姫越山・座佐の高・芦浜周回登山 ~ 前篇 | 山と素人絵日記

山と素人絵日記

週末を待ちわびて夫婦であちこちの山や観光地に出かけています。
数年前から思い出を絵にすることにしました。

姫越山 503m / 座佐の高 459m
2019/6/13(木) 曇り時々晴れ ソロ

AM3:25 津市自宅発 

R42をひた走る。
大台町にさしかかる。
どんよりとした雲が切れ始めた。

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下崎橋から我が古里柏崎を望む。正面は行者山、右奥の笠木高は雲で見えない。

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R42を宮西屋(飯屋)で左折して錦に向かう。やがて錦峠のトンネルを潜り下り始める。
間もなく、南伊勢町と紀北との分岐があり右折する(左下)。左折して新桑から登ることも可能だ。
途中で停車してこの日の縦走路を確かめる。日の出も近そうだ。

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日の出公園駐車場着 (5:05)

◆左↙の「鎮魂の碑」は、過去の大津波の犠牲者を追悼してのものだ。よく亡き母から「錦の津波」の話を聞いたものだ。当時、母は20代の教員で津波の翌日、隣りの大内山村から徒歩で荷坂峠(熊野古道)を下り紀伊長島から錦へ入ったらしい。現地の惨状と大勢の教え子たちの生命を一瞬にして奪い去ったこの恐るべき大津波の話を子供時分によく聞いたものだ。◆この駐車地とて海抜7,7mだ。ひとたまりもないだろう。正面の新庁舎(錦役場)の高さならいざ知らず。(5:10)スタート

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正面に突き出した尾根先端の白い階段道(シロハゲ避難所)が登山口。

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海抜30mのシロハゲ避難所からの左右の風景。錦の住居をほぼカバーしている。天気回復晴れ

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姫塚山道を登り始めてすぐ、くちなしの花?音譜

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 立て札 3町 327m 

最初、●合目と思ったが山麓からの距離を示しているみたい。
二十二町まで数えたが・・・

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七町 763m 最初のビューポイント! (5:53)

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美しい尾根道が続く。海岸線に特有の植生で、大半はこんな具合だ。 (6:15)へ

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爺ケ塚 (6:42) ➡(30分)山頂

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爺ケ塚からすぐの所で主尾根に合流。鋭く右折し少し下る。

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このルートは一度妻と歩いたことがあるが、所々道が新しく作られていた。

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 姫塚 (7:00) ➡(20分)頂上

由緒謂れの案内がないと想像をたくましくしてしまう。
爺ケ塚で爺様が、この地でお姫様が・・・ ヒンコンだね~

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二十町 2180m あたりの珍しく岩がゴツゴツした山道。

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頭上で囀る粋のよい鳴き声に潮騒が重なる。
オッ、頂上か!?

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姫越山山頂  標高502.6m (7:30)
約20分の休憩中、パンを食べながら‶まだ朝食の時間やなあ”と苦笑。初めて水分補給。

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眼下には芦浜が綺麗に弧を描いている。
浜の手前が芦浜池と言って淡水だから海水浴の後、塩を洗い落とすにはうってつけだ。

さあ、この先の座佐ノ高へ向かおう!

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山頂から少し進むと新桑窯(サラクワカマ)ルートとの合流地点だ。最近、使われた形跡がない?

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のろし台  一部残存する石垣が往時を偲ばせる・・・外敵・・・クジラ船?・・・

2,3枚の立て札木札には 「鬚尾山 474m」、
久しぶりに目にする‶イセAOKI”さんは「狼煙山」ときた。

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これより一気に下る。湿った地肌に張り付いた落ち葉に木漏れ日が射す!

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立木が伐採され展望所が作られていた! こうしたケースが最近目立ち始めたように思う。

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潮の流れをズーム
帰路は、この浜を横断して右の尾根を越えるルートだ。

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唐人殺し峠

殺風景な峠だ。直進すれば座佐ノ高へ、左手は新桑へ、右手はこの後降る芦浜ルートだ。先ずは直進。

しかしこのネーミングはいただけない。
残忍な過去のイメージを連想するだけでなく、この時代にまかり通るはずがない。
人権感覚を疑いたくなる。
誰の?

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峠から一気の急登後、少しアップダウンを繰り返すうちに山頂が見え始めた。

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座佐の高 459m

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スマホでパノラマ撮影
右下に続く尾根突端付近は、怖いほどの絶壁が続くが絶景ポイント。
一度迷いに迷い、この尾根から座佐の浜に下りた経験がある。

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大池の右隣(画面では上)にも小池があるが枯れているようで見えづらいですね。
その裏手の崖を降り切ると小池から海に注ぐ水深約1mの川を、
冬のことで濡れることを嫌い思い切ってズボン、パンツを脱ぎ震えながら渡渉したもんだ(笑)

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周回登山前篇

 了