私と同じ車で透析に通う77歳の爺さん。

車の中では同じ話を何回もするし、透析の時に着替えるパジャマを何度も忘れるし、トイレでう×こして流さずに出てきちゃうし……まぁ、毎日がそんな調子。


先日、近くのローソンに買い物に行ったらローソンが改修工事で閉まっていた。


で、その近くにえるファミマに行こうとして方向が分からなくて探し歩いていると、見知らぬ若者に声をかけられた。


「大丈夫ですか?」

「大丈夫?何が?」

「どちらに行くんです?」

「どっちって手コンビニへ……」

「この先にはコンビニはないですよ?」


車で通り掛かった青年が、これは放っては置けないと思って声をかけるぐらいだから、見た目に余程フラフラしていたのでしょうね。


若者は爺さんの住まいを聞き出し、カーナビにセットして、自宅まで送ってくれたらしい。


爺さん、車に載せられてようやく自分の状態がまともではないことに気がつき、謝礼を差し出すも、若者は「そんなつもりじゃないですよ」と固辞して立ち去ったそうな。


自室に戻った爺さんは、そのまましばらく気絶していそうな……。


心優しい若者が見つけてくれたからよかったけど、爺さん、マジで危なかったな。


この話を聞いて思ったのは、年寄りの自覚のなさだな。37度の酷暑の中、コンビニ求めて歩き回り、傍目に明らかなほどフラフラになっているのにその自覚はなし。

自宅の近所なのに、道が分からなくなってさまよってしまうという恐ろしさ。


耄碌ジジイと笑うのは簡単だけれど、明日は我が身かも?そう思うと、他人事ながらゾッとしちゃいます…。