こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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今年も行ってきました、恒例の県南七市治水大会。

 

行って、会場で待っている間、スクリーンに映し出される映像を見て「今年の県南七市治水大会は熱そう!」と期待する……

 

 

 

大会中は流れなかった。

 

なぜ……

もっとちゃんと見とけば良かった……

 

さて、大会がはじまりました。

 

 

以下、決議文を載せます。

 

決議

 

埼玉県南七市は、荒川流域と中川・綾瀬川流域に位置する首都東京に隣接した人口密集地域でありますが、これまでの治水対策によって安全度は向上し、被害の軽減が図られてきましたが、近年の気候変動の影響による豪雨災害の頻発化・激甚化により、毎年各地において水害が発生している実情にあり、令和元年東日本台風や平成27年9月関東・東北豪雨でも浸水被害が発生しています。

水害を未然に防止することが治水の要諦であり、河川流域全体のあらゆる関係者が協働し、流域全体で水害を軽減させる「流域治水」の推進を着実に進めることが重要です。

 

また、近年、市民の豊かさへの志向が高まっており、潤いのある良好な水辺環境の形成を図る河川事業への要望は、ますます多様化し増大しているところであります。

 

さらに、平成26年に策定された「国土のグランドデザイン2050~対流促進型国土の形成~平成26年7月 国土交通省」においても謳われている「美しく、災害に強い国土」、平成30年12月に策定された「国土強靭化基本計画」における「強さ」と「しなやかさ」を持った安全・安心な国土・地域・経済社会の構築等を実現するためにも、この地域の河川整備が不可欠であります。

 

こうした状況を踏まえ、安全で活力のある都市づくりの形成を図り、災害から人命・財産を守ることはもちろんのこと、当地域の都市河川対策を促進し、272万住民の願いと県南七市治水大会の総意にもとづき、治水事業の促進方と良好な水辺環境の形成方、また大規模水害等に際しては被災地の早期復帰を図る緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)等、流域市長への国土交通省河川事務所等による支援強化方、特段のご配慮いただきたく、国会及び住所並びに関係機関に対し、次の事項が実現されるよう強く要望します。

 

 

1. 令和6年度治水事業の推進と、それに必要な予算の拡充を図ること。

 

2. 防災・減災対策推進のための体制強化を図ること。

 

3. 光ファイバー網等の整備・促進を図ること。

 

4. 荒川本川における河川舟運および地域連携事業の促進を図ること。

 

5, 中川・綾瀬川流域整備計画改定後、流域の開発状況等が大きく変化していることから、今後の整備の進め方について、引き続き関係自治体との連携を行い浸水に対するさらなる治水安全度の向上を図ること。

 

6. 荒川のさいたま築堤工事及び中流部改修の促進を図ること。

 

7. 芝川、菖蒲川(しょうぶがわ)、鴨川、鴻沼川(こうぬまがわ)、藤右衛門川(とううえもんがわ)、堅川(たてかわ)、緑川(みどりかわ)、綾瀬川、古綾瀬川(ふるあやせかわ)、元荒川(もとあらかわ)、古隅田川(ふるすみだがわ)、伝右川(でんうかわ)、毛長川(けながかわ)、辰井川(たついかわ)、江川(えがわ)、笹目川(ささめがわ)、赤堀川(あかほりがわ)の各一級河川改修と河川環境整備事業の促進を図ること。

 

8. 芝川都市基盤河川改修事業の促進を図ること。

 

9. 荒川左岸堤の高規格堤防整備事業の促進を図ること。

 

10. 毛長川整備事業の促進を図ること。

 

11. 中川・綾瀬川流域における流域治水整備事業の促進を図ること。

 

12. 中川・綾瀬川流域外への域外排水の促進を図ること。

 

13. 危機管理の観点から、荒川本川で実施している荒川西遊馬(にしあすま)河川防災ステーションの早期整備を図ること。

 

14. 荒川調節池群事業の促進を図ること。

 

15. 芝川第一調節池事業の早期完成を図ること。
 

16. 藤右衛門上谷沼調節池事業の促進を図ること。

 

17. 新芝川排水機場の早期充実を図ること。
 

18. 緑川、菖蒲川に係る三領(さんりょう)排水機場並びに笹目川に係る笹目川排水機場の早期充実を図ること。

 

19. 江川に関連する宮下樋管(みやしたひかん)改修事業の促進及び同箇所の排水機場の設置を図ること。

 

20. 八潮排水機場の早期充実を図ること。

 

21. 荒川左岸における良好な水辺空間の整備に向けた連携を図ること。
 

22. 綾瀬川・芝川・菖蒲川・笹目川・上戸田川の水質浄化対策の促進を図ること。

 

23. 河川構造物の適切な維持管理を図ること。


24. 堤防助走の視点から河川維持管理の促進を図ること。

令和5年 7月21日 県南治水促進期成同盟会

 

 

毎年、微妙に表現が変わっていたり、項目が前後していたりするんですよね。

項目の入れ替えは、確実に意味があると思うけど。

 

なお、こういった治水の決議、少しググると全国各地でやっていそうなんですよね。

どこもやるから、ここもやっとかなきゃっ国から優先度が下げられる~って感じなのかな……

決議を読み上げる大会形式をとる理由が気になります。