昨日の「ワルイコあつまれ」のゲストは山崎監督。「ゴジラマイナスワン」の裏話を沢山していた。


そこ中で、元々は監督ではなく、技術屋の方になりたかった。特技監督になりたかったという話があった。


でも、そういう仕事を始めたら、怪獣とか宇宙人とか、そういう発注が来なかった。

ならば、自分が監督になってそういうのが出る映画を取ればいい。それが監督になったきっかけだったという。


私や私の後輩とかは、山崎監督を映画監督とは認めていないんだけど、なるほど、当人も本来的には監督になりたかった人ではなかったのね。


本質が技術屋だから、「やれるからって、それをやっちゃあダメだろ?」という事も平気でやっちゃうんだな。。


そういうマインドが、作品の中に滲み出ているんだろうね。そして、そういう部分に敏感に反応してしまう人は、山崎監督の作品にはNOを出してしまうんだろうなぁ。


技術と演出が上手く噛み合っていると凄くいい画を作るんだけど、技術が先に出てしまうとなんでそんな画を撮るんだよ!と腹が立ってしまう。


私や後輩、もう亡くなられた元テレビマンの大先輩とかが山崎氏を認めないのは、本能的に作品の中から「この人は本質的に監督ではない」というのを感じ取っていたのかもね。


それにしても類友とはよく言ったもので、私の周辺で山崎氏を映画監督と認めている人が、一人もいないというのも極端な話だなぁ。

( ̄▽ ̄;)