電車に乗って、ドアの近くのつり革に右手でぶら下がり、左には文庫本。


そんな状態の時、ある駅で乗り込んできた女性が無理矢理私とドアの間のわずかな空間に身体をねじ込んできました。その強引さにちょっとムッとしながら本を読み続けていると・・・電車が揺れた表紙に女性の腕が、私の腕にピタリとくっつきました。


本を読んでいて、いきなり手にひやりとしたモノがくっついてきたのに驚いて、私はハッと顔を上げたのですが・・・目を見開いて驚愕の表情を浮かべた女性と目があったのです。


え?

うん??

な・・・なに???


女性はしばらく目を見開いたまま私を見つめ・・・って、しばらくと感じたのは私の体感時間で、実際には1秒ぐらいかも・・・一旦は顔を正面に戻すけど、その後何度も何度も私をチラ見します。


え~~~っと・・・ひょっとして・・・痴漢か何かと間違われた?

わざと私がその人の腕に触ったと思った?

だって、身体と身体が触れそうな狭い空間に強引に身体をねじ込んできたのはあなただよ?

腕が触れたのだって、あなたが揺れに踏みとどまれなくて、自分から私にくっついて来たんじゃん。

それなのに私の事を痴漢を見るような眼差しで見るの?


幸い(?)、この女性は騒ぎ出す事もなく・・・状況的(右手はつり革、左手は文庫本、左肘は胸にぴったりくっつけている)に痴漢ではないと納得してくれたようだったけど・・・そんな目で見られた私の不愉快さはどうしてくれるのさ!!!


このやり場のない怒り・・・どうしてくれよう・・・。