こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
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先週、たまたま、興味深いインタビューを見つけました。
昨夜、川口市サイトをサーフィン中に見つけた、2007年11月15日のエルザタワー55理事長兼自治会長のお話。https://t.co/s7i1rLnBG7
— おぎのあずさ 川口市議会議員(あずさ後援会ツイッター支部) (@OgnAzs) May 17, 2021
めちゃめちゃ興味深くて、何度も読み返している。
13年半前と今とで、何が変わったかな。
「新住民」「旧住民」という表現は、分断を生みそうだが普通に使われている。
読んでいて、分からない単語もあるのですが(例:「マル商」他)、だいたい、分かるような、今も通ずるものがあるような気がして。
そもそも、「新住民」「旧住民」という言葉に、私自身は抵抗があるものの、昔から、また日本中で広く使われている言葉なんだと、インターネットで検索してみて認識した次第です。
ちなみに「新住民」「旧住民」の言葉の定義はありませんでした。
(私が持っている辞書には載っていない)
最近、買った本でも、使われていました。
まんまと釣られて買いました。
— おぎのあずさ 川口市議会議員(あずさ後援会ツイッター支部) (@OgnAzs) May 19, 2021
末広の明文堂書店さんで、週間ベスト文庫1位になっていました。
発売日は一昨日なんだけども🤣
これから読みます。 https://t.co/sj1hV0HIaA pic.twitter.com/vzifqTM75l
私は完全に、「新住民」側の人間で、今住んでいるマンションも、もともとは鋳物工場があった場所と聞きました。
川口元郷駅から都内に通勤し、子どもが生まれるまではそれほど川口市を意識せず、町会費はマンションの管理費から自動的に支払っていたものの、町会活動も参加せず……すみません。
また、インタビューの中にもあるように、
自治会の活動だったら仕方ないかなと思うんですけれども、管理組合というのは、入居するときに管理規約にハンコを押して入ってきているわけですね。なのに、結局、輪番制の理事になったとしても、「私はそういうことをやるために入ってきたんじゃない。」と堂々と言いますからね。「でも、あなた、これにハンコを押していますよ、というか、ハンコを押さないとこれ入ってこれないんですから、これはルールというか、法律なんですよ。」と言っても、結局、「私はそういうために入ってきたんじゃない。」と、結局、かかわりたくないんだということをやはり平気で言う方がおりますね。
うちのマンションも、理事は輪番制ですが、理事になっても理事会に全く参加しない方が、残念ながらいらっしゃって、その方はどういう気持ちなのかなと疑問だったのですが、このインタビューを見て、そんな気持ちなんだと分かった(直視した)次第です。
なお「新住民」=「マンションに住んでいる人」ではないですよね。
インタビュー当時の増田氏のように、川口市生まれ川口市育ちでマンションに引っ越された方もいらっしゃいますし、市外から戸建てに引っ越して来られた方もいらっしゃいますから、マンション=新住民、が成り立つわけではありません。
また、我が子達は川口市生まれ川口市育ちで、この子達は「新住民」なの? 「旧住民」なの? そもそもその区分けはいったい?状態に陥ります。(だからこの言葉に抵抗があるのかもしれない)
さらに、今日、事務所にいらっしゃった方もそうですが、20~60年前に川口市に転入されてきた、当時は「新住民」だったけれども今は? という、長く川口市にお住いの方もいらっしゃいます。
私のような、「新住民」でも議員に立候補するような人もいて。
私は昔から口を出すんだったら手を出せと、自分がやって、でないと言えない。だから、陰口というか、やってないでぐうたら言うのは嫌いなので、まずやって、自分のやりたいことをやるじゃないけれども、というのが主義なので、自分は立候補でした。
増田氏のこの気持ち、めちゃくちゃ分かるんですよね。笑
ただ、ただですよ、やっぱり、私は川口市に12年しか住んでおらず、それ以前の川口市のことは誰かに話を聞くか、記録を読むかでしか知りえず、当時を経験しているわけでもなく、さらに自分の生まれ育った場所(兵庫県姫路市)にも強い愛着がありますから、川口市生まれ川口市育ちの方には引け目を感じてしまいます。
川口市をより良くしたいという気持ちはかなり強いですが。
子どもがいなかったら、そうはならなかった。
子ども達の故郷となる川口市だから、より良くしたいと思った。
当時の、南平地区の市議会議員さんでいらっしゃった池田氏が、
私もよく研究しているんですけど、いわゆるマンションに住んでいる比較的新しい市民の方が地域に何とかおつき合いいただきたいということをやっているんですが、今の形を見ると、行政も心配だから、まず自分たちの建物だけ、とりあえず住んでいるさっきの約1,800人だけは自分たちで共同で守ろうと、そのためには異論はないと。でも、例えば行政の方からこういうことをしてほしいとか、こういうことも一緒に手伝ってほしいとかと言うと、なかなか参加は、今、理事長さんの立場から行政との一体化といっても、なかなかこれは難しいですか。
また、落合氏が、
自分たちマンション住民の共通利益のためにまとまっているということだと思うんですけど、先程のお話は、マンション住民は地域の町会活動に対して全然理解がない、あるいは信頼していないというようなご紹介がありました。しかし、地震・水害等が発生したことを想像すると、場合によってはマンションの人がマンションを出て地域共通の避難所に逃げるというような関係も出てくるかもしれないし、自分たちもそういう利益は持っているのですから、そういう認識を何かうまく持ってもらわないと、永久にマンションだけが独立王国みたいになって、地元と関係なく、勝手にさっさとやるみたいな形が続いていくように思われます。そういうのを打破しないと、永久に新住民のままだと思います。
そんなに利益にならないと思われることでも、その地域のいろいろな活動に、例えば、環境整備活動を町会がやっているときには自分たちも歩くところなんでしょうから参加するとか、こういう活動なんかにも積極的に出ていかないと、いつまでもコミュニケートしないような感じがします。きれい事かもしれませんけれど。
とおっしゃっていて……
「新住民」と「旧住民」の乖離・分断が、如実に表れているなと。
私は、不思議な立場で、こう言われると「新住民」としては「え、怒られているの?」と感じる気持ちも分かるし、「旧住民」の「あなた達が住んでいる街でしょ!」という気持ちも分かるんですよね……
まとまらないのですが、今は、マンションも管理組合ごと町会に加入しているケースもあるし、加入は個別のケースもあるし、戸建てでも町会・自治会に加入していないご家庭もあります。
川口市は、昔も今も、転入者が多い街かと思います。
いろんな考えの方が昔も今もいらっしゃって、「新住民」「旧住民」ときっぱり割れるものでもなく、むしろわりと転入者に寛容な地域ではないかと思います。(昔からの慣れもあると思う)
「他人任せ」というのは、また別の問題かなとも思います。
「長く住む」という意識の有無が、重要かもしれません。
「地元愛」というものの育み方?も、重要かもしれません。
このインタビューを読み、川口市における自治、住民参加というのは、今も昔も難しい課題の1つなんだな、と再認識しました。
「政治を身近に~」「投票率の向上を~」の難しさよ……
私はこうして、エルザタワーを撮ることが多いのですが、
川口・地元にお住いの方々は、どう感じてらっしゃるのでしょうか。
やっぱり私は「新住民」側の人間でしょうか……