起訴前に公費で弁護人を付ける「容疑者国選弁護制度」で報酬を水増し請求したとして、岡山県警捜査2課は25日、詐欺の疑いで岡山弁護士会所属の弁護士、黒瀬文平容疑者(68)を逮捕した。

 岡山弁護士会などによると、黒瀬容疑者は平成19年3月から20年5月、7件の事件の報酬を請求する際、事件の容疑者との接見回数をごまかして約34万円を水増しして請求し、だまし取った疑いがあるとされている

 黒瀬容疑者は既に全額を返済している。

 20年10月、日本司法支援センター(法テラス)の調査で問題が発覚。法テラスが昨年2月に刑事告訴するとともに、3年間の国選弁護契約解除にした。岡山弁護士会も同年8月、2年間の業務停止とする懲戒処分にしている。

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