服部慎一郎六段昇級第1号・残り2席を5名で・C級1組速報(2024.2.7) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆服部慎一郎六段昇級第1号

/残り2席を5名で

・C級1組速報

(2)第82期順位戦C級1組9回戦

 ※競争相手に2敗して今期は脱落かと思われた伊藤匠七段は上位陣の星の潰し合いに恵まれて3番手に浮上。残り2局2連勝で昇級となります。トップを走るのは服部慎一郎六段でマジックナンバー1。2番手は古賀悠聖五段ですが7勝1敗でマジックナンバーは2。2敗目を喫すると2敗の棋士が多数のため脱落となります。6勝2敗の棋士は伊藤匠七段が3敗目を喫するのを待たなければなりません。降級点争いは日浦市郎八段が2回目の降級点取得が確定してC級2組に陥落。2勝6敗の高橋道雄九段も残り2局連勝しないと陥落の可能性大。1勝7敗の北島忠雄七段も1回目の降級点取得が濃厚。

 ※8勝0敗で単独首位であった服部慎一郎六段が苦戦しながらも飯塚祐紀八段を破って9戦全勝。最終戦を待たずに2期連続昇級を決めました。2番手に付けている古賀悠聖五段も勝って8勝1敗、2番手をキープしましたが最終戦に勝たないと無念の涙を飲むことになりそうです。6勝2敗で3番手グループを形成していた6名の内、三枚堂達也七段と西田拓也五段が敗れて6勝3敗となって昇級争いから脱落。残り2席は8勝1敗の古賀五段と7勝2敗の伊藤匠七段、出口若武六段、都成竜馬七段、斉藤明日斗五段の5名の争いとなりました。

②〇伊藤匠七段(1位・7勝2敗)vs●阿部健次郎七段(8位・2勝7敗)

③〇黒田堯之五段(2位・5勝4敗)vs●高橋道雄九段(28位・2勝7敗★)

④●金井恒太六段(15位・4勝5敗★)vs〇出口若武六段(3位・7勝2敗)

⑤〇都成竜馬七段(4位・7勝2敗)vs●窪田義行七段(17位・2勝7敗)

⑥●野月浩貴八段(6位・3勝6敗)vs〇宮田敦史七段(5位・5勝4敗)

⑦〇門倉啓太五段(11位・5勝4敗)vs●西尾明七段(7位・5勝4敗)

⑧〇日浦市郎八段(31位・2勝8敗★)vs●三枚堂達也七段(9位・6勝3敗)

⑨〇佐藤和俊七段(12位・4勝5敗)vs●古森悠太五段(13位・5勝4敗)

➉●北島忠雄七段(21位・1勝8敗)vs〇先崎学九段(14位・6勝3敗★⇒消)

⑪〇服部慎一郎六段(25位・9勝0敗⇒昇級)vs●飯塚祐紀八段(16位・4勝5敗)

⑫〇古賀悠聖五段(26位・8勝1敗)vs●宮本広志五段(19位・4勝5敗)

⑬〇真田圭一八段(20位・3勝6敗)vs●畠山成幸八段(29位・3勝6敗★)

⑭●西田拓也五段(22位・6勝3敗)vs〇斎藤明日斗五段(24位・7勝2敗)

⑮〇村田顕弘六段(27位・5勝4敗★)vs●阪口悟六段(23位・2勝7敗)

⑯●船江恒平六段(18位・3勝6敗)vs〇千葉幸生七段(30位・4勝5敗★)

【昇級争い】

※古賀悠聖五段と伊藤匠七段は勝てば昇級。古賀五段は敗れると8勝2敗が他に1名だけになった場合のみ昇級。伊藤匠七段は敗れると8勝2敗が古賀五段だけになった場合のみ昇級。出口六段は勝って8勝2敗とした上で古賀五段か伊藤匠七段のどちらかが敗れると昇級。古賀五段が敗れると7勝2敗の4名の内2名にチャンスが回るということになります。

【降級点争い】

※2敗以下が6名となって2勝8敗で終了した日浦市郎八段と1勝8敗の北島忠雄七段の降級点取得が確定。日浦八段は2回目の取得となって来期はC級2組に降級となります。降級点取得対象は6名なので2敗以下の6名は最終戦に敗れると降級点取得となります。高橋道雄九段は敗けると2回目の降級点取得となってC級2組に降級。助かるケースは勝って3勝7敗とした上で他の2勝7敗の棋士3名が全員敗れ、更に3勝6敗の畠山成幸八段が敗れた場合のみということでほぼ絶望的。3勝6敗の4名も勝っておかないと危険で特に畠山成幸八段は勝っても2勝7敗の棋士4名の内1名が勝つと降級点取得となるので降級が濃厚。