こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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昨日は、都市基盤整備・防災力向上特別委員会が開催されました。

私はオブザーバーとして参加しました。

 

議題は、報告事項として下記3つがありました。

  1. 本市における生産緑地の今後のあり方について
    1. 当初指定から30年が経過する生産緑地地区について
    2. 検討結果の概要
  2. 桜町地区住宅市街地総合整備事業について
    1. 概要
    2. 経緯
    3. 計画
    4. 現在の課題
    5. 事業区域の見直しについて
    6. 「新整備計画」の考え方について
    7. 今後のまちづくりルールについて
  3. 配水ブロック化事業について
    1. 事業の概要
    2. これまでの経緯
    3. 現状と効果
    4. 実施について
    5. 想定被害への対応について

通常でしたら、①各報告事項の説明が市職員からされた後、②委員からの質問に答える形式でしたが、今回は①は紙資料で事前に配布されていたので、いきなり②から始まる流れでした。

 

1. 本市における生産緑地の今後のあり方について

 

「生産緑地」とは、平成3年の生産緑地法改正により平成4年から指定された土地で、税務上の優遇(納税猶予・軽減)が受けられるかわりに、売却等ができない(農業を継続する)制約があります。

 

農業事業者が死亡(故障)するか、指定から30年が経つと、市に対し、いつでも「買取申し出」(市に「買い取ってね」と言うこと)ができ、この30年というのが、令和4年(の本市では12月)になります。

 

ここで一斉に皆が「買取申り出」を行い、市が買い取らないと、そこは「生産緑地」ではないので、自由に売却等が可能となります。

市街地内の緑が減り、地価が下落することが予想されます。

 

国は、この問題を危惧し、平成29年に生産緑地法を改正し、「特定生産緑地」といって30年を40年に延ばせる(税制優遇が継続する)制度を新たに創設しました。

 

が、いつかくる「買取申し出」に備え、川口市ではみどり課を中心に庁内プロジェクトチームを立ち上げ検討しているそうです。

その検討状況が、報告がされました。

 

委員からは手厳しい質問が飛んでいました……

あと2年なので、具体的な予算計画等の質問がされていました。

参考:生産緑地地区制度(川口市)

 

2. 桜町地区住宅市街地総合整備事業について

 

旧鳩ヶ谷市の時から続く総合整備事業で、平成15年から着手し、平成20年にはUR東鳩ヶ谷団地やその周辺道路、公園等は整備されたものの、一部地域では整備事業未着手状態が長く続いており、その経緯や課題、事業計画の見直しが報告されました。

 

国が公表した「重点密集市街地」(桜町3丁目、約13.2ha)があり、重なるように約0.3haの「消防活動困難区域」があり、木造家屋が密集し、細街路が多く、建替も困難で、防災上の危険があります。

また、低地となっており、雨水での冠水もあるそうです。

 

空き家や空き地の確認を進めつつ、「まちづくり懇談会」「まちづくり協議会」などで意見交換を重ねているそうです。

雨水や火災の心配は皆さんがしており、一方で交通量の増加等が懸念され、今後もまちづくり協議会を通じ地域の方と話すそうです。

 

3. 配水ブロック化事業について

 

旧鳩ヶ谷市区域以外の、旧川口市区域は、全域を1つの管網でつないでいて、6つの浄配水場すべてから配水を行う仕組みになっているそうです。

 

この「1つの管網」は、水の流れが複雑な上、災害時等に発生する断水の影響が広域に出る可能性があるため、地区毎にブロック化することで、その影響をブロック内に留めたいとのことです。

また、障害発生時も、区域毎に対応できるようになるとのこと。

 

デメリットとしては、この配水ブロック化工事(管網切断)時に、濁り水が出る(対象世帯数41200世帯、97200人)ことで、その対策として事前周知の徹底や管内流況観測の整備を行うそうです。

 

特別委員会の報告は、以上になります。

 

最後に、本日確認された市内陽性患者について。

市民の皆様におかれましては、

  • 手洗い(20秒以上)
  • orアルコール消毒
  • 「3つの条件が重なる場」を避ける
    • 換気の悪い密閉空間
    • 人が密集している
    • 近距離での会話や発声がある

を徹底していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。