鬼平の劇場班を観てきました。
私は池波正太郎の大ファン。
20代で「仕掛人梅安」から始まって、「剣客商売」「真田太平記」「鬼平犯科帳」などなど、さまざまな作品を読みふけり、何度も読み返してきました。
こんな私ですが、「必殺仕掛人」以外は、ほとんどドラマも映画も見ていないんですね。
それぞれの作品が私の頭の中でイメージが出来上がっていて、大好きな藤田まこと主演の「剣客商売」ですら、私のイメージと違いすぎる!と見ていなかったんです。
なので今作も最初は見る気はなかったのですが、主演の松本幸四郎さんが番宣兼ねて「5時に夢中!」に出ていまして、こいつ、面白いな!と思いましてね。
この人が演じる鬼平を見てみたくなったんです。
最初はやはりイメージが違うなと思いましたけど、だんだん作品に引き込まれました。
演出やカット割りなど、わりとオーソドックスで、10年前に見たら古臭いなと感じてしまったかもしれないですね。
でも!今みると王道中の王道で、余計な気を使わずに安心して見れるんです。
また、火野正平や柄本明らが、実にいい♪派手な役者を入れていない代わりに、着実で確実な役者で固めてくれているので、その意味でもすごい安心感なんですよね。
残念なのは
私の目。
眼鏡か出来るのは28日なんです。
眼内レンズを入れた分、前よりはよく見えるのですが、やはり十分な視力はありません。
ちゃんと見える状態で、この作品を観たかったなぁ。