私は生まれた時からある病気を持っている。


翼が成長しない病気だ。


ゆえに私は翼を広げることができなかった。


だから大きい翼を持つ人に憧れる。


幼い頃に私がすごした街はごく普通の都会だ。


電車に揺られ、日中はいつも渋滞。


人間には翼が生えているが、飛ぶことはできない。


たとえ大きな翼を持っていても。


私には人の翼が見える。


電車の中にいる人のほとんどは、翼が枯れている。


広げることなく大人になって人たちだ。


だからよけいに大きい翼を広げている人は目立つ。


また一人見つけた。


今度は翼とはいえない・・・・・・・・


ほとんどが骨でできている。


まるで死神に翼が生えたような。


目があった。


つづく・・・・・

ショートストーリーその1

題名 人の翼

 

はじまり

 

人には、見えないけど翼があります。

人によって、大きい人もいれば、小さい人もいます。

 

大きくても使えてない人もいれば、小さいけど精一杯羽を広げ飛ぼうと努力している人もいます。

 

綺麗な翼、面白い翼、かっこいい翼、普通の翼、小さい翼・・・・・・

赤、青、緑、黄、黒、白・・・・・・

 

色々な翼があります。

 

この物語では、ある一人の女の子が主人公です。

 

第一話

翼のない私

 

私には翼がない。

 

いや、正確に言うと、翼がとても小さい。

 

私には見える。

人の背中に生えている翼が。

友達でも、家族でも、他人でも。

 

私の友達の一人にはとても大きな翼を持っている人がいる。

私はその子に憧れている。

 

何でもできてしまう彼女に憧れる女の子は私だけではなかった。

綺麗で大きくて凛々しい翼。

 

私には翼がないだけではなく、1000人に1人にはなる病気を持っている。


つづく