見ていて楽しい藤井聡太八冠の戦績データ(2023.11.28) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆見ていて楽しく、作って楽しい

 藤井聡太八冠の戦績データ

 

◆前人未踏の荒野を突き進むかのような藤井聡太八冠。様々なサイトで戦績データが閲覧が出来ますが、自分の欲するものが全て閲覧出来ることまでは出来ないので、そういうデータは自分で作らねばなりません。今回はレーティング・ランキングの上位者との対戦成績に着目してみました。閲覧サイトで全棋士との対戦成績が見ることが出来ますが、簡単に並べ替えて加工する訳にも行かないので自分で作成してみました。

◆レーティング・ランキングは勝ちと敗けの差が大きい棋士、言い換えれば数多く勝ち越している棋士の点数が増える。負け越しが増えれば点数が減るというもので、順位戦のA級やB級1組に長く居座っているような強豪棋士はベースの点数が高いので勝率5割だとランキング上位を保つことが出来ます。一方で若手有望棋士の場合だと勝率8割前後を2年も続けるとレートは1,800点くらいに上がってランキング・ベスト10に入る例が見られます。藤井聡太八冠が然りですが1,800点に達した辺りからが本当の勝負で、特に順位戦や竜王戦のランキング戦でクラスが上がって行くと必然的に対戦相手が強くなるので思うように勝てなくなって停滞するか下降に向かいます。斎藤明日斗五段、服部慎一郎六段、渡辺和史六段などがこれに該当します。

◆藤井聡太八冠の場合は小さな斜面で足を滑らせたり、低い崖に突き当たって登り直したり、這い上がったりしたことは有りますが滅多に2連敗しないのでデビュー以来8割以上の勝率を挙げて順調に上昇を続けて現在2,123点。8割3分(5勝1敗)のペースで進めれば2,200点近くまで行きそうです。

◆レーティング・ランキングは一戦ごとに状況が変化するので10位、20位、30位などと線引きしても入れ替わりが激しくてあまり意味が無いこととも言えますが、大まかに言えば悪くても30位、レート1,700点を維持し続ける棋士がトップクラスの棋士と言えそうです。

◆今回は1つの目安として連キング40位以上の棋士について藤井聡太八冠との対戦成績を表にまとめてみました。文字が小さくて読みにくい思いますが参考までに。

※敗け越しているのは①深浦康市九段(1勝3敗)、②大橋貴洸七段(2勝4敗)の2名、未対戦は服部慎一郎六段、石井健太郎六段、西田拓也五段、渡辺和史六段、高田明浩四段、清水渚四段の6名。

※ランキング上位者35名との対戦成績は193勝58敗で勝率.7689。全成績が348勝68敗ですからランク外の棋士との対戦成績は155勝10敗、勝率.939と凄まじいばかり。次回は2023年度の終了後に作成を予定していますが4カ月先の景色は如何ばかり?