入道ケ岳 / 福寿草を求めて | 山と素人絵日記

山と素人絵日記

週末を待ちわびて夫婦であちこちの山や観光地に出かけています。
数年前から思い出を絵にすることにしました。

 入道ケ岳  標高905,5m
 活動日   2019/3/20(水) 快晴 6:18 start~10:36 goal
 活動時間 4時間17分
 エリア   三重県鈴鹿市 鈴鹿セブンマウンテン南端の山

今日はズバリ!福寿草、目当ての登山だ。朝5時のアラームに素早く反応し、5時15分津市の自宅を出発した。東の空は薄茜だが、星の瞬きと街灯の灯が競い合っていた。R306を左折すると、開通したての第2名神が半端なく目立っていたキョロキョロ


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椿神社の正面から裏に回り込む。


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井戸谷コース登山口駐車場に着く。(6:15)
身支度を整え早速出発すると、すぐに一番乗りの特権か、鹿の一家の出迎えに遭遇する。


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1合目の標識の隣の木の注意書き。
数年前津市内の白山地区で、クマが捕獲されたことがある。
いよいよ、接近してきたなプンプン ガーン


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杉林の急斜面を登り切ると2合目だ。(6:53)

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崖の脇を抜けると美しい水平道となり、3合目の標識が現れる。(7:03)

隣りが石の階段となり登り切ったところに小さな祠が祭られている。


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谷間にさしかかると、植林帯から山頂までずっと美しい自然林の中の登りとなる。


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百mばかりの崖につけられた危険な道の先には、深いチムニーが口を開けて待っている。30年ほど前には樹木がうっそうと茂り、夏場は天然の冷蔵庫のようでよく休憩したものだ。ただしヒルには要注意だったが( ^ω^)・・・ 
度重なる豪雨で様相が変わってしまっている。山の変化は止まらない。

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チムニー最上部。

この滝を越えるには右斜面に付けられたロープ道を通らなければならない。
積雪期には高難度となるが、この季節は楽勝だ。

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上から見下ろす。


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間もなく古いがよく整備の行き届いた井戸谷避難小屋だ。木の背負子があった。


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息もつかせぬ急登が続き、谷の際が4合目だ。(7:30)

これよりしばらく谷を高巻く。


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再び谷に接近したあたりで、見覚えのある独特の植物の群生に出合う。

福寿草だグッ
こんなに登山口に近いところに!? 

・・・まだ咲いていない・・・

消え入りそうな踏み跡を辿り急斜面を登る。
ナニかおかしい、全く見つからない!突然、絶えてしまったのだろうか?
鹿が食っちゃったか!盗掘!?

ボクは諦めて登ることに集中した。
こんなにも好天なんだから山頂では絶景が待っていることだろうし、、、

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枯れた谷芯の先に結構でかいケルンと5合目の標識が見つかった。(7:55)


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気持のよい自然林につけられた登山道をどんどん登ると、真新しい分岐が見つかった。
この新道は一体、どこに!?
僕は未知の登山道の存在を放置しておくことは許せない性分なのだ三毛猫
右手急斜面の上には北尾根コースが走っているはずだから、そのバイパスか雷

入ってみて、すぐ登山道ではアリエナイと第六感が反応!
すると眼の先にポツリと?
フクジュソウだ!!! その先にもキラキラ

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約30分激写しました。改めてアップするとして登山行程を進めます。


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谷とわかれ山腹の道を登って行くと6合目。(8:32)
背中にまともに天道の火を浴びる。もうたまらん。一枚脱ぎ2枚に。水分補給。


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熊笹帯に出る。あの尾根に出れば山頂は近い。

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なぜか石がゴロゴロ? 急登が続く。
確かこの辺りで15分で北の頭は無理だろうなア、などと考えながら一歩一歩登る。

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尾根直前にして下方を望む。

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やるもんだ! 5分ほどで尾根に達した。(8:58)
入道ケ岳山頂は後回しにして右折して北の頭を目指す。

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北の頭  
絶景です。腰を下ろし、熱々のコーヒーを飲みながら大好きなメロンパンをパクパク。正面下は宮妻峡に続く新道です。右は北尾根コース、椿神社に続きます。

              鎌ケ岳  御在所岳 釈迦ケ岳
                ↓     ↓     ↓
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入道ケ岳が望めます。まだだれも登頂者はいないようです。

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奥宮に向かいます。右手はイワクラ尾根と言って、鎌ケ岳や雲母峰(きららほう)への縦走路です。2~3度経験してます。宮妻峡をベースにして、約9時間でしょうか。


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クマ笹の四差路を直進しますが、残り3方向もアップ


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鎌ケ岳、御在所方面


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入道ケ岳 奥宮参拝の後、この道を歩きます。


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クマ笹の先は、こんな崖!眼下は宮妻峡。左のピークは水沢岳。

今日は車を椿神社裏に置いたから無理です。

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奥宮 この奥から一気にイワクラ尾根のやせ尾根となります。行かないけど・・・。


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↖プッシュして拡大。
入道目指して、ゴー! 山頂に人影が見えるぞー。


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入道ケ岳 標高905,5m  (9:35)

次々とハイカーが到着!右の方は岐阜から初三重の山挑戦です。

美濃加茂からとおっしゃっていたので、参考に山情報をいただきました。
先日霊仙に登ったそうで今回は入道。絶景だと感動していました。

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仙ケ岳(中央右の双耳峰)や野登山方面

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下山は、二本松コースの尾根下りです。


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鈴鹿の町とその先は四日市方面。

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振り返ると、山頂の鳥居が覗いていました。


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約40分で下山しました。(10:40)

早朝はボクのプリウス一台でしたが、18台に増えていました。さすが鈴鹿セブンマウンテン、そして登山シーズン到来!!

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お昼から、明日妻の毎月の同窓会(4人)のお土産にする里芋やらなにやらの収穫が待っています。次回妻も鈴北岳~御池岳の福寿草には付き合うと言ってますが。

             了