北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸開業する日が近づいています。


このことから、今後、日本海側沿線の交通アクセス向上と発展がますます期待されます。


敦賀まで延伸するのを機に、敦賀以西の山陰新幹線(関西圏、大阪都市圏とは北陸新幹線の一部区間を共用して結ぶ)、羽越新幹線(上越妙高〜長岡間、新潟〜酒田間)の敷設計画が議論されています。


そのうちの1つが、北越急行ほくほく線をミニ新幹線化する計画です。



この計画では、E8系新型車両が上越妙高〜うらがわらor虫川大杉間を最高時速260キロで走行し、ほくほく線内では時速200キロ程度まで減速し、魚沼丘陵〜浦佐間のアプローチ線では時速130キロ程度まで減速した後、上越新幹線と合流し、再び時速260キロ〜275キロ程度まで加速するであろうという案です。


この場合、デメリットとしては、柏崎市を経由するルートよりも距離が長くなる上、柏崎市のご理解を頂けるかどうかにあります。北越急行は救済できますが、少し遠回りな印象を受けます。


また、トンネルを掘ったり、ほくほく線内のうらがわら駅付近〜魚沼丘陵間のミニ新幹線化工事(E8系が安全に通過できる工事)を行う必要があることなど、課題もあります。ミニ新幹線化工事では、狭軌から標準軌への変更、在来線内では標準軌の新幹線車両に対応できるものに改修する必要があります。羽越新幹線の他、山陰新幹線もミニ新幹線化する場合も同様です。