比べることに意味はある? | こたつむり師団の日次報告書。

こたつむり師団の日次報告書。

日本国自宅防衛隊・冬将軍隷下「こたつむり師団」(第5656連隊を擁し、主力部隊は「空挺ラッコさん部隊」)所属のおキヌ子による報告書です。


私は正直、彼のおうちに子供として生まれたかったです。


普段はきっとそんなふうには口に出さないのに、

彼と一緒にいるとおやばか全開で「うちの息子は~」とか

「キヌ子さん何か困っていたりしませんか」とか言ってしまう彼のご両親と

そういうのを「ありがたいけどちょっと困るよ」って

それでも「親父、また飲みすぎると大変だよ」とかって

ごく普通にそう言っている彼の姿がとても羨ましい。


もし彼のおうちに生まれていたとしたら、

私はきょうだいから事あるごとに引っぱたかれることもなかったし、

食卓に怒鳴り声が響いて砂をかむような心持になることもなかったし

ひいてはリアルの男性が怖いと思うこともなかっただろうに。

小学校卒業のときは、普段着じゃなくて、仕立てあがった制服とか

おしゃれ着みたいなのを着せてもらえたろうに。

ひとりだけ普段着で、他の子から笑われたりしなくてよかっただろうに。


もう手に入らないものを欲しがるのは無為ですけど、

ああ……いいなあ……って思うわけです。


明日も五時起きにつき、もう寝なければ……( ´Д`)あー……