こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。

 

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今日は、2月28日に傍聴した、第1回川口市総合計画審議会内の「自治体の総合計画」という勉強会について書き留めます。
 
東京大学法学部・大学院法学政治学研究科の教授であり、当審議会の副会長でもある、金井利之氏が講師でした。
着座を勧められて「立っているほうが楽なんで」と言われていて、少し笑いが起きました。(つかみばっちり)
 
 
①の資料をベースに、お話をざっくり1行ずつでまとめると、下記。
 
1. 総合計画とは
期間を定め達成すべき目標と施策・事業を定める文書。
 
2. 総合性とは
自治体として取り組むべきすべての課題と施策を包括すること。
 
3. 総合計画の変遷
変遷を経て現在では「地域(社会・経済)経営計画」になっている。
 
4. 総合計画の内容
①将来像・方向性、②中期的な取組(施策)、③具体的な事業。
 
5. 総合計画の策定過程
庁内で課題設定・調査・研究・検討→審議会→パブコメ→議決。
 
6. 総合計画の機能
限られた資源の有効活用、政策の関係性と優先順位の明確化。
 
7. 総合計画とマニュフェスト
総合計画は自治体の計画であり、首長マニュフェストではない。
 
8. 総合計画と自治基本条例
総合計画は川口市自治基本条例を最大限尊重し整合させる。
 
9. 総合計画と行政評価。
総合計画はPDCAのうちのP。評価をもって次計画を作成する。
 
10. 自治体経営戦略としての総合計画
デパートかコンビニか、そういった戦略を決めるのが総合計画。
 
最後に、「世間一般の常識も大事だが、川口市の方針も大事」、そして「一度決めた方針は、そう易々(やすやす)と変更してはならない」と締め括られました。
 
②は、第5次総合計画の抜粋です。

なお将来都市像である「人と  しごとが輝く  しなやかでたくましい都市 川口」は、キュポラ本館棟に似た標語が掲示されていて。

(全く同じではないけど、ほぼ同じですよね)
 
さらに余談で、実は自分の選挙時のキャッチコピー「つよく、しなやかに、価値ある川口へ!」とも、とても似てるなーと……
私の名前「梓」が、「つよく、しなやかに」といった意味を持っていて(梓木は弓によく使われるそうです)このキャッチコピーを作ったのですが、本当に、たまたまの偶然で、かぶってしまいました……
 
自治体の総合計画は、その自治体の最上位計画ですので、委員の皆様にはしっかり審議していただき、また、パブコメの際には市民の皆様に積極的に意見を寄せていただけたらと思います。
 
私も、傍聴できる時には傍聴します! そして議会で審議します。