合うようにハンダ付けしておきます。
プラスチックの板の両面に銅箔を貼り付けます。この時、銅箔同士が接触していないことを確認します。
プラスチックの板とケーブルをしっかりと固定するために接続部分をホットボンドで固定します。熱収縮チューブで配線部分を覆うのもいいと思います。
3.5mmモノラルジャックWTN04F1093Bのそれぞれの端子の穴に白いケーブルと青いケーブルの電線を通してハンダ付けしてからケーブルの被覆のある部分で金具をかしめて固定します。ジャックの端子は2つ同じような端子が並んでいますが、どちらに接続しても同じです。私は2つの端子を互いに内向きに曲げてハの字にした隙間に線を挟んでハンダ付けしています。
テスト用のブザー回路の電池ホルダーに差し込んで、スイッチをつなぎ動作確認して完成です。