加須市の避難所に行ってきました。 | おはなしDecoBee♪公式ブログ

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朗読パフォーマンスユニット『おはなしDecoBee♪』のブログです。


昨年11月のライヴを聴きに来てくださった方との出会いから、

また、更に一つ、新しい出会いが広がりました。

震災から二年を数えても未だに、避難所生活を送り続けている方々がいることを

彼女に出会いお話を伺うまでは、恥ずかしながら、私は、よく知りませんでした。

かつて、震災直後、テレビ画面にたびたび映された避難所に身を寄せて生活している方々の様子・・・

それが、もうそろそろ二年が経とうとしている、今、この時も

まだ、避難所生活を続けている方々がいるのです。

昨日、私たちおはなしDecoBee♪の面々は、その事実を教 えて下さったヨッシーさんと

友人のあげちゃんと一緒に、埼玉県加須市にある避難所に住む、S子さんを訪ねたのでした。

S子さんは、福島県双葉町に暮らし、お饅頭屋さんで働いていました。

それが、あの震災による原発災害によって、慣れ親しんだ町を離れて

着るものも家財道具も持ち出せないまま、加須市の避難所となっている騎西高校旧校舎で

暮らすことを余儀無くされたのです。

去年、加須市に住む、ボランティアの方の好意によって開店した、

「こらっせ くわっせ」という食堂で、今、双葉町名物の茶饅頭を作りに通いながら、

生活をしていますが、その、厳しい現状にどう声をかけて よいのかわからなかった私たちに

S子さんは、ぽんぽん冗談を飛ばしながら、笑顔でいろいろとお話を聞かせてくださいました。

昨日、この目で目撃してきたことは、

簡単には受け止め切れないくらい、ショッキングな、"あり得ない現実"でした。

そんな方々に、今、私たちに出来ることは何なのか・・・

チャリティーライブで出会うお一人お一人に、その現状が、未だにあるのだということを、

お伝えすることが、私たちの役割と肝に銘じて、

心を込めてチャリティーライヴをお届けしたいと、改めて思い直すBeeなのでした。


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