この週末、2本の映画を観ました | 『ことば選び』は難しい。。。 

この週末、2本の映画を観ました

日テレ 金曜ロードショー「パラサイト」
フジテレビ 土曜プレミアム「記憶にございません」
この2本の作品を金曜、土曜と続けて地上波のOAで初めて観ました。

かたや、本場アメリカのアカデミー賞作品賞受賞作。かたや、三谷幸喜作演出のコメディ映画。

パラサイトは観るチャンスを逃し続けており、正直、かなり期待して観ました。妻の影響もありかなり多く観た韓流ドラマの名作に出演していた多くの俳優さんが出演されており、そういう意味でもなかなかの力作と感じながら観ていました。設定、仕掛け、伏線が小気味良く展開する前半はこの後どうなるのかという期待も含め、ハラハラしながら楽しめました。一転、土砂降り以降の後半に入るとかなりの猟奇的な展開。話の辻褄、最大の盛り上がりからフィナーレに向かっての流れには、気分的にのめり込めない部分が多く、観終わった後に何やら嫌〜な気分だけが残る作品だったと感じました。どうしてこれがアカデミー賞作品賞を受賞したんだろうなぁなどと思う始末。

一方、大好きな三谷作品「記憶にございません」は、導入から設定、仕掛け、登場人物のキャラ付け、伏線と前半から笑えるシーンも満載、一転して後半は、主人公のキャラ変という大方向転換に様々な登場人物の内面を引き出す展開から三谷さんらしいほんわかとした笑顔に包まれるフィナーレへ!観終わった後に楽しさと三谷さんが訴えたい思いへの共感に包まれるとても良い映画でした。

映画の持つ「エンタテイメント」という使命の中には様々な要素が含まれていますが、その要素をネガティブに表現する作品と、ポジティブに現す映画の両極端を観たというのが映画好きのおっさんの感想でした。。。