札幌冬季五輪中止と工事の遅れにより、開業時期を延期する口述が整った北海道新幹線の札幌延伸。




マスゴミ各社は一斉にそのように報じていますが、国土交通大臣やJR北海道の社長らは「現時点で開業を延期することは聞いておらず、そのような事実はございません。」としており、工事の大幅な遅れ(羊蹄トンネルの掘削工事が難航し、約4年以上の遅れ)が指摘されるものの、鉄道運輸機構と連携しながら、2030年度末の開業を目指して工事が進められているとのこと。


羊蹄トンネルの掘削工事が難航したものの、約4年ぶりに工事が再開され、急ピッチで進められていることもあり、もしかしたら、五輪とか関係なくしても、2030年末の開業に間に合うような期待感さえ感じます。


これには鉄道運輸機構の方々の努力を感じますから、本当に凄いな〜と感じます。現場で日々働いていらっしゃる方々には、感謝しかありません。


日本の土木技術の凄さみたいなものも感じます。


実際、駅のデザインなんかも公表されましたから、とにかく今は2030年度末の開業を目指し、やれるだけのことはやり、それでも無理なら、延期を検討するといった感じかもしれません。


JR北海道の経営体力のこともありますから、延期となれば、その分、赤字額が膨らむはずです。JR北海道からしたら、できるなら開業時期の延期は避けたいという当然の立場でしょう。北海道新幹線が札幌まで延伸したら、ドル箱路線にするべく、様々な奇策を打つでしょう。函館〜札幌間、仙台〜札幌間、首都圏〜札幌間など、航空機から一部、乗客を奪えるような所要時間と料金設定などを打ってくるでしょう。


首都圏〜札幌間は現状のままで行くと、東京〜博多間同様、5時間くらいかかりますが、今後の速度向上次第では4時間くらいまで短縮されると見込まれています。


もし、仮に速度向上が無理で現状の320km/hだったとしても、約1割は新幹線にシフトする予想(東京〜博多間を例に)が出ています。


冬季の雪対策もしっかりとした設計にすることから、年間を通じて、安定した旅客輸送が期待されています。


さらに、輸送力の観点から、航空機1機に対して、新幹線1編成の方が約2倍以上の座席数があるから、最繁忙期などにおいてはとても頼りになる、輸送効率が優れた乗り物ですし、二酸化炭素排出量の削減にも貢献できる乗り物とも言えます。


五輪頼みにしても、開業時期は五輪開催時からズレていますから、このままと言いますか、とにかく今は2030年度末の開業に向けて、やれることは全てやるといった姿勢で間に合わせる努力が続けられているものと考えられます。