夜の食事の時間に青木が来た
「いつものメニューと薬です」
「あぁ、ありがとう。さっき湊口が来てくれた。ありがとうな」
「いえ、話できましたか?」
「ああ。あのさ、ここって面会とかできないの?」
「ちょっと分からないです」
「二上さんに聞いといてくれない?それか直接聞くから、二上さんを呼んで欲しい」
「わかりました」
青木が出て行って、しばらくすると二上が来た
「青木から聞いたが面会希望なんだってな」
「えぇ。どうせ俺は出られないんでしょ?だったら、会いたい人にくらい会わせてくれてもいいんじゃないかと思って」
「無事に終わればちゃんと出られるんだからその必要は無い。出てから会えばいいじゃないか」
「出られる保証は?」
「無い。だが、出られるはずだ」
「…青木さんも、湊口さんもそうは言って無かったが?」
「青木と湊口先生が?」
「あぁ。だから、最期に会いたい人がいる」
「……。何かの手違いだと思う。だが、面会は検討しておく。会いたい人とは誰だ?」
「飛嶋優衣。いや、名字は変わってるかもしれない。俺の妻だ。それから娘にも」
「あぁ、分かった」
二上は出て行った
飛嶋は、会えることに希望をもった