始まりはそんなもん【後編】 〜Da-iCE 工藤大輝編 〜 | いつまでも赤推しさんのaストブログ

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明日は会社って事で早めに片付けて解散となった



黄「そんじゃ帰りますか」


紫「工藤くん、なんかごめんね。この人が強引に言ったんでしょ?」


大「まぁそれはいつもの事なので...」


紫「ぷっ(笑)確かにそうね。いつもこんなのに付き合ってくれてありがとう」


黄「こんなのって...彼氏に言う言葉じゃないよね。実彩子ちゃんひどい」



もう、イチャイチャするのは家に帰ってからにしてほしい...

呆れてたら



赤「...あの、工藤さん」


大「うわっ」


後ろから声をかけられてびっくりした


赤「あっごめんなさい...」


大「いえ、すいません」


赤「今日は私まで送ってもらう事になって...駅まで乗せてもらえれば大丈夫ですのでよろしくお願いします」



あれ?家まで送れって日高さんは言ってたけど



大「伊藤さん、家はどの辺ですか?」


赤「えっ...」


大「あっえっといきなりすいません。日高さんに家まで送れって言われてたもんで...」



やべ...いきなり家の場所聞くなんて怪しい奴じゃんか


赤「家は◯◯方面なんです。日高さんと実彩子に同じ方面なんだから一緒に乗って行こうって言わて...なので日高さん達を降ろしたら最寄りの駅で大丈夫です。工藤さんの帰りが遅くなってしまうから」



◯◯方面なら俺と同じじゃん...



大「◯◯方面なら俺も帰り道なのでちゃんと家まで送りますよ」


赤「でも...」


黄「工藤くん、早く帰るぞ!」



伊藤さんの言葉を遮り、酔っ払いは車の後部座席に乗り込んだ。そして、



黄「実彩子は俺の隣ね」



自分の隣をバシバシと叩いて宇野さんを呼んだ

必然的に助手席に伊藤さんが座る事になり出発した


車は順調に進み、日高さんの家に


荷物を下ろして車に乗り込む時に近づいてきた日高さん



大「ちっ近いっす」



ほんとこの人の距離感...



黄「そういえば誕生日、いい事あったか?」


大「1日一緒に居たじゃないですか!何もなかったの知ってますよね?」


黄「まぁこれからあるかもしれないからな」


ニヤリと笑い


黄「明日、会社遅刻すんなよ」


大「そのままの言葉をお返しします」


黄「俺は実彩子ちゃんがちゃんと起こしてくれるから大丈夫♪」


またニヤリと笑う...ごちそうさまです


ってかこれからって伊藤さん送って行くだけなのに何がいい事あるかもだよ


仕事以外で話したことない人と二人っきりの車内...緊張でしかない


走り出した車の中は日高さんチョイスらしい曲が流れている


どんな話をし始めたらいいんだろう...


共通点なんて同じ会社ってことぐらいだからなんか社内での話とかか


話す事を考えていたら伊藤さんから話し始めてくれた



赤「私達ってほとんど話したことなかったですよね?」


大「ですね」



だよな...

ほんとあの人の強引なところは仕事でもプライベートでも同じ

でもその強引なところで契約取れるから凄いんだよなぁ



赤「でも...ずっとお話ししたいって思ってました...//...」


大「えっ...//...」


赤「くっ工藤さん、前」



思わず横むいちゃったよ、運転中だった



大「あの...それって...//...」


赤「きっ聞かないでください...//...」



赤信号で止まった時にチラッと顔を見ると耳まで真っ赤になってるのが分かった


まっマジか...マジなのか...


そんな事言われて舞い上がらない男なんていないだろ


もちろん、俺だって...



大「俺も...」


赤「えっ」



驚いてこっちを見た伊藤さん



大「真っ赤な顔して言ってくれた伊藤さんを見たら...俺も話してみたいって思っちゃいました(笑)」



俺の言葉に恥ずかしくなったのか頬に手をあてて前を向いた


青信号になりまた動きだす



大「駅までじゃなくちゃんと家まで送りますね。もっと話したいから...」


赤「はっはい。ありがとうございます」



遠回りして送ったのは言うまでもない(笑)



もちろん連絡先も交換したし

まさかの誕生日プレゼントも貰った



大「えっ!!俺に?」


赤「ふふふっ(笑)もちろんそうですよ。工藤さんへの誕生日プレゼントですから...//...」



助手席に置いた小さな紙袋をみてニヤけた




ん、まてよ...

日高さんが言ってたいい事ってこの事なのか?



急に参加させられたらBBQ

プライベートでは接点なかった伊藤さんからの誕生日プレゼント



伊藤さんと宇野さんは親友だから...あの人が知っていたとしても不思議ではない


まんまのと掌で踊らされてたなんて悔しいけど

さっきの伊藤さんの笑顔で悔しさも吹き飛ぶ




次の日、会社で車の鍵を日高さんに渡した



黄「いい事あったろ?(笑)」



ニヤニヤする日高さん...

ったく知ってるクセに



大「駐車料金は1500円です。」


領収書を渡す


黄「なんだよ、工藤くんは冷たいなぁ...」



俺の手に2000円を置き歩き出した



大「ちょっ...多いっすよ」


黄「始まりなんてどうでもいいんだよ。うまくいったら報告しろよ!」



手を振って会議室へと向かった



ほんとやる事言う事いちいちカッケーんだよ


あの人にはほんと敵わない



確かに始まりなんてどうでもいい


大事なのはこの先



それはもちろん俺から始めてみせるさ



〜〜 終わり 〜〜



Da-iCE 工藤大輝くんの誕生日Da-iスト

なんか日高くんと大輝くんのお話しみたいになっちゃった(笑)



前置き長くてちあちゃんなかなか出てこないし

出てきたと思ったらチョイ役
(いや、大輝くんの相手役です)



とりあえず、楽しく読んでもらえたら嬉しいです


大輝くん、誕生日おめでとう