こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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パブリックコメント(意見募集)中!

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今日は、都市基盤整備・危機管理対策特別委員会と、未来創造・教育力向上特別委員会がありました。

このうち、委員として出席した都市基盤整備・危機管理対策特別委員会について書きます。

 

報告事項が1件と、現地視察が1件ありました。

  1. 川口駅再整備基本計画(案)について
    1. 策定の目的
    2. 本計画(案)とその概要
    3. これまでの経緯と今後のスケジュール
この後、消防指令システム及び消防救急デジタル無線について、現地視察しました。
 

  1. 川口駅再整備基本計画(案)について

 

たくさんのマスコミが入っていました。

17時からは記者会見もあった模様。

たくさんの記事が出ています。

 

 

 

 

 

多分この後、テレビ埼玉、埼玉新聞、読売新聞も記事が出るんじゃないかな。(来てた)

 

上野東京ラインが停車する話でJR東日本とまとまりそうで、最短で川口市議会令和6年12月定例会での議案上程、それが可決されれば、可決から12年後の令和18年12月に、上野東京ラインが供用開始となる見込みとのこと。

 

整備位置は、A案B案の2つが提示されました。

  • A案:既存コンコース位置のまま拡張整備(改札位置は反転する)
  • B案:既存デッキ(川口駅北側にある鉄琴が置いてある線路を渡るための自由通路、改札位置が北に移る)

※どちらも改札口は1つのまま

 

それで、概算事業費は、A案では431億円、B案ではデッキの半分に屋根を設ける場合が420億円、屋根を全く設けない場合が389億円となるとのこと。

また、B案の屋根の有無による差額部分は、国庫補助「まちなかウォーカブル推進事業」が活用でき、その50%に国費を充当できるそうです。(つまりそれ以外は市費)

 

市としてはB案(屋根あり)で進めたいそうで、その概算事業費の内訳を尋ねたところ、

 

B案(屋根あり):420億円の内訳

  • ホーム新設費:127億円
  • 集約建て替えの商業施設を含む駅舎コンコース新設費:224億円
  • 現コンコース撤去費:31億円
  • 共通工事費:18億円
  • システム改修費:20億円

B案(屋根なし):389億円の内訳

  • ホーム新設費:130億円
  • 集約建て替えの商業施設を含む駅舎コンコース新設費:194億円
  • 現コンコース撤去費:28億円
  • 共通工事費:17億円
  • システム改修費:20億円

とのことでした。(なぜ屋根の有無で他の項目の値段が微妙に変わるのだろう)

 

さらに確認したところ、「集約建て替えの商業施設を含む駅舎コンコース新設費」は、商業施設の他に、電気室棟、駅業務棟も含まれているそうで……

 

請願駅は基本、それを希望する自治体が全額費用負担と言いますが、過去にさいたま市が請願駅として浦和駅に湘南新宿ラインを引き込んだ際は、ホーム増設分はさいたま市負担、商業施設はJR東日本負担で、商業施設の所有者はJR東日本となっているそうです。

 

もし商業施設部分がJR東日本の所有となるなら、その商業施設のテナント賃貸料はJR東日本に入るはずで、その部分の建設費を川口市が負担するのは納得がいかない話で、最低でも商業施設はJR東日本の負担にしてほしいと思います。

(それが叶えば多少、安くなると思います)

 

また、旧そごう川口を取得した三井不動産さんや、川口駅を発着するバス事業者さんとも連携して、民間活力を活かして整備を進めてほしいなと思います。

 

あと、個人的に気になるのが、B案でいくと、駅からリリアに行く動線(+50m)、さらにキュポ・ラ広場からリリアに行く動線(+50+αm)が、じゃっかん遠くなります。

 

「まちなかウォーカブル」と謳うなら、こちらの道もやっぱり確保してほしくて、乗り入れ路線を2つにするために不要というなら、別途お金を出して復元させてほしい……

 

以上のことを、特別委員会で伝えました。

 

こちらは、4月以降にパブリックコメントを実施する予定だそうです、気になる方はお見逃しなく。

(私もこのブログで伝えます)

 

12年後は干支が一周し、私は50歳。

子ども達は22歳と20歳で社会人デビューする前でしょうか。

どのような駅になるのか、楽しみです。(ぜひ進めて)

 

  (現地視察)消防指令システム及び消防救急デジタル無線について

 

こちらは、今月1日から本稼働した、

  • 映像通信システムLive119
  • 高所監視カメラ

の視察でした。

 

映像通信システムLive119は、119番通報で映像を送受することができるシステムで、通報現場の状況を確認したり、心肺停止・火傷等の迅速な手当てが必要な場合に通報者に応急手当の映像を送信したり、応急手当の状況を受信して口頭指導したりできるようになります。

(デモンストレーションしてくださいました)

 

電話番号にSMSを送信し、そこに記載されたURLにアクセスすることで、この映像の送受信が可能となるとのこと。

私のケータイはインターネットを表示できないのですが(電話・SMS機能のみ)、別途スマホにURLを打ち込んで使うことができるなぁと思いました。(非常時ですが……)

 

2月1日から運用を開始し、この視察時点までで、すでに3回、使われたとのこと。

 

高所監視カメラは、市内かなり遠くの建物まで鮮明に見えて(荒川の水位も、芝園団地も確認できました)、火災現場を赤外線モニターで見て熱源特定でき(指令室でも消防車でもその映像が確認できるとのこと)、月明かりや照明のない夜間でも星明かり程度で被写体を認識できるそうです。

 

すごいー、システム改修費に約13億円かかったけど、かけた価値があるものだなと思いました。

 

* * *

 

明日も特別委員会があります、傍聴しに行きます。

また、明朝は川口駅でレポートを配布予定です。

そういえば幟壊れていた……どうしよう。