羽生善治九段王座戦ベスト4・6月10日の将棋対局結果(2024.6.11) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆6月10日の将棋対局結果

 

(1)第72期王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦

①〇羽生善治九段(先)vs●糸谷哲朗八段

 ※羽生善治九段(53歳)の通算成績は1563勝695敗、勝率.692は30歳前後で指し盛りの永瀬拓矢九段、佐々木大地七段と同じレベルで超人的。糸谷哲郎八段(35歳)は478勝290敗、勝率.622。対戦成績は羽生九段が14勝11敗でリードしていますが直近10戦では5勝5敗の五分で糸谷八段が追い上げています。

 ※羽生善治九段は2022年度33勝18敗、勝率.647と前年度の勝率.368からV字回復。2023年度は連盟の会長に就任(6月)して多忙となりましたが33勝23敗、勝率.589とマズマズの成績。今年度は3勝1敗と好スタートを切りました。勝った羽生九段はベスト4・準決勝進出で広瀬章人九段と対戦します。なお、羽生九段は王座戦では驚異的な成績を収めていてタイトル獲得回数は19連覇を含めて24回、五番勝負登場は26回なので敗戦は僅か2回。王座在位を含む挑戦者決定トーナメント出場は連続30回、通算31回。挑戦者決定トーナメントに出場できなかったのは調子を崩していた第69期(2021年度)と醍70期(2022年度)の2回のみ。名誉王座の称号は1996年に羽生九段が連続5期獲得したのを機に連続5期、通算10期と制定されたので規定を満たしたのは羽生善治九段唯一人ですが、中原誠16世名人がタイトル戦昇格前の一般棋戦時代に優勝10回、タイトル戦に昇格してから通算6回獲得していたことにより初代の名誉王座に推挙されました。昨年の第71期では連続5期を目指した永瀬拓矢九段が内容では藤井聡太七冠を圧倒していながら1勝2敗で迎えた第4局で信じられないミスを犯して必勝の将棋を落したのは記憶に新しいところ。これにより藤井聡太七冠が史上初の八冠全冠制覇を達成したのでした。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)