レンタカー旅最終日~!
向かうのは
「タラの丘!」
「風と共に去りぬ」で有名な
「タラに帰ろう」というセリフの「タラ」がここらしいです
(と、偉そうに書いていますが
今回初めて知った映画です笑)
19世紀半ばのジャガイモ大飢饉で世界中に散ったアイルランド人にとって
「タラ」というのは心の故郷
ここは
ケルト人より前、
5000年も前からアイルランドの王が居住した場で、
石器時代以来紀元後の12世紀まで、アイルランドにとって
政治的、宗教的に重要な地だったそう。
19世紀に行われたアイルランドの自治を訴える演説会では
ここに100万人ものアイルランド人が集まるなど
タラは今もケルト人、アイルランド人にとって聖地として息づくパワースポットらしい
私、そもそも教養がないので
「歴史的に凄まじい場所!」とか言われてもピンとこない人間なのですが
一応すごい場所らしいし、せっかくアイルランドきたし精神で行ってみたら・・・
とーーりーーはーーーだーーーだったよおおおおおおお!!!!
前前世くらいにこの場所にいたのかな?
晴れた日にはアイルランドの25%が見えるという
草原が広がるタラの丘。
ただの眺めの良い丘なんだけど、
この丘に立った瞬間に
「やっと帰ってこれた」という安心感と懐かしさ
「でも、日本人の私はまたここを去らないといけない」っていう
強烈な寂しさみたいなものが押し寄せてきて
動けなくなった
本当に不思議な感覚だったな~~
これはリア・ファルって言って
これは復元物なんだけど
王様が即位するときにこの石に触れて誓いを立てていたらしく
これに触れながら
「またここに帰ってこれますように」って
想いの楔を打ち込んどいた
いや~~
なんなんだろうな~~
すごかったなー
ちなみに丘は上からみたら
こんな形をしているらしい~!
その後!!
5000年前に作られながら
1度も雨漏り&倒壊していないという驚異的な技術を誇る
「ニューグレンジ」へ
これを作った民族は文字を持たず
誰が、何のために作ったか未だ謎だそう
(入り口や壁には不思議な渦巻き模様も・・・)
内部は撮影禁止だから写真ないんだけど
入り口から人一人がようやく入れる
左右を平べったな石で作られた通路を進んでいくと
突き当たりに丸い部屋のようなものが。
(すごかったのが、平べったくて長い石を使って
渦巻きドーム状の天井が作られていたこと!)
真正面にお墓のような、石の台のようなものが置かれたスペースがあって
左右にも同じようなスペースが。
右側のスペースには
直径1mくらいのお皿みたいな、中央がへこんだ石があって
そこには火葬した聖灰を盛ったとも考えられているらしい
そして、年に1度冬至の朝。
朝日が細い通路を通って
真ん中の墓室?に差し込むように作られているんだって・・・
(外からライトで照らしてくれて、本当まっすぐに光が入ってきてた)
このニューグレンジ全体で使われている石は総重量20万トンと考えられているらしく、
一体何人の人が、どのくらいの年月をかけて
どんな気持ちでこれを作ったんだろう・・・
色の組み合わせも、大きさの整い具合も、オシャレさも
5000年前っていうのが信じられない・・・
アイルランド人の祖先って
めちゃくちゃオシャレで、
すごい人たちだったんだろうな~
そして・・・!!!
6日間のレンタカー旅も終了
何事もなく終わってよかったー!
そしてアイルランドはレンタカー必須だった!
行きたいところ大満喫できたし最高の
1037キロのレンタカー旅でした♩
「実際に行く人向け」
googlemapで「タラの丘」と日本語検索で出てくる方が
あくまでも地名で
駐車場がある場所は「hill of tara」でヒットする方です!
気をつけてください
ニューグレンジの方も同じ感じなのですが
ここは案内通り進んだら駐車場にたどり着きました
ニューグレンジはツアーでのみいけるみたいで
私の時はビジターセンターが改装中で
駐車場に設置された臨時のビジターセンターで
ニューグレンジまでのバスチケットと入場券が1つになった紙を渡され
(入場料なぜか掛かりませんでした)
時間になったら集合場所に行って・・・という感じでした
おそらく30分おきにツアーが催行されていて
バス出発から駐車場に帰るまでが1時間半です