こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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先週金曜日、川口市立小学校に通う児童3名(ご兄弟)が新型コロナウイルス陽性と判明し、翌土曜日を臨時休校にして消毒、今週から当該学校は通常通り再開しています。

  1. 川口市保健所管理課より第一報:7月10日 新型コロナウイルス患者の発生について(118~122例目)および(114~117例目続報)(pdfが開きます)
  2. 第一報を受けて川口市教育委員会庶務課より今後の対応について:本市小学校にて新型コロナウイルスに感染した児童が確認されました(令和2年7月10日)(pdfが開きます)
  3. 川口市保健所管理課より続報:7月13日 新型コロナウイルス患者の発生について(130~132例目)及び(118~129例目の続報)(pdfが開きます)

 

この件に関して、保護者から「不安」との声が寄せられています。

そりゃそうです、同じく私も不安です、他人事ではありません。

ということで、私が確認したことをブログに書こうと思います。

 

なお余談になりますが、前提として私の考えを先に申し上げておきますと、新型コロナウイルス感染症について現時点では、いくら調べても正解は出ず、不安はなくならないと思います。

 

というのも、私は今もなお、(※)インフルエンザ脳症やSIDS(乳幼児突然死症候群)、小児がん等も怖くて、不安です。

それはもう子どもが大きくなるまでは解消できないかな、と。

 

むしろ子どもが成人しても、交通事故や災害、娘が妊娠したら経過は良好か(胎児より娘の心配をする)出産を無事終えるか、産まれた孫はすくすく育つか、以降(※)の繰り返しな気がします。

 

だから逆に私は、今回の新型コロナウイルス感染症について、不安は不安ですが事実のみ追うような確認の仕方をしています。

(子どもの闘病記とか読み始めると沼にハマるタイプなので……)

 

これを書いたところで、保護者の皆様のご不安が解消されるとは思えないのですが(すみません)、市の対応について共有することで少しでもお役に立てたらと思い、淡々と書きます。

 

まず、当該学校が1日の休校のみで学校を再開している理由は、

  1. 当該児童達がいずれも7月4日が最終登校日であり、
  2. 家庭内感染が強く疑われ、
  3. 3名の中で最も早く症状が出た児童は7月8日発症。
  4. 国立感染症研究所の「濃厚接触者」の定義による、発症2日前からの校内接触者はいない。
ためではないかと、事前に調べて予想し、学校保健課に確認したところ、その通りでした。
これは川口市保健所と相談した上で決めたそうです。
 
続いて、もし学校内、学級内に濃厚接触者がいたとしたら、どういう対応をしていたのか。(する予定なのか)
ここで思い浮かぶのが、インフルエンザの学級閉鎖です。
 
インフルエンザの学級閉鎖は、学校保健安全法第20条および学校保健安全法施行規則第18条に基づき学校の設置者(教育委員会ですが、実質的には学校長)の判断で行われます。
 
新型コロナウイルスについても同様で、学校保健安全法第20条および学校保健安全法施行規則第18条に基づき学校の設置者の判断で行われます。
 
今回は濃厚接触者が0名のため、学級閉鎖は行われませんでしたが、もし濃厚接触者が複数確認された場合には、学級閉鎖、学年閉鎖、状況によっては当該校の休校も検討されるそうです。
(余談ですが葛飾区の例を挙げたら、学校保健課さんもご存知で「まさに濃厚接触者が複数いたのでは」とのことでした)
 
なお、本人の出席停止については、インフルエンザを始めとする「第二種感染症」の場合は学校保健安全法施行規則第19条にその期間が定められておりますが、今年「指定感染症」に指定された新型コロナウイルスを始めとする「第一種感染症」の場合は「治癒するまで」が出席停止になります。

 

当該児童は現在、2週間の出席停止措置下にあります。

ここで「2週間後に出席して大丈夫か」という懸念を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、こちらはWHO(世界保健機関)および米国CDC(疾病予防管理センター)の基準を参考にしており、最新の知見を踏まえたものになっているそうです。(参考記事

 

続いて、学級閉鎖となった場合の対応について、川口市教育委員会指導課および学務課に確認したところ、当該学級や学年においてのみ、振替授業、振替登校となる可能性や、学級閉鎖中も春の休校中のように課題が出される可能性があり、やり方は学校長の判断によるとのことです。(インフルエンザの際と同様)

 

ただし、学校に課題を取りに来ることはできないため、学校ホームページを使ったオンラインでの課題配布か、先生のポスティングになるのでは、とのことでした。(最終判断は学校長)

 

最後に、川口市保健所に電話をして、学校保健課とのやりとりの確認と、保護者から複数の相談が寄せられていることを報告。

今のところ、当該学校でその後、それらしき体調不良の児童は出ていないそうで、学校感染は発生していないのでは、という見立てだそうです。(まだ様子見の段階ですが)

 

なお、学校に限らず感染症が拡大している状況なので、違う学校や違うルートで学校内の感染が発生してもおかしくなく、もし発生した場合はその都度、学校保健課、川口市教育委員会と綿密に連携を取り、総合的に判断していくそうです。

学校版「新しい生活様式」も確認されているそうです。

 

学校での感染および感染拡大が発生しないことが望ましいのですが、もし児童生徒、教職員の感染が確認され、濃厚接触者等が発生した場合には、インフルエンザと似た対応になるようです。

 

自分達ができることは、家庭に新型コロナウイルスを持ち込まない、手洗い、消毒等の予防策を徹底することかと思います。

引き続き、皆さまのご協力を、よろしくお願いします。

 

今日の写真は、近所の八百屋さんで買ったスイカ、美味しかった。

すっかり夏ですが、今日も涼しかったですね。

 

最後に、本日確認された市内陽性患者について。

市民の皆様におかれましては、

  • 手洗い(30秒以上)
  • orアルコール消毒
  • 「3つの条件が重なる場」を避ける
    • 換気の悪い密閉空間
    • 人が密集している
    • 近距離での会話や発声がある

を徹底していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。