2017年5月16日

フィリピン バナウェでの日記です

 

 

 

 

バナウェ2日目は

「美しい」と有名な

そして「いくのが大変」とも有名な

 

バダッドのライステラスはーと

 

バナウェから16キロくらい離れているらしく

トライシクルで小1時間。

 

ジャンクションには

たくさんのトライシクルやジプ二ーが並んでいて

ここからは歩きのみ。

かつガイドが必要だそうです。

 

 

「旅行者のために

道を整備するんだ」という工事のため

いきなり

もんのすごい道からスタート笑

 

 

 

その後、1時間半ほどかけ

山登りのような道や

 

 

 

石でできた階段や

安全とか、誰も考えてくれてない笑

日本では飾りとしか考えていなかった「自己責任」

という言葉の重みを

海外に出ると感じます笑

 

 

 

細いコンクリート製のあぜ道を歩きながら

様々なビューポイント巡り。

 

 

 

噂通り

はあはあ、ぜいぜい言いましたが

あぜ道には

木とトタンで出来た簡易的なお土産屋さんがあって

そこで休めたり

 

 

疑惑の「Hello Kitty」笑

 

 

 

 

 

美しい景色を見ていると

しんどさも全く問題ありませんでした

 

 

 

 

 

バダッドでは

すり鉢状に広がる山々に

棚田とたまに家が作られていて。

 

すり鉢の底から

山の頂上まで

不規則に並ぶ棚田が階段のように広がっていて

この頭では

なんでこんな景色が広がっているのか

意味が分からなかった

 

2000年前にイフガオ族が作ったものらしいですが

なんのために作ったのかは

よく分かっていないとか。

 

 

ただ、

眼下に広がる無数の幅2~3メートルほどの細い水田を

機械も農薬も使わずに

2000年もの間守り、伝統を受け継ぎ続けてきたのかと思うと

それはそれは想像を絶する大変な作業で。

 

 

「自分のため」や

「家族を食べさせるため」を超えた

「何か」をそこには感じたし

その「何か」を少なくとも私は持ち合わせていない気がする

 

その何かはもしかすると

「神様に捧げるために」

「先祖から受け継いだ土地を守るため・・・」

「部族の伝統を守るため・・・」

なのかもしれない。

 

少なくとも

そんな気持ちがなければ

この景色が2000年間

脈々と受け継がれることはないんじゃないかと思ってしまう

 

今日も炎天下の中

背をかがめて永遠と作業され続ける姿を拝見し

「こうやって一生を終えた人がごまんといるんだよね」と

主人がぼそっと言った。

 

 

この景色、

後継者不足の影響で

「危機遺産」にも認定されているのだとか。

 

確かに

こんなに世界中から観光客が来て

世界中の文化や進化を感じながら。

自分たちとは全く違う世界の可能性を横目で感じながら。

それでもこの土地で農業を続けようって思える人が

一体どれだけいるだろう?って思ってしまう

 

 

この景色は確かに美しくて

本当に素晴らしいものだったけれど

これを維持するために、

希望しない人々にまで農業を強要するのは違うけど

 

だけどだけど

時代を追いかけるが故

この景色がなくなって

世界のどこにでもあるような景色になるのも絶対に嫌だ。

 

 

 

この景色があるのは

イフガオ族の希望の結果なのか

それとも現代に生きる彼らにとっては観光のための犠牲なのか。

なんだかとっても気になった。

 

イフガオ族にとっての

幸せがこの棚田とともにあればいいな。

 

 

そんなことを頭の片隅で考えながらも

やっぱり目の前に広がる景色は素晴らしく。

 

澄んだ空気も

圧倒的な山の高さと

目を凝らさないと見えないくらい永遠と広がる棚田も

実際の魅力の20%も

写真では伝わらないから

だからほんと、ぜひ行ってほしいなあ~

 

 

ちなみに・・・

私たちは

2日目のぼったくりガイドの

「今日は水量多いからいけないよ」という嘘により

(他のドライバーから

「今日の滝めっちゃよかったな〜」という

のんきな一言により発覚笑)

素晴らしいと言われるバナウェの滝も

 

「犬に噛まれるからいけないよ」と

バダッド村にも行けませんでしたので

(こちらも上記のように発覚笑)

皆さんはぜひしっかり交渉してください!笑

 

 

 

 

 

 

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