最先端の哲学書。そしてユーモアたっぷりの記述。

しかしこのタイトルには、引っかかる。そもそも「世界」とは、なんだろう。

「世界とは、すべての意味の場の意味の場、それ以外のいっさいの意味の場がそのなかに現状してくる意味の場である。」

だとしたら、「世界は存在しない」のではなく、「世界は存在するかもしれないが把握できない」とすべきではないか?

私は、哲学には、もう出番はないように思っていた時期がある。本書を読んで、また哲学の面白さを満喫した。