こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

今日は、川口市議会、一般質問4日目でした。

議事録は1ヶ月後頃(「検索」が便利)、動画は数日後頃に公開。

 

今日のブログでは、私が作った質問原稿を公開します。

 

アドリブで変えたところもあり、正確には、数日後に公開されるインターネット中継のアーカイブや、

1ヶ月後頃に公開される川口市議会議事録をご覧ください。

 

なお、各質問の答弁は、明日のブログに書きます!

 

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議長! はい、6番、荻野梓。

よろしくお願いします。

 

大きな1 防災について

 

議長! はい、6番、荻野梓。

よろしくお願いします。

 

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大きな1 防災について

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はじめに、令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 

(1)地区防災計画について

 

本市ではまもなく、川口市地域防災計画が改定されます。

10年ぶりのメジャーバージョンアップで、先月実施されたパブリックコメントの際に公開された案を見ると構成や体制が大きく変わり、Q&Aでは能登半島地震にも触れられており、最後の最後まで最新の情報に合わせてブラッシュアップされようとしていることが見てとれました。

さて、防災計画は、国レベルの「防災基本計画」と、都道府県市町村レベルの「地域防災計画」の他に、地域コミュニティ単位で作成される「地区防災計画」があります。

これは、地区の特性や過去の災害事例を踏まえ、その土地・その場所で想定される災害と行動指針をより具体的に検討し、地区の特性に応じた項目を盛り込む計画となります。

平成26年4月1日施行の「災害対策基本法」にて新たに創設された制度で、施行から間もなく10年が経過しますが、国の令和5年版防災白書によると、令和4年4月1日時点で、地域防災計画に定められた地区防災計画は全国では177市区町村2,091地区、埼玉県内においても6市町村17地区に留まり、作成が進んでいません。

本市は地域によって人口構成や環境、想定される災害も異なり、まさに必要な計画かと思います。

避難所毎に作成する避難所運営マニュアルは、市から雛形が提供され、作成が進んでいるかと存じます。

市レベルの地域防災計画と、避難所レベルの避難所運営マニュアルの間に位置する計画として、地区防災計画も構成単位の考え方や雛形を提供する等して作成の推進を図るべきと考えますが、本市のお考えをお聞かせください。

 

(2)避難所での飼い主の会について

 

市内の指定避難所である小・中・高等学校では、ペット同行避難ができます。

各避難所では、現在は基本、飼い主とペットは別々の空間で過ごすことになりますが、普段と同じく、飼い主が責任を持ってペットの世話をする必要があります。

避難が長期化するにつれ、避難所毎に様々なルール作りが必要になることが想定されます。

ペットスペースに立ち入る際の注意点や、清掃は誰が行うのか、ペット用物資の配給・管理方法はどうするか等、そこにいる飼い主と、ペットと、避難所の実状にあったルール作りを促すために、飼い主の会の立ち上げを促すのはいかがでしょうか。

 

(3)防災テックの活用について

 

防災テックとは、防災とテクノロジーをかけ合わせた造語で、地震や豪雨等による自然災害の発生予測、災害現場の状況確認、災害時の通信確保、被災者の支援等々、災害によって発生しうる様々な問題をテクノロジーで解決することを意味します。

近年では、VRを使った避難訓練、AIやビッグデータを用いた災害予測、そして震災時の避難所問題から学んだ被災者支援システムなど、ICTを活用した防災テックが次々と誕生しています。

本市でもすでに活用されているかと思いますが、まず令和6年度予算案で計上されている、として被災者生活再建支援システムと、として避難所情報公開サービスについて、その活用予定の詳細を教えてください。

また、私からのご提案として、としてチャットボットによる緊急通報はいかがでしょうか。

一般に言われる防災チャットボットでは、LINE等のSNSを通じて被災者から直接寄せられる情報をAIが集約し、被災状況や安否確認、また避難所の状況を確認できるようなサービスのことを指します。

ここでは特に災害発生時の個人による救助要請等について、基本は119番通報かと思いますが、119番がつながらない可能性もございますため、通報手段の1つとして活用されるのはいかがかと思いました。

ご見解をお聞かせください。

 

(4)偽情報対策について

 

能登半島地震においては、SNSに溢れ出た偽情報が問題になりました。

本市では、偽情報に対してどのような対策を講じられているでしょうか。

として職員向けと、として市民向けについて、それぞれお答えください。

 

大きな2 河川・橋りょう改修事業について

 

(1)芝川改修事業の令和5年度の実績と今後の予定について

 

こちら、私が令和2年9月定例会にて「「未来の芝川僕らの遊び場」実現を目指して」と題して一般質問した件の継続質問です。

昭和52年に設立された芝川緑化期成同盟会は、埼玉県および川口市が行う芝川改修事業の進捗率が90%に達していること等の理由により事業目的を達成したとみなし、令和5年5月29日の総会をもって解散されました。

しかし、旧芝川の整備は、まだ終わっていません。

特に私の地元、青木橋から門樋橋の間、川口元郷駅周辺が、残っています。

芝川緑化期成同盟会の約45年と半年のご活動に敬意を表すとともに、芝川改修事業が100%に達するまで継続されていくこと、「未来の芝川 僕らの遊び場」が実現されることを目指し、私が議員として、活動する所存です。

さて、先の一般質問では、「令和元年度末現在の施工延長ベースの進捗率は、約90%」とのご答弁でした。

令和5年度の実績と今後の予定について、進捗率も合わせて教えてください。

 

(2)川口地区高規格堤防整備事業の進捗について

 

こちらは荒川のスーパー堤防のことですが、平成8年に事業が開始され、一時の政権の懐かしき事業仕分けや係争など様々なことがあり進捗が危ぶまれましたが、昨年より工事が再開されました。

令和元年の台風第19号の際には、荒川の水位が岩淵水門で避難判断水位に達し、市内で約12,000人が避難、私が住む南平地区では2,600人を超える方が避難されたそうです。

また、私は当時、この河川敷内にある飛鳥自動車教習所の教習生でしたが、教習コースは完全に水没。一時休所となり、仮復旧して再開された時はホッとしましたが、コース上にあった建物には水没の跡が残り、電気のつかない部屋でじっとその跡を見つめていたのを覚えています。

荒川洪水ハザードマップでは、荒川が決壊すると市内の半分が浸水し、南平地区では3~5mの浸水深になると予想されています。

そうならないよう、荒川のスーパー堤防の早期完成が待ち望まれています。

そこで、国から聞かれている今後の予定について教えてください。

 

(3)中央橋の架け替えについて

 

こちら、令和5年9月定例会にて同じ質問をしたところ、「令和6年度からの架け替え事業着手を目指し、警察や関連企業と周辺道路の環境改善に向けた協議を進めており、本事業の早期着手に努める」とのご答弁でした。

令和6年度からの架け替え事業について、今後の予定を教えてください。

 

大きな3 「川口市障害のあるなしに関わらず共に学び成長する子ども条例」の初年度の状況と来年度に向けて

 

こちらは令和4年12月定例会において、議員提案で全員賛成で可決された条例で、本年度より施行されました。

本市に住まう全ての子ども達のために、我が党で素案を作成し、激論を交わしながら手間暇かけて想いを込めて生み出した条例でございます。

 

(1)令和5年度の取り組みと課題について

 

施行初年度も、あとわずかで終了となります。

本年度の取り組みと課題について、それぞれの分野でお答えください。

 ア 教育分野(ソフト面)

 イ 教育分野(ハード面)

 ウ 保育分野

 エ 障害福祉分野

 

(2)令和6年度の予算と取り組みについて

 

施行初年度の取り組みや課題を踏まえ、新年度の予算と取り組みについて、それぞれの分野でお答えください。

 ア 教育分野(ソフト面)

 イ 教育分野(ハード面)

 ウ 保育分野

 エ 障害福祉分野

 

大きな4 児童虐待防止について

 

(1)令和5年5月の国の「保育所等における虐待等の防止及び発生時の対応等に関するガイドライン」と本市の対応について

 

残念ながら、児童虐待のニュースが後を絶ちません。

家庭内での児童虐待報道も見るに堪えませんが、保育所内での児童虐待も相次ぎ報道されています。

令和4年、静岡県裾野市の私立保育所にて発生した、3人の保育士による身体的虐待・心理的虐待・不適切保育が大きく報道されました。

その後の静岡県と裾野市の特別監査の結果、児童の頭をバインダーで叩く、児童の足をつかみ宙づりにする、感染症への罹患が疑われる児童の体を他の児童に触れさせる、児童への威圧的な声かけ、児童をトイレに閉じ込める、児童を撮影し容姿を揶揄する加工を行い職員間で共有する、不必要に児童のズボンを下ろす、時間内に完食させようと児童に無理やり食べさせる行為が、不適切保育と認定され、改善勧告が出されました。

この他、富山県富山市の認定こども園や、宮城県仙台市の企業主導型保育施設においても不適切保育が行われていた等、全国で同様の事案が相次いだことを受け、令和5年5月、こども家庭庁から、「不適切な保育」とは「虐待などが疑われる事案」と定めるとともに、防止や対応について示す「保育所等における虐待等の防止および発生時の対応等に関するガイドライン」が出されました。

さて、本市でも、保育所等における虐待を未然に防ぐべく、施策を講じられているかと思いますが、保育所等での児童虐待防止のための取り組みや、不適切保育と疑われるべき事案が通報された場合の対応についてお答えください。

 

(2)令和6年度から始まる「こども家庭ソーシャルワーカー」について

 

国は、児童相談所やこども家庭センター、保育所、児童養護施設等のこども家庭福祉の現場における相談支援等の質の向上を図る観点から、新たな公的資格「こども家庭ソーシャルワーカー」を創設します。

初年度となる来年度はまず、「こども家庭ソーシャルワーカー」の資格取得・配置を促進するため、職員が資格取得のための研修等に参加する場合の補助と、市区町村の相談支援部門に資格保有者を配置する場合に月額2万円の手当を支給する補助を、令和6年度当初予算案に盛り込んでいます。

資格取得条件としては、社会福祉士・精神保健福祉士の資格を保持している方、または一定程度のこども家庭福祉の相談援助実務経験が4年以上の方、または保育士かつ保育所等で主任保育士等としての相談援助実務経験が4年以上の方で、所定の研修を受講終了した方に限定されます。

子どもや家庭に関する専門的な知見を活かし、児童相談所や保育所等で包括的な相談支援を担う役割が期待されており、本市でも職員の専門性を高めるため、この資格を活用されてはいかがかと思うのですが、お考えをお聞かせください。

 

大きな5 放課後児童クラブについて

 

(1)昼食提供について

 

こちらは、令和5年9月定例会の私の一般質問で提案し、令和5年12月定例会の舩津由徳議員の一般質問で「この冬休みから試験的に実施し、春休みからは本格的な実施予定」との市長からの答弁がございました。

昼食提供についてご相談いただいた保護者の皆様から続々とお喜びの声をいただき、実際に利用された方も私の周りでは多いです。

お忙しい中、迅速に制度を検討し、設計し、導入していただき、誠にありがとうございます。

さて、春休みからの本格的な実施を前に、冬休みの試験的な実施における反響や課題があったかと思われます。

保護者や現場の支援員からはどのような声が寄せられたのか、また、本格的実施での変更点はあるのか等、今後の展開に向けたお話をお聞かせください。

 

(2)学務課への係の新設について

 

令和6年度の組織改正案で、学務課に放課後児童クラブ係が新設される予定であるのを確認しました。

令和4年度決算審査においては、当該年度トップ3に入る多忙な部署との報告がございまして、次年度、係の新設が案として上がってきているのを見ますと、やはり業務負荷が大きかったのかなと推察します。

係の新設について、その経緯と狙いを教えてください。

 

大きな6 「第4期がん対策推進基本計画」に照らし合わせたがん患者支援について

 

令和5年3月28日に閣議決定された「第4期がん対策推進基本計画」では、全体目標を「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」として、「がん予防」、「がん医療」、「がんとの共生」という3つの分野と、分野別施策を設定しています。

「がん予防」では、生活習慣等の一次予防、検診等の二次予防。

「がん医療」では、治療法や緩和ケア、小児がん・AYA世代のがん、高齢者のがん対策。

そして「がんとの共生」では、相談支援、サバイバーシップ支援、就労支援、アピアランスケア、がん診断後の自殺対策等が挙げられています。

今回は、「がんとの共生」分野と、それらの施策を支える基盤について質問します。

 

(1)川口市立医療センターのがん相談支援センターの役割について

 

がんについての様々な相談ができる「がん相談支援センター」があります。

市内でも、国指定の地域がん診療連携拠点病院と、県指定の埼玉県がん診療指定病院を合わせて、3つの病院が指定されており、うち1つが川口市立医療センターです。

そこではじめに、川口市立医療センターのがん相談支援センターについて、現在の取り組みを交えて、その役割を教えてください。

 

(2)がんピアサポーターの活用について

 

川口市立医療センター・がん相談支援センターには、乳がん患者のサロンはありますが、特に男性は参加し辛いとの声をいただきました。

そこで、他のがんを含むがんピアサポートの状況がどうなっているのか気になりました。

埼玉県では、自らの体験を活かして相談支援活動を行う「埼玉県がんピアサポーター」の派遣事業を実施しており、定期的にピアサポーターも養成しています。

がんピアサポート・がんピアサポーターの活用について教えてください。

 

(3)がん教育について

 

「第4期がん対策推進基本計画」では、先に述べた3つの分野別施策を支える基盤の1つに、「がん教育およびがんに関する知識の普及啓発」を挙げています。

とりわけ、がんに関しては科学的根拠に乏しい情報が多く存在し、情報を誤って選択する方が後を絶たないことから、【取り組むべき施策】として、4つ、

  1. 学習指導要領に基づくがん教育の推進
  2. 外部講師を活用したがん教育に向けた必要な支援の実施
  3. 国民に対するがんに関する正しい知識の普及啓発
  4. 事業主等による雇用者等への正しい知識啓発の取組推進

が示されています。

そこで、本市における、アとして子どもへのがん教育と、イとして大人へのがん教育について、「第4期がん対策推進基本計画」に照らし合わせてどのように取り組まれているのか、お尋ねします。

 

大きな7 キッチンカーによる市内の賑わい創出について

 

(1)川口西公園における実証実験の目的と効果について

 

市民の方から「川口西公園にキッチンカーを呼んでいるが、イベントのない時にただキッチンカーを呼んでも、それ目的で来る人はなかなかいない」と言われ、そうだなと思いました。

改めて川口西公園における実証実験の目的と、狙われている効果について、お聞かせください。

 

(2)今後の展開について

 

令和4年6月定例会にて「川口元郷駅エレベーター前スペースの有効活用について」として、川口元郷駅すぐそばの芝川公園にキッチンカーがあれば、さらに賑わい、楽しくなりそう、市民からも言われる、どうですか、と質問したところ、「芝川公園を含め、公園におけるキッチンカー等の販売を目的とした出店は、地域の活性化につながる町会などの地域住民団体による出店や、市が後援するイベント開催の場合に限り許可しており、ごみの散乱の問題等もあるため、他市の事例なども参考にしながら調査研究する」とのご答弁でした。

その後、川口西公園にて開始されたキッチンカーの実証実験ですが、この実証実験後の展開について、市のお考えをお聞かせください。

 

大きな8 遊び心を取り入れた健康づくりについて

 

(1)高齢者の健康マージャンについて

 

健康マージャンとは、「賭けない・飲まない・吸わない」を合言葉に楽しむマージャンのことで、シニア世代を中心に全国的な広がりを見せています。

頭と指先を使いながら、グループでお話することで、脳の活性化につながり、人とのコミュニケーションも図れ、介護予防としても注目されています。

また、健康マージャンは、60歳以上の高齢者を中心とする、スポーツと文化、健康と福祉の総合的な祭典である全国健康福祉祭、愛称「ねんりんピック」の文化交流大会の種目にも採用されており、囲碁、将棋、俳句に並んでその枠に入っております。

さらに、令和8年度には、ねんりんピックが埼玉県で開催することが正式決定しています。

さて、この健康マージャンですが、川口市内でもいくつかサークルや教室があるようです。

大きく身体を動かせない方でも楽しめる健康マージャン、高齢者の健康増進や健康維持のために、仲間づくり、生きがいづくりのために、普及・啓発されてはと思うのですが、いかがでしょうか。

 

(2)川口市健康応援アプリ「Sun-歩」について

 

令和2年12月にリリースされた川口市健康応援アプリ「Sun-歩」、エス・ユー・エヌ・ハイフン・歩くで「Sun-歩」、リリース直後にインストールして愛用しています。

日・週・月ごとの歩数を記録し、グラフで確認できる他、個人、グループ、さらに地区別のランキングが表示されます。

また、歩いたり健康イベントに参加したりして貯まったアプリポイントで、時々行われる抽選会に参加でき、豪華賞品がもらえる可能性があります。

私自身は地区別ランキングを確認して対抗意識を燃やし頑張ることが多いのですが、面白さに対してアプリユーザーがあまり増えていない印象を受けます。

そこで、として、アプリリリース時から現在までのユーザー数の推移をお答えください。

次に、として、アプリでは確認できない地区別の年間ランキング、2月末時点の上位3地区をここで発表してください。

さらに、として、他部局との連携について。

公式ページでは健康イベントに参加してアプリポイントが貯まるとのご説明がありますが、健康イベントがあまり開催されていないように思います。

関連するイベントとしてすぐに思いつくのは、川口ツーデーマーチですが、こういった他部局のイベントでも活用することで、相乗効果が見込めると思います。

本市のお考えをお聞かせください。

 

大きな9 市が保有する土地・建物の有効活用について

 

(1)本市の基本的な考え方について

 

本市の土地や建物は、市民サービスを提供するため効率的に活用することが大切ですが、中には用途未定で利用が図られていないものが見受けられます。

そこで、まず、市が保有する土地・建物の有効活用について、本市の基本的な考え方をお聞かせください。

 

(2)遊休状態の公有地について

 

私が特に市民からご指摘いただくのは、遊休状態となっている公有地です。

近隣の方も気になるようで、「ここはなんなの?」「あそこはどうなるの?」と聞かれることがあり、その度に私も市へ確認し、「現状未定」というお答えをいただいた際には、「こういう活用はいかがですか?」「市民からこんなお声をいただいています」と言います。

しかし「用途が定められており難しい」「管轄が違うので難しい」と言われ、それを市民の方に伝えて「なぜ?」「市の持ち物なのに?」「もったいない」となることがあります。

貴重な市の財産で、草刈り等の維持費もかかっているでしょうし、低未利用で放置されているように映っては、市民からの心象も悪くなります。

ある程度の広さがある土地は手続きを踏んで公売にかけられるかと思いますが、売れないのか空き地のまま残っていたり、狭小な土地や変形している土地はそもそも売りづらくてそのまま残っているのだろうと思うのですが、やはりもったいない。

市もそんなもったいないことを続けるのは不本意で、様々な事情があるか様々な利活用を十分に検討された上での現状かと思います。

遊休状態の公有地について、その取り扱いをどのように判断しているのか、お答えください。

 

(3)南平公民館・南平文化会館について

 

私の地元、南平地区にある南平公民館・南平文化会館について、もっと活用できる施設にならないか、と考えています。

おりしも川口総合文化センター・リリアが大規模改修で2年間の休館になり、その間、代替施設として南平文化会館の利用が増えるのではと期待をし、予約状況を伺ったところ、やはりリリアの代わりに使うという予約が2月の時点で14事業25日あるとのことですが、全部が全部ではなく、川口市外の施設で探されている団体も多いようで、もったいないです。

音楽関係の方に聞いたところ、音響設備が悪いと言われました。

また、公民館も含め、築45年の建物でエレベーターがないことをはじめバリアフリーになっておらず、障害のある方や高齢者が使いづらいのではないかと思います。

さらに、公民館の会議室が使いづらい、もっと使いやすくしてほしいですとか、様々なお声をいただいております。

南平公民館・南平文化会館は、市税で建て市税で管理運営している公の施設ですから、広く市民の皆様にご活用いただけるような施設になっていただきたいです。

そこで、南平公民館・南平文化会館の建て替えについて市のお考えをお聞かせください。

 

大きな10 大貫海浜学園と水上少年自然の家の今後について

 

こちらは令和4年12月定例会にて、我が会派の若谷正巳議員が「校外教育「大貫海浜学園」及び「水上少年自然の家」の今後の在り方について」と一般質問し、それに対し「まず教育局内において校外教育の在り方について検討する会議を年度内に設置し、議論を進めてまいる」とのご答弁がございました。

川口市は埼玉県内で唯一、校外教育施設を2つも持っています。

全国的に見ても、校外教育施設を自前で持っている自治体は少数派で、さらに複数持っている自治体となると、現代においてはかなり珍しいです。

本市が所有している2つの校外教育にかかる経費を決算額から見ると、決算額なので細かく申し上げます。

コロナ禍前の平成31年度は、2泊3日の実施で、大貫海浜学園の運営管理費が7,995万9,705円、改修工事費が745万1,400円。

水上少年自然の家の運営管理費が1億3,888万2,141円、改修工事費が4,004万7,700円。

次に、コロナ禍が明けかける直近の令和4年度は、日帰りの実施で、大貫海浜学園の運営管理費が6,382万8,022円、改修工事費が1,321万1,000円。

水上少年自然の家の運営管理費が1億2,476万0,461円、改修工事費が6,668万2,000円。

なお、新年度予算では、水上少年自然の家の改修工事費で約5千万円が計上されています。

最初に申し上げましたが、校外教育施設を自前で持っている自治体は今や少数派で、様々な理由により統合や民間施設での実施に切り替える自治体が相次いでいます。

宿泊を伴う校外教育は、子ども達にとって大変重要で貴重な、学習と思い出の場であり、今後も必ず継続していただきたいと思う一方で、施設については、その維持管理に多くの経費を要していることから、大きな課題であると考えます。

こちら、その後の検討状況や今後について伺います。

 

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これに対する答弁は、明日のブログにて……