インドのコルカタでお世話になっている
カウチサーフィンのホスト
「アクター」は
コルカタにあるスラムに住む子ども達のための
フリースクールを開校している
NGOの代表者だった。
ということで
早速お邪魔させてもらいました!!
そのNGOは
雑居ビルの1フロアーにあった。
真っ暗な階段と廊下の先に
子ども達の笑い声と
明るい教室があった。
私たちがお邪魔すると
全ての子どもたちが
「Good afternoon madam」って言ってくれて
「私の名前は~です
あなたのお名前は?」と握手しながら聞いてきてくれて
スラムに住む子ども、のイメージとは全く違う
綺麗で礼儀正しい子どもたちばかりだった
フリースクールは
朝10時から午後4時まで開講しているらしく
朝は就学前の子ども達、
そして昼過ぎからは
小学校、中学校が終わった子どもたちがきて
宿題をするみたい
(日本と教育システムが多分違う。
私たちが昼過ぎに行った時は
10歳から16歳までの子どもがきていた)
外部の人間がよく来るのか
子どもたちも一通り自分たちの宿題が終わった後
私たちを別室に連れて行ってくれて
そこで10歳から16歳までの子どもたちと一緒に
歌やゲームをして遊んでくれた
「ダンス」「演劇」「モデル歩き」「歌」と
それぞれ書かれた紙を引いて
引いた紙に書いてあることを
みんなの前でやる、っていう
とってもシュールな遊びもあった笑
日本の子どもだったら
6歳くらいまでしか楽しまないであろう遊びを
もう見た目はすっかり大人なメンバーまでもが
楽しそうにやっていて
インドの思春期の子どもって
何して遊んでるんだろう?ってすごく不思議だった
私たちはジャンケン列車とだるまさんが転んだ、を
お伝えさせてもらった♩
インドの人って
立ってるだけで絵になる。
子ども達も自分の美しさを研究しつくしているのか
立ち振る舞い全てが舞台女優みたいに綺麗で
思わず見惚れる。
この子ども達がスラムに住んでいる子なんだ?
スラムってことは多分カースト的には下の方だよね?
産まれながらにして
身分も職業も決まってしまうという
「人格や努力をみない仕組み」の残酷さを
彼らと触れ合うことで痛いほど感じるようになった
私が本当に本当に疑問だったのは
「カースト制度」という
生まれながらにして職業が決まっている、というインドにおいて
教育がどのくらい
子どもたちの人生を変える力があるのか、ということ。
難しい英語が全然分からないから
表面的なことしか理解できなかったんだけど
カースト制度も大分
変化しているらしく
今は国の機関において
「⚪︎%は~の人を雇用しなさい」というような法律もあるらしい。
(し、街を歩く感じでは
明らかな差別とか、
カーストが見分けられるほど
明確な差があるようにも見えなかった。
大分変わってきてるのかな??)
だから
「教育を受けることで
ゴミ拾いしか仕事がない子ども達の未来が変わる」って
まっすぐな目でアクターが教えてくれて
すごく希望が持てたし
なんだか楽になった。
実はアクターは10年ほど前に
2年間北海道に住んでいたらしい。
そこで本当に壮絶な色々があって
心がボロボロになってインドに帰ってきたらしい。
心がからっぽになったアクターが
「いくら食べたって満たされるのはお腹だけ」
「心を満たさないと」と
このNGOを始めることにしたらしい。
2年間、日本で必死にためたお金を元手に
学校もどんどん大きくなってきていて
今まで見てきた子ども達は200人以上。
「僕には200人の子どもがいる。
今本当に幸せ」って話していた。
学校の運営は
今はボランティア達の支援で成り立っているみたい。
ボランティア達が描いた教室の壁♡
アクターの素晴らしい取り組みを聞いていると
今すぐにお金がぽーんと出せない自分たち
がすごく申し訳なくなった
でもアクターは私たちのことを
「ボランティア」って呼んでくれていて
「君たちが来ることで子どもが笑顔になる。
それも十分なボランティア」って言ってくれて
本当に心が楽になった
そしてアクターは
子ども達のためにお金を100%使えるよう
「自分の生活費」のために
ジュースショップと軽食屋も営んでいた!!!
ジュースショップも軽食屋さんもとっても賑わっていて
本当にやりたいことをするために
頭を使って稼ぐアクターって本当にかっこよかった!
そして晩御飯は
アクターの実家へ連れて行ってくれた
12畳くらいのおうちは
キッチンとベットで満帆で
ご飯はベットの上にビニールシート乗せて食べた
ここに3人で暮らしてるんだってー
「子ども達の父親」
「良き息子」
「インド人としての生活」
「経営者としての顔」
4つの面を1日でたっぷり見させてくれて
本当にありがたかったー!!
踏み込めば踏み込むほど
疑問が増えて行くインド。
全て理解できるなんて思わないけど
1ミリでも
インドの人たちの大切にしている気持ちや生活が
理解できるようになりたいな!
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