昨日初めて 夢の中でおじいちゃんと会った。

 

祖父は私が世界一周中に行っている間に末期ガンが見つかって

「世界一周はずっと恵美の夢だったから」と

 

「自分が亡くなっても恵美には帰国するまで

そのことを伝えないで」と遺言を残し

可愛がり続けた初孫に会わずに旅立つという選択をしてくれた人。

https://www.facebook.com/emi.ogura2/posts/1699535423461132

 

久しぶりにあの日の、絶望に近い感覚が妙にくっきりと湧き上がってきて

多分 無意識に押さえ付けていた

「私が夢みたら、また誰かを傷つけたり苦しめたり

犠牲にしちゃうんじゃないか」っていう圧倒的な恐怖が

自覚できるほどの存在感を出してきて、1日気持ちがやられてた。

 

そしたら、昨日会った方が

おじいちゃんの話も全然してないのに

「恵美ちゃん達のクラファンが成功したら、

新しい時代の生き方のモデルケースになると思って

めちゃくちゃ応援してるんよ」って話し始めてくれた。

 

日本は「ひとつのことを長く続ける」専門、プロ、職人さんの生き方がよしとされていて、

私や主人みたいな、どんどん興味もやりたいことも変わって

「肩書きが分からない」「ひとつのことを極めていない生き方」は眉をひそめられがち。

 

だけど、今までとは全く違う、経験も知識もない

「旅館」という新たなものに取り組もうといている2人のクラファンに

大勢の人が賛同し、理解し、具体的な「お金」も集まっている。

 

「2人のクラファンが大成功したら、

’’これからは肩書きにしばられない、心を羅針盤にした生き方’’ってありなんだ、って

今までの考え方を変えざるを得ない人が絶対出てくるし、

上の人の考え方が変わったら、

若者ももっと 色んなことに挑戦しやすくなるんじゃないかと思うんよ」

ってそこまで期待してくれてた。

 

 

今まで、’’夢’’を叶えようと思っていた。

「紬屋旅館に関わってくださる方の笑顔」を目指していた。

だけど、その話を聞いて

人のお役に立てる’’夢の叶え方をしよう’’と思った。

 

紬屋旅館、という夢でお役に立てる人は限られるかもしれないけれど、

「夢を叶える過程そのもの」が誰かのお役に立てるなら。

 

それだったら、もっと頑張れる気がするし頑張りたい。

傷ついても嫌な思いをしても、涙を流す日があっても、

この傷そのものが誰かの役に立てるなら 意味がある気がする

 

クラウドファンディングも27日目に突入しました。

https://camp-fire.jp/projects/view/190998

 

私たち2人の夢でなく、

紬屋旅館の歴史そのものが 誰かの勇気にもなれますように。

そんな気持ちで、走り続けます。

改めまして、いつも大きな応援ありがとうございます。