こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

-[ お知らせ ]-

 

8月20日(金)10時から、かわぐちトーク会を開催します!

  • オンラインで、お話しませんか。
    仕事、家事、育児、学校のこと、とりとめもないこと……
    個別で、グループで、お子さんご一緒で全然かまいません。
    気になる方はメール等でお気軽にご連絡ください

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今日は、川口市議会、次世代支援・教育力向上特別委員会と、都市基盤整備・防災力向上特別委員会が開催されました。

そのうち、委員として出席した、次世代支援・教育力向上特別委員会について書きます。

 

報告事項が4件ありました。

  1. 待機児童の状況及び保育定員・保育人材の確保策について
    1. 待機児童の状況について
    2. 施設数及び保育定員数の推移について
    3. 保育定員及び保育人材の確保策について
  2. 教育委員会定例会の開催状況について
    1. 第6回教育委員会定例会(4月28日開催)の内容
    2. 第7回教育委員会定例会(5月12日開催)の内容
    3. 第8回教育委員会定例会(6月2日開催)の内容
    4. 第9回教育委員会定例会(6月17日開催)の内容
    5. 第10回教育委員会定例会(7月1日開催)の内容
  3. 小学校における35人学級の実施について
    1. 小学校における35人学級について
    2. 35人学級実施に向けての本市の主な課題と対応
  4. いじめ問題の現状について
    1. いじめ問題に関する調査状況
    2. 損害賠償請求事件について

 

1. 待機児童の状況及び保育定員・保育人材の確保策について

 

令和3年4月1日現在の待機児童数は30名とのこと。

 

利用申し込み児童数が、3032名。

うち、利用保留児童数が、778名。

 

この利用保留児童数から、国の定義(※)に基づき、「家庭保育室等を利用」21人、「求職活動を休止」78人、「育児休業を継続」359人、「特定の保育所等を希望」290人を覗いた数字が、30名。

 

※厚生労働省の「保育所等利用待機児童数調査要領」、保育所等利用待機児童数調査について(平成29年3月31日付け雇児保発0331第6号厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課長通知)

 

この計算については、川口市からプレスリリースも出ています。

 → (5月14日:保育幼稚園課)令和3年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について(pdf:417.0KB)

 

 

施設数・定員・待機児童数の推移も、プレスリリースの通り。

 

保育定員及び保育人材の確保策については、私立幼稚園の認定こども園への移行支援や、これまでの人材確保策を継続して行うとのこと。

 

民間保育所の整備については、令和4年度に認可園3つ、認定園1つ、こども園1つが開園予定で、歳児によっては空きが生じていることから、令和5年度開園に向けての公募はしないとのこと。

 

私からは2点、質問しました。


Q1. 今年の3月から、「育休を取得すると退園になる」というご相談を多くいただいている。私も大変驚いた、川口市にはそんな制度がないと思っていたから。これまでそんな話を聞いたことは一度もなく、保育園の先生も、児童館や支援センター等の職員も知らなかった。「入園1年未満は退園となる」というルールは以前からあったそうだが、「令和3年度保育園利用の手引き」に記載はなく、2月頃に川口市サイトに明記されて知った。現在は、「令和3年度保育園利用の手引き」は第2版に改訂され、この点に関し、Q&Aに2問追加されたのは確認している。昨年はこんな相談はなかったが、このコロナ禍において、昨年度0歳児入園を見送り、今年度1歳児入園のつもりで育休延長し、その間に第2子、第3子を妊娠している方もいて、ご相談が増えたと思われるとはいえ、突然のルールに大変混乱しながらも、やむなく入園を辞退・退園された方もいる。所沢市で、2015年に育休退園問題として話題になり、全国ニュースにもなった。その所沢市は、現在は育休退園加点として100点を加算している。さいたま市も、11点を加算している。今年度、入園を辞退・退園された方のフォローについて、どうお考えか。

 

A1. 今年度の入園において混乱を招いたことは事実であり、大変申し訳ない。来年度の入園において、加点を検討している。

 

答弁後、「加点を検討中とのことで、市民に寄り添ったご対応を」「『どうせ育休退園になるから』と入園を辞退された方のフォローもお願いします」と要望しました。

 

手元には、国の通達の1~4ページ(育児休業取得時の継続利用)を印刷して持っていたのですが、発言し漏れました……

ちょっと長々と質問しすぎました。

 

Q2. 保育の数だけでなく保育の質も気になる。保護者からの通報や転園希望が殺到している園もあると聞くが、保育の質の担保についてはどうされているか。

 

A2. 事業報告や巡回(年1回、保育士が見る)を行っている。

 

答弁後、「保護者からの相談が相次いでいる園については、厳しめに確認をお願いしたい」と要望しました。

 

質の担保については、今年度から全15回のオンライン研修も始められたそうで、その研修内容が委員会後に配布されました。

とてもしっかりとしたプログラムで、講師陣も凄い方々で、タイムシフト視聴もできます。(委託事業です)

 

各講座毎に園単位の申し込み制となっており、どこの園が申し込んでいるかも分かるそうで、各回100~130園ほどの申し込みがあるそうです。(市内の認可園、認可外園、家庭保育室等、全ての保育事業者にご案内しているそうです)

 

2. 教育委員会定例会の開催状況について

 

第9回教育委員会定例会(6月17日開催)の内容にあった、「GIGAスクール端末の持ち帰り運用の開始について」に絡み、私からまずは、2点、質問しました。

 

Q3. 学校・学年・学級毎に持ち帰り状況が違うと認識している。特に夏休み期間中の持ち帰り状況について気になるのだが、把握されていればその割合を教えていただきたい。

 

Q4. 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっている中、2学期がどうなるのか、登校させて良いものか、ご不安な方も多くいる。そこで、導入したGIGAスクール端末の出番かと思うのだが、2学期からの活用に向けた取り組みを教えていただきたい。

 

A3. 夏休み期間中の持ち帰り状況については、現在まだ夏休み期間中であり、把握はしていないが、市内全学校に、家庭に持ち帰り接続テストをするよう伝えている。

 

A4. 夏休み期間中、サマースクールを3日間設定するよう指導しており、現在はコロナの感染状況を鑑み短縮・中止も可能と各学校に伝え、学校長判断で継続・短縮・中止されている状況だが、そのサマースクールにおいて、2学期からの活用も視野に入れた取り組みをと指導している。

 

答弁をいただいて、さらに質問しました。

 

Q5. 「市内全学校に、家庭に持ち帰り接続テストをするよう伝えた」そうだが、私が知る限り、全部見たわけではないが、小学3年生以降を対象にしている学校が多い。小学1・2年生についてはどうか。

 

A5. 各学校には「可能な範囲で」と伝えており、小学1・2年生は保護者のサポートも必要なことから、校長判断でやっていないのかもしれない。こちらから小学1・2年生を除外してはいない。

 

答弁後、「この感染状況で、2学期が不安なので、低学年も含め、GIGAスクール端末をさらに活用してほしい」と要望しました。

 

さらに追加で、質問しました。

 

Q6. 保護者用ヘルプデスクについて、設置期間が9月15日までとなっているが、延長予定はあるか。また、利用状況を教えてほしい。

 

A6. 保護者用ヘルプデスクは、持ち帰りを始めた当初3ヶ月間での委託になっており、延長の予定はないが、これとは別に通常のヘルプデスクがあり、常時設置している。保護者用ヘルプデスクの利用状況については、7月14日時点で193件の利用があった。

 

2学期、不安ですよね……

うちの子も、小学2年生で持って帰ってないし、接続テストもしてないのですが大丈夫なのかな。

 

3. 小学校における35人学級の実施について

 

段階的に35人学級にしていくが(現在の小学2年生以降の子達はずっと35人学級となり、令和7年度に全学年35人学級になる)、令和7年度までに普通教室の不足が見込まれ改修工事が必要となる見込みの学校は、52校中10校あるとのこと。。

 

また、教職員の確保も、県と連携し早め早めに対応するとのこと。

なお、令和7年度までに必要な職員数(事務員も含む)の増見込みは、約90名とのこと。

 

普通教室の整備や職員数確保の他、特別支援学級や通級指導教室の整備、GIGAスクール構想に基づくネットワーク環境や空調等の整備、教職員の増加に伴う職員室の整備、学級数の増加に伴う給食調理室・配膳室の整備、放課後児童クラブにおける安定的なクラブ室の確保策と運検討が必要になるとのことです。

 

普通教室を確保するために、放課後児童クラブの部屋を転用する可能性がある学校もあり、その場合はグラウンドに放課後児童クラブ用のプレハブ室を作るかも、とのことでした。

 

これについては、質問せずでした。

滞りなく進めていただければと思います。

 

4. いじめ問題の現状について

 

私からは1点、質問しました。

 

Q7. アの学校の事案について、不登校の原因がいじめであると判明するまでの期間が非常に長いが、なぜ判明しなかったのか。その不登校の間のフォローはどうされていたのか。

 

A7. (特定されるかもしれないので割愛)

 

答弁後、「丁寧なフォローをお願いします」と要望しました。

 

他の委員からも質問があった後、秘密会に移行し、終了ました。

 

午後は、都市基盤整備・防災力向上特別委員会があり、途中から傍聴したので、明日はそのご報告を書きたいと思います。

 

また、明日は、地域活力・市民生活向上特別委員会があります。

そちらも傍聴する予定です。(傍聴はできる限り行く)