シリーズ屈指の最終回ですね。


昔見た時はシリーズ全体が重すぎて好きではなかったのですが、歳を経て見てみると、からくり人のみならず必殺シリーズの中でも名作ですね。


仕事人や新仕事人は、途中で物語がぶれまくる。新仕置人や仕置屋家業とかは最終回に唐突な部分がある。お貞が松とできていたとか、印玄が面識の無いはずのおこうに仲間意識を持っていたとかね。


その点、血風篇は物語にブレがなく、すんなりと受け入れられる最終回なんですよね。


若い頃は悲惨で、陰惨で、二度と見たくはないと思ったものですが、藤田まことと揉めて新仕置人に入れなくて、繋ぎで急遽制作されたとは思えない、素晴らしい作品です。


幕末の庶民の重苦しい空気を、これほど見事に描いた作品は、他に思い浮かばないですね。