こんにちは。
 
 
「憲法のおはなし」くぼいなみ です。
 

 

私のおはなし会で資料と一緒に渡しているお手紙のようなものをリニューアルしました。

憲法のことや改憲のことをコンパクトに紹介できたらと思っていますニコニコ

 

 

ところでこの文章の最後のほうで

 

 

「日本国憲法第97条」について書いていたら❤️ の曲の歌詞が思い浮かんじゃいましたよ。

 

 

『愛を叫べ』っていう曲のサビの部分!

 

だから永遠(とわ)に愛し合って コングラッシュレーション 幸せに なってくれなきゃ困るぜ ベイベー 素晴らしい未来へ 愛を叫べ(作詞・作曲 100+)

 

 

これこれ!

 

 

♪幸せに なってくれなきゃ

困るぜ ベイベー♪

 

 

これじゃーん!97条!

 

 

日本国憲法では

「個人を尊重すること」(13条)

何よりも大切にされていて 

 

 

“全体” のために “個” が存在するのではなく

 

 

一人ひとりがそれぞれの幸せのかたちを実現できるような決まりが定められています。

 

 

この憲法ができたのが

生きることすらも国や権力者に左右された長く悲惨な戦争の後だと考えると

 

 

「個」の存在が大切にされることがどれだけ貴重なことか

イメージしやすいかもしれません。

 

 

考えること、伝えること、読むこと、見ること、聞くこと、知ること、

 

日々の暮らしを楽しむこと、住む場所や仕事や信仰を選べること、

 

自分なりの人生をつくること、それぞれの幸せを追求すること。

 

 

生きること

 

 

それらに寄り添い保障するのが憲法なのです。

 

 

2012年に発表された

自民党の改正草案に目を向けると

 

“個” の存在よりも

国や家族といった単位が重要だとされていて

 

 

自分の考え方や生き方に正直でいることにすら

国からの制約が加えられることになります。

 

 

「立憲主義」と言って

憲法で国や権力の暴走を防ぎ

私たちの自由や権利を守るのが

本来の憲法の役割ですが

 

 

改正草案ではその基本の約束事すらも変えられ

 

私たちの日々の選択や生き方を支える

根拠となるものが

なくなってしまうかもしれないのです。

 

 

国や政治の役割は

国民から集めた税金を使って

一人ひとりが

健康で文化的な最低限度の生活」(25条)を送れるようにすることなのに

 

 

弱者を切りすてるような発言や出来事が

あまりにも多く

 

どこからどう考えたらよいのか

途方に暮れることもあります。

 

でも

 

それに慣れて当たり前にしては

いけないんだと思います。

 

 

 

 

 

 

私たちには幸せでいる権利があります。

 

 

日本国憲法第97条には

こんなことが書いてあります。

 

 

この憲法が日本国民に保障する

基本的人権は、

人類の多年にわたる

自由獲得の努力の成果であつて

これらの権利は

過去幾多の試錬に堪へ

現在及び将来の国民に対し

侵すことのできない

永久の権利として信託されたものである。

 ★

 

 

一人ひとりが今も未来も 

“幸せでいる” 

と強く決意し

 

 

小さなことでもおかしいと思ったことには

声をあげて

自らの権利を守ること

 

 

「私」が

より良い今を選んでいくことは

 

過去への応えであり

 

未来への責任なんだと思います。

 

 

 

2018年7月 くぼいなみ
 
 
 
 
 
 
 
 
 *ちなみにこの97条は2012年発表の自民党改正草案からは削除されてますよー ニヤニヤ

 

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