こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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▼ パブリックコメント(意見募集中)

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今日は、令和4年12月定例会、一般質問5日目でした。

議事録は1ヶ月後頃(「検索」が便利)、動画は数日後頃に公開。

 

今日のブログでは、私が作った質問原稿を公開します。

 

アドリブで変えたところもあり、正確には、数日後に公開されるインターネット中継のアーカイブや、

1ヶ月後頃に公開される川口市議会議事録をご覧ください。

 

* * *

 

議長! はい、5番、荻野梓。
よろしくお願いします。

 


 

大きな1 児童虐待防止について


(1)地域での見守り方法とアウトリーチについて

 子ども達にとって一番身近なのは親、家族。次に身近なのが学校や保育園の先生。そして、第三者として関わる民生委員・児童委員、スクールソーシャルワーカー。この方々の、それぞれの役割は何なのか。
 また、医療機関も、診察中に不審な点があればチェックされますが、特に意識せず表れてくるのが歯だそうで、歯科疾患から虐待の発見に繋げる取り組みも考えられます。医療機関との連携はどうなっているのか。
 子ども、保護者、困っているご家庭は、向こうから相談してくれることもあれば、ないこともあります。自らが意識的・無意識的に相談しないご家庭に、いかにアウトリーチしていくか。
 本市の取り組みをお聞かせください。

(2)令和6年度からのこども家庭センターについて

 各市町村において、令和6年度から、子育て世代包括支援センターと、子ども家庭総合支援拠点を統合した、こども家庭センターの設置に努めることになっています。国としては、全国展開を目指していく方針を示していますが、本市においてはどのような方針でしょうか。

 育児は、様々です。子どもを可愛いと思うこともあれば、イライラすることもあります。親として子どもにしてあげたいけど、できないこともあります。全ての責任は私にある、自分のせいだと感じ、誰にも相談できず、たった一人で悩まれる方もいるでしょう。特に孤立する妊婦に対する支援は、将来的な児童虐待を予防するために大変、重要なアプローチかと思います。

(3)要支援家庭への訪問家事支援について

 様々な事情で、子育てに苦労されているご家庭に対し、どのような支援を行っているでしょうか。

(4)孤立する妊婦への支援について

 どうしたら良いか分からない、一人で抱え込んでしまう妊婦に対し、どのような支援を行っているでしょうか。

(答弁後)
 2014年、本市で、17歳の少年が起こしてしまった事件は、今も記憶に新しいです。その少年は、虐待する母親と共に各地を転々とし、義務教育もまともに受けられなかった「居所不明児童」で、何度か行政が介入しようとしたものの、忽然と、母親と妹と共に姿を消してしまい、最終的に悲しい事件を起こしてしまいました。2017年には『誰もボクを見ていない。なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか』という本が出版され、2020年には『MOTHER』という映画も製作されました。この事件の公判で、さいたま地裁の栗原(くりはら)正史(まさし)裁判長が述べた、「周囲にこれだけ大人がそろっていて誰か少年を助けられなかったのか」という言葉は、今も重く、私達に問いかける言葉ではないでしょうか。
 先月23日にSKIPシティで開催された「児童虐待のない社会をめざして」というシンポジウムで、元少年と手紙でやりとりをしている埼玉県職員の服部(はっとり)孝(たかし)さんの講演を拝聴しました。現在服役中の元少年に対し、「今、17歳の少年に「何のために生きているのか分からない」と言われたら、君はどう答えるか」と尋ねたところ、「私は君みたいな子に応えられるような人になるために生きている」と答えたそうです。
 

大きな2 子育て短期支援事業について


 もし自分が事故に遭ったり、がん等の大病を患ったりして、1週間もしかしたらそれ以上、入院しなければいけなくなった時、子ども達はどうしたらよいでしょうか。同居家族に任せる? 同居家族も同時に事故に遭ったら? 遠方の親類や児童相談所に預けた場合は、通っている学校は欠席または転校しなければいけないかもしれません。家族、友達と離れ、普段と違う生活に、子ども自身も不安になると思います。突然の大怪我・大病に、自分自身のこれからのことも不安な中、家族のことも気がかりで、将来を悲観し自殺がよぎるかたもいらっしゃるそうです。
 少しでもその心労が軽減されればと思うのですが、子育て世帯のがん患者等、病気・怪我の時にも対応した川口市里親ショートステイ事業が、先月から始まりました。

(1)里親ショートステイ事業について

 ア 制度・利用目的イ 里親の水準・研修・守秘義務等の制約、を教えてください。

(2)ショートステイ前・中の親子・里親の交流について

 ショートステイの利用を検討する際、どのような里親に預けられるのか不安です。
 ショートステイ利用中、子ども達がどのように過ごしているのか気になります。
 利用前から、どのような里親さんか、どのような事業か知れるイベントがあり、利用中には、子ども達とコミュニケーションが取れると良いのですが、いかがでしょうか。

(3)周知について

 私自身、導入してほしいと一般質問しようとしていたところ、ちょうど先月から始まったと、この一般質問を機に知りました。まだ始まったばかりの制度ではありますが、今後どのように周知されるのか教えてください。

(答弁後)
 里親や、児童相談所と聞くと、つい「児童虐待を受けた子が利用している」と思ってしまうかもしれませんが、実際にはいろんな事情で保護者と離れて過ごしている子がいます。子育て短期支援事業、里親ショートステイ事業は、レスパイト目的での利用もOKで、例えば試験勉強や大学受験を控え、1人で勉強に集中したいとか、そういった場合にも利用できると聞きました。もっとこの事業を知っていただいて、どうしてもという時に、信頼できる里親さんに預けられたらと思います。
 

大きな3 養育費確保支援事業について


 厚生労働省が行った「平成28年度全国ひとり親世帯等調査」によると、養育費の取り決め状況は、母子世帯では42.9%、父子世帯では20.8%が「取り決めをしている」となっています。養育費の取り決めをしていない最も大きな理由は、母子世帯の母では「相手と関わりたくない」が最も多く、次いで「相手に支払う能力がないと思った」、父子世帯の父では「相手に支払う能力がないと思った」が最も多く、次いで「相手と関わりたくない」となっています。
 また、同調査では養育費の受給状況も調査されており、離婚した父親からの養育費の受給状況は、「現在も受けている」が24.3%、離婚した母親からの養育費の受給状況は「現在も受けている」が3.2%となっています。
 実に半数以上が離婚後の養育費の取り決めをしておらず、さらに4分の3以上が養育費を受け取れていません。
 こうした状況を受け、養育費確保支援事業を行う自治体が増えてきており、本市も今年度から始めました。

(1)今年度から始めた制度の概要と利用実績について

 その制度の概要と、現在までの利用実績について教えてください。
 ア 公正証書等作成経費補助
 イ 養育費保証契約締結経費補助


(2)周知について

 離婚に際し、公正証書を作る、その壁も高いのが現状ですが、その次にぶち当たる壁が、養育費の確保です。
 公正証書さえ作っておけば、養育費の不払いが続いた際には強制執行による差し押さえができる、と安心しそうですが、実際には、①債務名義、②差し押さえる相手の現住所、③差し押さえ財産情報の3つが揃わなければ強制執行の申し立てができず、この3つを調べるのに弁護士を利用するのが実際です。そうすると、弁護士に着手金の他、成功報酬等がかかり、費用負担もさることながら、それでも必ず回収できるわけではありません。
 こういった法的手続きや費用もサービスに含まれている養育費保証会社もありますが、それを知るまでに至らない人が多いのではと思われます。
 せっかく市の補助もありますし、相手と関わらなくても済みますので、もっと利用されたらと思うのですが、養育費確保支援事業の周知方法について教えてください。

(答弁後)
 もっと利用されるよう、公証役場にチラシを置いていただく、現在ある所得制限を撤廃する等しても良いかと思います。ご検討よろしくお願いします。
 

大きな4 子どもと大人の保健施策について


(1)おたふくかぜワクチンの接種費用助成について

 おたふくかぜワクチンは、その予防効果を高めるため、1歳で1回、小学校入学前に1回の、計2回接種が日本小児科学会で推奨されています。本市は、中核市へ移行した平成30年度に、おたふくかぜワクチン接種費用1回分の助成を開始しました。
 おたふくかぜは、無菌性髄膜炎、脳炎、膵炎、思春期以降では精巣炎、卵巣炎を合併、さらに難治性難聴の合併にも注意が必要と言われており、子ども達の人生を大きく左右するかもしれません。
 こちらの助成、就学前に2回接種していただくために、接種費用助成回数を2回にしてはいかがでしょうか。

(2)児童生徒の月経随伴症状等の早期発見について

 学校で配布される子ども達の保健調査票は、保護者が記入します。子どもがきちんと伝えてくれたり、子どもの様子から聞き取ったりできると良いのですが、そこが保護者によっては得手不得手ある気がします。子どもが言えない、親がうまく聞き取れない場合のフォローについて、教えてください。

(3)不妊治療費の上乗せ助成について

 今年4月から、国で不妊治療の保険診療が拡充されました。しかし、保険適用外となった一部の治療については、先進医療として保険診療との併用が認められたものの全額自己負担で、依然として、高額な自己負担が生じております。
 本市は、中核市へ移行した平成30年度に、不妊治療に対して市独自の上乗せ助成を開始しました。
 不妊治療への保険適用拡大によって、むしろ自己負担が増大し、本人が望む治療を断念せざるを得なくなった方もいると聞きます。本市独自の助成制度、ぜひ継続していただきたいのですが、本市のご見解をお聞かせください。

(答弁後)
 おたふくかぜワクチン接種費用助成回数の拡大、よろしくお願いします。うちの子達も、後半1回を助成していただきました。6,000円が浮きました。家族でファミレスに1回くらい行けます。
 また、保健調査票は、学校で気にかけていただけるのも大変ありがたいのですが、子ども自身が「これは月経に伴う不調だな」と気付くのも難しいパターンがあると思いますし、保護者もまた、例えば男性のひとり親でどう聞いていいか分からない方もいるかもしれません。そういった親子をフォローしていただければと思います。
 不妊治療費の上乗せ助成継続も、何卒よろしくお願いします。

 

大きな5 公共施設等での生理用ナプキン提供について


(1)第一本庁舎での導入状況について

 本年8月中旬から、第一本庁舎のトイレに生理用ナプキンが配置されておりますが、どれくらい利用されているか等の状況を教えてください。

(2)アプリを活用した生理用ナプキン提供サービスについて

 先日、生理用ナプキンを、アプリと壁掛けの箱型端末で制御して1個ずつ配布するサービスを2つ見つけました。どちらもほぼ同じサービスです。
 利用者は専用のアプリをスマートフォンにインストールします。外出先で急に困った時にアプリを確認すると、近場で箱型端末が設置された施設を地図で確認することができ、そこのトイレに向かう、ということができます。アプリで制御しており、一定時間内の取得上限数があります。
 これを利用すれば、普段利用しない施設にも気軽に訪れていただいて、自分が知らなかった行政サービス等を目にするきっかけになるかもしれません。また、年代や市外の方の来訪状況も分かるかもしれず、集客や利用者サービス等の検討に活かせるかもしれません。また、箱型端末には画面が付いており、そこに自治体のニュースを流すことも可能で、なかなか面白いサービスだなと思いました。
 1点、導入コストが私も気になってはいますが、そこは企業努力に期待して、第一本庁舎1階で試験的に導入しては、いかがでしょうか。

(答弁後)
 実は、その2社に問い合わせたところ、「実証実験中は導入コストゼロです、なんなら「場所をお借りする代」をお支払いするので、それで電気・通信・手間賃を賄ってください」という返答をいただいたところがあります。お得意のパターンですが、ぜひ再度、ちらっとでも調査研究検討していただけたらなと思います。
 

大きな6 川口オートレースについて

 

 先日の決算審査特別委員会用に配布された「令和3年度主要な施策の成果に関する説明書」の小型自動車競走事業の歳出のページで、「女子選手宿舎」という単語がたくさん出てきたことをきっかけに、女子選手用の部屋を含む川口オートの裏側を視察させていただきました。
 今回は、改修事業について質問いたします。

(1)競走路の安全対策について

 先日、川口オートのYoutubeチャンネルに「改修工事が完了した」との選手からの報告ショート動画が上がっておりました。競走路の改修について、改めて改修内容を教えてください。

(2)女子選手用の部屋増設について

 現在は6名の女子選手が所属している川口オートですが、今まで大部屋の娯楽室を女子4名で使っていたものを、コロナ禍を機に女子選手用の部屋として改修され、さらに増設工事も施工中でした。その経緯と、既存以上に女子選手用の部屋を増設される狙いを教えてください。

(3)停電時の緊急発電について

 こちらも視察時に、性能がぐっと良くなったと伺いました。その詳細を教えてください。

(答弁後)
 オートレースは、男女の性差が生じない数少ないスポーツの1つです。女子選手を増やしていただいて、他のスポーツにはない魅力としてどんどんSNSやYoutube等で発信していただいて、ファンを増やしていただいて、川口に見に行こう! と川口市にどんどん人が遊びに来るように、よろしくお願いします!
 余談ですが、先ほどの生理用ナプキン提供サービスも、女性客には嬉しいサービスです!
 

大きな7 「第2次川口市農業基本計画(案)」に関連して


 現在、多くのパブリックコメントが実施されており、ぜひ市民の皆様にご覧いただき、多くのご意見を賜りたいところです。
 その中でも「第2次川口市農業基本計画(案)」が私の心をくすぐったので、子どものエピソードを添えて質問します。

(1)農業の体験活動について

 私の子ども達、小松菜やほうれん草が青い植木鉢からできていると思っていました。そうじゃないよ、広い畑があるんだよ、と伝えたのですが、近くで日常的に見る機会がありません。マンションや一戸建てですと、家庭菜園と言っても主にプランター栽培になると思います。実際の広い畑を見たり、農業を営まれている方の声を聞かせてあげたりしたいなと思います。小学3年生で鋳物工場に見学(今はオンライン見学)するそうですが、農業についても同様の事業をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

(2)学校給食での地域農産物の利用について

 私の子ども達、学校で苺のゼリーが出た日に「川口市で穫れた苺だって!美味しかった」と、とても喜んでいました。そういった説明も一緒にされているのかなと思います。それを聞いて嬉しくて、もっとこんなふうに子ども達が話してくれたらと思うのですが、いかがでしょうか。

(答弁後)
 市役所マルシェも、火曜日以外の開催や月2回の開催など、増やしていただいてありがとうございます。
 「第2次川口市農業基本計画(案)」の18ページには、「スイーツ」という単語も出てきて嬉しいです。
 

大きな8 GIGAスクール端末の利用について

 

(1)壊れすぎ問題について

 前回9月議会の補正予算で、GIGAスクール端末を3,000台、1億7,193万円で購入しました。あまりにも高額で、これが今後もかかってくるとなるとさすがにどうかと思い、また、保護者や先生方からも「ディスプレイ部分が重くて壊れやすい」と聞いていたので、県内全自治体に対し、導入しているGIGAスクール端末の機種や故障状況等を調査しました。
 その結果、埼玉県内の全市町村で、導入台数分の故障台数として故障率を求めたところ、川口市は県内2位の9.0%。ちなみに県内1位は11.5%で、この両者、同一端末を導入しています。同じ端末を導入している自治体はもう一市あり、そちらの故障率は5.3%で県内10位。なお県内の全端末で求めた場合の故障率は3.16%、中央値は2.18%でした。
 合わせて、破損時の端末の入れ替えに伴う保護者負担の有無や、保証・保険の加入状況も調査したところ、故意による破損は保護者負担という自治体も多く、保護者負担ありの故障率は2.1%、保護者負担なしは3.8%でした。
 いくら子どもが使うと言っても、ここまで壊れると使い方の問題だけではない気がして、また、自然故障であれば保証・保険で賄い、故意破損であれば保護者に負担を求めるといった方法も考えられます。
 また、全く使わずに保管しておけば、少なくとも落下等の物理破損は生じないわけで、たくさん使っているからこそ、たくさん壊れている可能性もあり、川口市が他自治体に比べ非常に使っております、ということでしたら嬉しいことですが、だからといってたくさん壊していいわけではありません。
 アとして、市内小・中学校の利用状況について、故障・破損数との関連性も含めてお答えください。
 イとして、破損防止対策も様々講じられているとは思いますが、壊れにくい端末への変更等、機種見直しの必要性があるのではないでしょうか、今後の対策を教えてください。

(2)デジタル・シティズンシップ教育について

 日本では現在、情報モラル教育が盛んに行われています。小学校学習指導要領(平成29年告示)解説【総則編】では、情報活用能力の中に必ず「情報モラル」が登場し、その「情報モラル」について「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」と定め、各教科の指導の中で学習させることとされています。また、文部科学省は「情報モラル学習サイト」も作っており、そこでは「情報モラルとは、みなさんが情報社会の中で上手に生きていくために必要な考え方や態度のことです」と書いてあり、内容は「やってはいけないこと」を探すクイズ形式のゲームとなっています。
 もちろん、情報を活用する上でやってはいけないこと、気を付けるべきことは多々ありますが、情報活用能力を育む教育が、ややもすれば、この情報モラル教育にすり替わってしまっているのでは、と感じています。
 一方、近年、世界で注目されているのが、デジタル・シティズンシップ教育です。もちろん日本もそれに気付いていて、文部科学省の審議会等でも言葉は出てきますが、定義はまだないと思っていたところ、経済産業省が「一人ひとりのワクワクを探求するためのオンライン図書館」として作成したSTEAM Libraryというサイトで、「デジタル・シティズンシップの理念は、善き使い手としてデジタル・テクノロジーをポジティブに活用し、子どもたちの自律と問題解決を促すことにあります」と明記していました。デジタル・シティズンシップ教育は、辞書やハサミ、キャンバスのように、主体的にパソコンやスマートフォン、インターネットという道具を使いこなし、自分の知りたいことを調べ、自分で考えて情報を取捨選択または融合し、リアルの人や社会とも照らし合わせながら、自己表現して目の前の人や世界中の人と対話をする、そういった自律的な能力を育む教育ではないかと思います。これは私が出した答えで、国の定義ではありません。
 大人でも難しいデジタル・シティズンシップですが、今を、未来を生きる子ども達には必須中の必須の能力であり、我々大人より上手く活用して、川口市から世界をリードしてほしいと思います。デジタル・シティズンシップ教育を、本市で推進していただきたいのですが、いかがでしょうか。

(答弁後)
 GIGAスクール端末は、ぜひ、めいっぱい、普通の文房具として活用していただきたいと思います。私が子ども達のパソコンに求めるのは、1に軽さ、2に丈夫さです。ただでさえ重いランドセルがさらに重くなっては可哀想ですが、ランドセルに入れておけば登下校時の破損確率は減ります。また、調査では、購入のたびに機種を変え、学年毎に使用する機種が違う自治体もありました。それはそれでいろんな機種に触れられて、同じ文房具でも使い心地の違い等を知れていいかなぁと思いました。壊すなーではなく、ちょっとやそっとじゃ壊れない機種を求めます。
 また、デジタル・シティズンシップ教育について、子ども達には「インターネットの良さや可能性を考えてみよう」とか、「席替えアプリを作ってみよう」とか、「どんなシステムがあればお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんが楽になりそう?」とか、そんな感じの授業を展開していただけたらなぁと思います。
 

大きな9 新しい働き方のまち・川口としてのバージョンアップを


 こちらは、令和元年12月議会で、「新しい働き方のまち・川口としての発信を」として(1)シェアオフィスやコワーキングスペース等の誘致について、(2)中小企業や創業を考える方への支援について、(3)若者への支援について、と質問し、また、前回の令和4年6月議会で、「働きやすい・子育てしやすい優しいまちのバージョンアップについて」と質問しました。
 重ねて質問します。
 私が住む川口元郷駅周辺は、在宅勤務をされる方が増えました。
 また、職住近接を意識し、市内に転職される方もいらっしゃいます。
 地域活性化のためにも、もっと市内で働きたい、働けるような施策が必要と考えます。
 川口駅前行政センターの7階、メディアセブンにはワーキングスペースもでき、なかなかの稼働率と聞いています。川口のもう一つの南の玄関口、川口元郷駅までは「まちなかウォーカブル」となり、今後ますますの発展が期待されます。
 さらに一歩進んだ、他自治体から注目されるような新しい働き方に対応した事業を、本市で展開していただきたいのですが、いかがでしょうか。

(答弁後)
 ぜひ、よろしくお願いします!!!
 

大きな10 新規建設されるマンション等を垂直避難が可能な施設に

 

 こちらも、令和元年12月議会で質問した項目です。
 その後も、市内では高層マンションが次々に建設されています。
 洪水時一時緊急避難施設の指定が直近で5施設となりましたが、依然、なかなか増えておりません。
 私も多数のご相談を受けますが、既存のマンションでは賛成派と反対派に分かれ、まとまりません。実際にそういった状況になった場合、命を見捨てることはできず、必ず誰かが招き入れると思います。そして、その後にトラブルになるのは目に見えています。だからこそ、事前にマンション内で協議し、その場合を想定したマニュアルがなければ絶対に困ると思うのですが、なかなか進みません。
 せめて、新規建設されるマンション等に対して、そういった懸念を伝え、洪水時一時緊急避難施設の指定に関する協定の締結について働きかけてはと思います。本市の考えをお聞かせください。

(答弁後)
 市にも同様の相談が多数寄せられていると思います。ぜひ、実効性の高い取り組みを、早急にお願いします。
 

大きな11 シェアサイクルの現状と今後について

 

 こちらは、令和2年9月議会で「シェアサイクルで利便性・回遊性向上と市内経済活性化へ」と質問したその後を伺います。
 議員になって、キックボードやスクーター、自転車等のマイクロモビリティについてのご要望が複数寄せられ、その中で自転車が最も可能性があると判断し、多方面にヒアリングして、提案させていただきました。その後、トントン拍子で話が進み、令和3年3月26日から、3年間のシェアサイクル実証実験が開始されました。
 街中で、シェアサイクルに乗っている方を見かけるたびに嬉しくなりますが、3年間の実証実験ということは、令和6年3月26日以降はどうなってしまうのだろうか、と気になります。
 シェアサイクル実証実験について、現状と今後についてお聞かせください。

(答弁後)
 余談ですが、オープンデータにしたら良いのにと思っていたシェアサイクルの様々な利用状況のデータ活用が、国の個人情報保護法改正によってできなくなったとお聞きし、なぜ!?と思いました。そちらについては国のほうでぜひ、再考してほしいです。よろしくお願いします。
 

大きな12 路上喫煙禁止地区の指定について

 

 こちらは、令和元年12月議会と、令和2年9月議会で質問させていただき、その後、大きく動き、今では市内のほとんどの駅周辺が路上喫煙禁止地区になっております。今月は、残る戸塚安行駅周辺・西川口駅周辺のエリア拡大および両駅の喫煙所設置についてのパブリックコメントが実施されており、いよいよ全駅周辺の指定も夢ではなくなってきました。
 さて、全駅周辺が路上喫煙禁止地区になったとして、その後、どうなるのか気になります。本市のお考えをお聞かせください。

(答弁後)
 子ども達の目に入りそうな歩きたばこや、吸い殻のポイ捨ては、徹底的に取り締まっていただきたいと思います。
 

大きな13 野良猫について


(1)猫のフン害について

 地域の方から、すごくご相談をいただきます。猫大好きな私としてはそれを聞くと心苦しくもなるのですが、何を隠そう、猫のフン害については我が家も困っております。小さな芝生の庭に黒猫が糞をします。この恰幅の良い黒猫には怒りを覚えます。どうしたら良いでしょうか。教えてください。

(2)動物愛護推進員の広報について

 動物愛護推進員の方々、すごく頑張ってくださっています。無給のボランティアでそこまでしていただけるのか、と頭が下がります。なのに、そのご活躍ぶりが、あまり知られていません。ぜひ広報していただきたいのですが、いかがでしょうか。

(答弁後)
 昔は野良犬をよく見かけましたが、最近は見かけません。野良猫もそのうち、そうなるのかなぁと思います。猫を新しく家族に、と考えてらっしゃる方は、ぜひ保護猫を迎え入れてほしいなぁと思います。繁殖力が高いので、避妊・去勢手術もしてあげてください。
 

大きな14 選挙・投票促進策について


(1)投票場所ねじれ問題について

 投票日当日、目の前に投票所があるのに、遠くの投票所に行かなければいけない。そもそも投票所が遠いという声を多数いただいています。なぜこのようなねじれ現象が発生するのでしょうか。解消できないでしょうか。お答えください。

(2)移動期日前投票所(バス)の導入について

 地域の方から、遠くの投票所に行くのではなく、投票所が来てくれたらいいなというアイデアをいただきました。期日前投票所の1つとして導入されてはと思いますが、いかがでしょうか。

(答弁後)
 当日投票所、私も、今はなき南平れんげ荘、今はなき末広保育所、そして今は南平保育園と、元郷新道を挟んで移動する投票所を経験しました。やっぱり近いほうが楽です。
 また、本市の全投票所は、市の保有する専用回線、これが有線で特殊なものだそうですね。移動期日前投票所(バス)に有線は絶対に無理です。ということで、バスだけWi-Fiとか無理でしょうか。他市の事例を調査してみてください。

 それでは、最後の質問です。
 

大きな15 インクルーシブ教育および保育について


 これまで様々、質問させていただきました。特別支援学級も増え、インクルーシブ遊具が設置された公園も増え、今後さらに、障害のある子もない子も一緒に過ごす時間が増えていくでしょう。障害のあるなしに関わらず、子ども達は千差万別、みんなが特別で、誰一人として同じ子はいません。いろんな子がいて、お互いにその違いを認識し、学び、思いやりを持ち、助け合い、切磋琢磨していくと思います。子どもの頃のそういった積み重ねが、大人になり、豊かな社会を形成していくと思います。

(1)教育について

(2)保育について

 インクルーシブな社会の実現に向け、それぞれの本市のお考えを教えてください。

(答弁後)
 誰もが相互に個人を尊重し、支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の「共生社会」の形成を目指し、子どもの頃から、共に学び、共に遊び、成長する場づくりを、ぜひ、よろしくお願いします。

 多くの方に支えられ、今任期中に一般質問を5回行うことができました。
 進んだことも進まなかったこともありますが、こうして一般質問できることは、議員冥利に尽きます。
 

 これからの未来に輝く子ども達の心と命を守り、育む。
 貴重な機会をいただき、ありがとうございました。