こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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今日は、昨日から今月26日(日)まで開催されている、「盆栽 BONSAI-川口の盆栽と安行の四百年-」の、アトリア会場のほうに行ってきました。

 

 

入館料が、一般:500円、学生:300円、中学生以下と障碍者(障害者手帳提示で本人と付き添い者1名):無料、となっており、この券に旧田中家住宅会場の入館チケットもくっついています。(期間内であれば、別の日に旧田中家住宅の券を使ってもOKとのこと)

 

盆栽展示は写真OK、パネルは写真NG。

ということで、盆栽をパシャパシャと撮りました。

 

 

 

パネルは、とても勉強になることが多くて、30分じゃ読み切れませんでした、また行きたい💦

 

14時からの、トークイベント「川口の盆栽を語り合う」も拝聴しました。

  • 登壇者(敬称略)
    • 奥ノ木 信夫(川口市長)
    • 飯村 靖史(盆栽 喜楽園)
    • 田口 文哉(さいたま市大宮盆栽美術館)

 

まず、コーディネーターの竹内春香氏による説明。

今回の展示の目的、

  1. 盆栽の魅力を発信すること
  2. 川口と盆栽の深いつながりを捉え直すこと
が最初に提示された後、安行村から始まる盆栽の歴史、海外で活躍する方々のご紹介、世界ブランド「MASAKUNI」のご紹介がありました。

(MASAKUNIは、世界初の盆栽用鋏で、今でも世界トップの人気ブランドだそうです、すごい)

 

続いて、登壇者によるトークセッション。

 

いくつか「メモしないと!」と思ったフレーズがあったのですが、スマホをいじっちゃ悪いかなと思ってメモせず、結局いくつかのフレーズは思い出せませんが……

  • 飯村靖史氏
    • 盆栽はペットと同じ。可愛らしい。愛でるもの。毎日表情が違う。愛情をかけるもの。
    • 盆栽は納得するものは一向にできない、50~100年なんてまだまだヒヨッコ。
    • 100歳まであと18年の猶予があるので、これからも接ぎ木していく。
    • 海外の展示品を選定してほしいと頼まれ行った先で、100点中30点以上を没にし「厳しい」と言われたが、盆栽ではないものが盆栽として展示されるのは堪らない。
    • 今後の盆栽は、より室内で楽しめるよう、小型化が進むと思う。また、屋内に強くしないといけない。今の盆栽はたった1週間、屋内にしまっておくだけでもダメになってしまうものがある。
    • 後継者問題は深刻。安行で10人もいないのではないか。会社勤めしているほうが手取りが良い。家族6人いて手取りが30万円にも満たないのは厳しい。
  • 田口文哉氏
    • 西洋の美術と東洋の美術は少し違う。西洋の美術は例えば油絵で、キャンバスを絵具で全て塗りつくす。一方、東洋の美術は例えば水墨画で、屏風に木が少し描いてある程度で他はそのまま、余白となっている。余白があるのが東洋。
    • 盆栽の余白から、景色を想像する。
    • 盆栽文化は古いものではなくて、古くて新しいものに変わってきている。盆栽は昔から、「盆栽」「掛軸」「?」(もう1つは忘れてしまった)の3点飾りで、余白を作りながら飾る。このアトリア・ホワイトキューブの空間も、そういう意味で余白いっぱいの展示となっている。現代アートと並んで展示されることは、「盆栽」「掛軸」「?」が、と同じで新しい。
  • 奥ノ木信夫氏
    • 盆栽になっている果実は美味しくない。
 

そして、質疑応答で「盆栽をどう楽しめば良いか」と質問された方がいて、会場にいらっしゃった飯村誠史氏が「例えばこの盆栽は、崖からとってきたもので、ここからここまでは自然の中で育まれた形、ここから上は人口的に作ったが、この幹1つとっても、その自然の厳しさを耐えてできた形で、どういう環境だったのだろうかと想像してみてほしい」「いろんな角度から見ることで、より楽しめる」と回答されていました。

 

私も、本当は質問があったのですが、手を挙げず……

こんなに手間と時間と愛情をかけて盆栽師さんが作られた作品を、買っても、剪定なんてできないし、歪な形に成長させてしまったり、枯らせてしまったら申し訳ない、と思うと、買えないな……と思いました💦

植木のように、メンテナンスしに来ていただけるのかな……と、近くの席の方と話していたら、「レンタルがいいよね」と言われ、そうだ、レンタルだ!と思いました。

 

トークイベントを聞いてからは、より盆栽をいろんな角度から見るように。

めちゃめちゃ写真撮ったので見てください。

 

会場で実物を見るほうが絶対に良いです。

 

【A】

 

 

 

 

【B】

 

 

 

 

【C】

 

 

 

【D】

 

 

 

 

【E】(この盆栽、なんか色っぽい)

 

 

 

 

 

【F】

 

 

 

 

 

【G】

 

 

 

 

【H】

 

 

【I】

 

 

いかがですか?

 

ちなみに【G】【H】【I】は、トークセッション前に撮った盆栽と同じです。(再掲)

 

さらに、この展示会のチラシとなっている盆栽。

 

こちらは、トークセッション前に撮った盆栽の10年前の姿だそうで、10年でどう変わったかを見ていただくとよりお楽しみいただけると竹内氏がおっしゃっていました。(再掲)

 

結論、盆栽可愛い、時々色っぽい。

 

期間中の土日祝は、アトリア・川口駅東口・川口元郷駅・旧田中家住宅をつなぐ、シャトルバスが出ているそうです。(展示会を見る人のみ乗車可能)

 

今月中、ずっと開催されているので、ぜひ行って見てください。

私も、旧田中家住宅のほうも行かないとな♪

 

大宮盆栽村に負けないぞ!(対抗意識)