廃校になった高校の教室や体育室に
数世帯ずつ詰め込まれての寝泊まり。
プライバシーが守れるだけの仕切りもなく、
トイレも風呂も、水道さえも共同で、
温かい食事を用意するための炊事場もない、
そんな生活を二年間。
堪えられますか?
人災とも言える福島第一原発事故により全町避難となった
福島県双葉郡双葉町の住民の方たちの避難所、
旧騎西高校。
最寄り駅の加須まで新宿から70分、
JR最寄り駅の鴻巣なら一時間かかりません。
自分の住まいからも決して遠くないこの場所に、
こんな現実があることを、
恥ずかしながら、私も認識していませんでした。
大震災から二年経った今でも、
高齢者を中心に100人以上が、
ここでの生活を余儀なくされています。
チャリティー公演を継続するのなら
被災者の方たちの現状をもっと知ろう
そんな思いが、縁に導かれて、
避難所の訪問が実現しました。
まだ、たった一度の訪問で、
安易な答えは出せませんが、
知ったからにはもう、目をそらすことは出来ません。
私達に何が出来るでしょうか。
Danny