こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

事務所をずっと開けられておらず、申し訳ありません。

4月16日から4月18日まで、2泊3日で都市基盤整備・危機管理対策特別委員会の行政視察でした。

  1. 4月16日
    • 港区:グリーンスローモビリティについて
  2. 4月17日
    • 鹿児島市:低地区総合浸水対策緊急事業について
  3. 4月18日
    • 宮崎市:消防団の力向上モデル事業について
このブログでは、3日目の宮崎市視察について書きます。
 
3日目は、宮崎市にお邪魔し、「消防団の力向上モデル事業」についてお話をお聞きしました。
 
「消防団の力向上モデル事業」は、国(消防庁)の補助事業で、令和4年度から始まりました。
  • 防災教育の実施
  • 災害現場で役立つ訓練の普及
  • 企業・大学等と連携した消防団加入促進
  • 子供連れでも活動できる消防団の環境づくり
  • その他
の5類型の想定事例を紹介しつつ、地方公共団体の工夫を凝らしたモデル事業を募集しています。
 
宮崎市は、この国の補助事業に採択された市の1つです。
国の上限が200万円で、CMの作成からテレビ・各種SNS・映画館での放映までをまるごとセットで、業者に委託。
 
出来上がった動画が、こちら。

消防団、入りたくなりました……?

 

うーん……

 

川口市消防局の動画も負けてないよ?

 

これは消防団ではないのですが、消防職員募集の動画。

(消防団の動画は確かに見当たらないですけど……)

 

川口市消防局のYoutube、とても良い感じなので、他の動画もぜひ見てみてくださいね♪

 

話は戻って……

 

宮崎市は、令和6年4月1日現在、

  • 団員数2,309名(定数2,493名)充足率92.6%
  • 16分団150部

で、団員数が例に漏れず近年どんどん減ってきており、国の「消防団の力向上モデル事業」を活用したとのことです。

 

対して川口市は、令和5年4月1日現在、

  • 団員数420名(定数515名)充足率81.6%
  • 30分団87部

で、宮崎市の5分の1くらいの人数ですが、充足率が低い。

なお、定数は各市の条例で決められています。

 

宮崎市の団員確保の取り組みとしては、他に、

  • 宮崎市入札制度等において優遇(加点)
  • 消防団応援の店(割引等のサービスが受けられる)

  • 宮崎市学生消防団活動認証制度(就職活動で使える)

をされているそうです。

 

他地域の「消防団の力向上モデル事業」を見ていたら、埼玉県もこの補助事業を活用して「消防団応援の店」のようなことをしており、川口市のサイトでも紹介されていました

 

質疑応答で、私から「既存団員の声かけ以外で入団した方はどの程度の割合?」と質問したところ、「宮崎市のフォームから入団される方も一定数はいるが、肌感覚で、既存団員の声かけが7割」とのご回答で、「新規が3割というのは、PRの効果が出ていると思われ、良い実績では」と返しました。

 

また、消防団には操法大会というものがあり、この大会に向けた練習が結構な負担になるとの消防団員からの声が多く、出場者を予備戦で決めるのではなく団ごとの輪番制にする改革を進めたいそうですが、これがなかなか、やろうとすると特に団長の理解を得られずに難しいとのことでした……

 

全国的にも、消防団・消防団員は減っていますよね。

だから総務省が取り組んでいるのですが。

川口市も募集中です、ご興味のある方は下記ご覧ください。

 

ということで、議場を見学させていただきました。

昔の川口市役所議場に配置がそっくりでした!

 

また、宮崎駅のトイレがスプラトゥーンでした。

川口市駅構内も、面白くならないかな。