こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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今日は、全国市議会議長会主催の、「2040未来ビジョン出前セミナーin宇都宮」に行ってきました。

 

会場は、ライトキューブ宇都宮

2022年11月30日オープンということで、新しい。

 

建物の周りには謎の飾りをぶら下げた木達。

 

近付いたら、おそらく子どもが描いた絵。

夜にはライトアップされるのかなぁ。

 

ということで、会場へ。

 

パソコンを広げて、いざ、勉強会開始!

 

まずは、開催都市の宇都宮市議会議長のご挨拶。

 

■宇都宮市議会議長 熊本和夫氏

ライトキューブ宇都宮、昨年11月にオープン。
宇都宮駅東口、人口が1万人増える。(すごい)
ごみ焼却施設で発電した電気(再生可能エネルギー)で走るLRT。

100年先も栄えるため。

続いて、本編の、勉強会へ。

■森本章倫氏(早稲田大学創造理工学部社会環境工学科/教授)「都市のコンパクト化と地域公共交通の再構築」
 

テキストファイルで500行程度のメモを録り、「今日のブログネタできたー!」と少し喜んでいたのですが、全国市議会議長会の過去の同セミナーのページを確認すると、

「詳しくは、議員専用ページをご覧ください」となっているので、公開してはいけないのかもしれないと思い躊躇……

(そういった注意は会場ではなされませんでしたが)

 

ということで、印象に残ったところを、かいつまむと、

(青字は講義内容ではなく私の思ったこと)

 

◆どの県の人口が大きく減少するか?
 

「都道府県別の人口増減率(2015~2050年)」総務省統計局(平成25年)

 

本題とは逸れるけど、第1位の沖縄県に次いで第2位に滋賀県が人口増の地域にランクインしており(第3位以降は、東京、愛知、神奈川、埼玉、福岡、千葉、と大都市圏が続く)、本題とは逸れるけど、滋賀県が気になった。

 

◆地方都市における公共交通の衰退
 

「公共交通は15分に1本は必要」

 

◆コロナ禍の公共交通利用者の推移
 

緩やかに上がっていた利用率が、コロナを機に激しい下振れ。
地方の学生でも車を持たない。
「100万円あれば、海外旅行に行く」

◆乗り合いバス事業の収支率の推移

こんな状況で公共交通を民間事業で運営するのは難しい。
JRでさえ、大きく減少。
「コロナが終わったら戻るのか?」
大半の研究者「無理でしょう」「1、2割は戻らないのでは」
 

◆コンパクト化と行政コスト

人口が集まると、それだけ行政コストが下がる。
 

◆コンパクト化政策の現状

コンパクトシティは急にはできない。
住むなら安全なところに住んでほしい。
もともと都市は、低地で水が多い場所に立地される。
ただ災害を考えると、そこに都市を集約してはいけない。

→立地適正化計画の居住誘導区域内で行う防災対策・安全確保策を定める「防災指針」の作成(2020年9月施行)
→立地適正化計画の居住誘導区域から災害レッドゾーンを原則除外(2021年10月施行)
 

「居住地の選択は自由」

課題:現行の都市計画制度でどうやってコンパクトシティへと誘導できるか?

◆都市計画制度を補う立地誘導策

土地市場の中で畳むしかない。
行政権を持って規制するのではなく、人々が居住地を選択した上でコンパクトシティになっていた。→立地誘導策
 

「あなたはどこに住みたいですか」
集約エリアに住みたい→コンパクトシティになる
非集約エリアに住みたい→コンパクトシティは実現不可能

集約エリアを非集約エリアより魅力的にすればよい。

 

「なぜLRT?バスじゃだめですか? バスのほうが安いし、柔軟性もあるし」

車に対抗するためには、定時性が大事。
東京ディズニーランドの中に都バスが走っていたら乗りますか?→乗らない

できるだけワクワクする乗り物に。
ワクワクしない乗り物では、魅力的ある空間づくりはできない。

◆新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性

国土交通省「新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性」2020年8月31日発表

↑こちらの図を見て……

  • 開放的な駅空間
  • エンタメ
  • 水辺空間
  • サテライトオフィス
  • 子育て施設の充実
  • ゆとりある良質なオフィス
  • 身近なオープンスペース
  • 緑道
  • ウォーカブルな歩行空間
  • シェアサイクル
  • 都市農地
  • グリーン
  • オープンテラス
  • インターナショナルスクール
  • テレワーク環境
  • 身近な公園
  • 密度コントロールに活用可能なデータ
私が取り組んできたことが多いと思ったのは自惚れ?
私って、薄々思ってたけど、国土交通省の回し者?(ではありません)
 
◆ICTを用いて人の動きを把握する

NTTドコモの携帯電話網の運用データより、一定時間ごとの異動・対流判定によって作成される、ゾーン間の人口流動(OD)を示す情報。
  • NTTドコモの普及率等から拡大処理される。
  • 秘匿処理によって、個人は特定されない。
シェアサイクルの利用データが、個人情報保護法の改正によって利用できなくなったと聞いたけど、本当?
 
という感じです。(本当はもっとある)
 
勉強になりました、悩んだけど行って良かった。